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蒲焼のタレを手掛けるユタカフーズ(2806)

企業分析
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ユタカフーズが鰻銘柄として紹介されていました。ユタカフーズのうなぎのたれは業界トップクラスの生産量を誇り、国内外の生産者に向けて、お客様に合わせた粘度・色合い・味を提供しているようです。

東洋水産が50%出資し、東洋水産向けの売上比率も高いです。親子上場解消に伴い、株価上昇も期待できるので、調べました。

東海地区の中堅食品メーカー。
即席麺等は東洋水産から受託。
たれ、顆粒OEMも。自社製品育成

四季報

沿革

1919年 坂野氏が梱包用木箱、建築用材料の製造開始

1952年 主要な製品を味噌醤油の醸造業に転換

1961年 株式上場

1976年 東洋水産の経営参加を得、だしの素の受託製造を開始、生麵の受託製造を開始

1977年 即席麵工場新築、即席麵の受託製造を開始

1991年 即席麺(カップ麺)工場新築

2002年 液体調味料工場新築

2003年 東洋水産から山陰東洋水産の営業の全部を譲り受け、鳥取工場として稼働開始

事業内容

液体、粉体、チルド食品及び即席麺の4部門の製造販売

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
20.320,2851,0151,119976140.640
21.321,2381,3931,481990142.640
22.315,0101,3581,4591,008145.240
23.313,7408921,01068398.440
24.313,80458669745966.240

セグメント

有価証券報告書24年3月期

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金64(26%)
関係会社短期貸付金55(22%)
投資有価証券20(8%)

負債

有利子負債2百万円
リース債務のみで借入金はなし

純資産

自己資本比率89%
配当性向60.5%
利益剰余金225(90%)

損益計算

売上高
営業利益率4.2%
経常利益率5.0%
当期純利益率3.3%

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費56
固定資産 に対する支出737

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得33
配当金の支払00

株価 個人的な購入価額

2,302円(2025.2.28)

時価総額20,332百万円(02/28)

配当利回り(会社予想)1.74%(02/28)

1株配当(会社予想)40.00円(2025/03)

PER(会社予想)(単)28.06倍(02/28)

PBR(実績)(単)0.71倍(02/28)

EPS(会社予想)(単)82.04(2025/03)

BPS(実績)(単)3,223.54(2025/03)

ROE(実績)(単)2.10%(2024/03)

直近5期の平均EPS:119円

進捗:79%(3Q)

需要・顧客構造(+5%):

食品関係は景気に左右されず、安定した業績を維持できそうです。しかし、東洋水産向けの受託生産が売上高の67%を占めており、東洋水産の購買政策に業績が左右されそうです。一定の利幅を越えると、値下げを要求され、大きな利益は期待できなさそうです。

競争環境(▲5%):

食品は比較的参入障壁が低く、競争環境は厳しそうです。

ビジネスモデルの有望性(+5%):

愛知の本社工場に大型の設備投資を実行しています。

有価証券報告書24年3月期

現状の償却額が5億円程度なのに対して約100億円の設備投資なので、25年度以降の償却費負担額が大きくなり、利益を確保できるか不安です。

投資対象はチルド食品事業で、現状の利益率は高いので大丈夫だと思いますが、供給量の増加により、価格競争に陥らないか不安を感じます。

株主優待(+2%):

100株で800円相当のだし取り職人という自社優待商品がもらえます。持株数に応じて、もらえる商品のグレードがあるのは魅力的です。

個人的な好み(+5%):

無借金経営でキャッシュリッチな所が魅力的です。東洋水産が5割超株を有しています。持株関係に変化はありませんでしたが、本社工場の設備投資が成功し、26年3月期に大幅増益になるようなら、TOBの可能性もあると思います。来年度の業績予想が出るまで様子見しようと思います。

個人的な目標株価

PER119×14倍=1,666
PBR3,224×0.7倍=2,257
プレミアム1,961×1.05×0.95×1.05×1.02×1.05=2,200

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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