観光地に行くと、バスの本数が少なく、タクシーGOも使えず、車がないと交通手段に困ってしまいます。
一般のドライバーが自家用車を使って有償で他人を送迎する「ライドシェア」が2024年4月から部分的に解禁され、交通手段の不満が少しは解消すると思います。
ダイヤモンドZaiのライドシェア関連銘柄で紹介され、気になったので、調べてみました
IoT製品とカーシェア用車載機器の開発会社。
四季報
センサー技術を持つ。
オリックス軸に再建中
沿革
1977年 オフィスコンピュータの開発を行うため東京都豊島区に設立
1986年 日本製鉄の子会社となる
1993年 液晶プロジェクター用映像エンジン開発
2007年 オリックスのグループ会社となる
2008年 オリックス自動車カーシェアリングサービス「オリックスカーシェア」用車載システムを開発
2010年 株式上場
事業内容
セグメントの名称 | 事業内容 | |
IoT事業 | * | IoTサービス |
* | IoTにおける、センサ搭載通信端末機器のハードウェア製品(カーシェアリング車載機等)の開発・生産 | |
* | サーバーアプリケーション開発 | |
* | Webアプリケーション開発 | |
* | IoTプラットフォーム製品の開発・生産 | |
* | IoTインフラの構築・運用サービス | |
製造受託事業 | * | 咬合力計測機器用回路基板の開発・生産 |
* | 通信アミューズメント機器の開発・生産 | |
開発受託事業 | * | 組込み型ソフトウェアの受託開発 |
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連21.6 | 1,291 | -138 | -137 | -449 | -30.6 | 0 |
連22.6 | 1,170 | -207 | -206 | -210 | -14.2 | 0 |
連23.6 | 985 | -226 | -228 | -289 | -19.5 | 0 |
財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金20(77%)
有形固定資産1(4%)
無形固定資産0.5(2%)
負債
有利子負債-
純資産
自己資本比率88%
配当性向-
利益剰余金7(28%)
損益計算
売上高
営業利益率-23%
経常利益率-23%
当期純利益率-29%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 0.7 | 0.9 |
固定資産 に対する支出 | 0.9 | 1.1 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | – | – |
配当金の支払 | 0 | 0 |
株価 個人的な購入価額
243円(2024.2.22)
時価総額3,594百万円(02/22)
配当利回り(会社予想)—(–:–)
1株配当(会社予想)—(2024/06)
PER(会社予想)—(–:–)
PBR(実績)(連)1.67倍(02/22)
EPS(会社予想)—(2024/06)
BPS(実績)(連)145.69(2023/06)
直近5期の平均EPS:▲11.1円
進捗:―
需要・顧客構造(+10%):
テレマックシステムはオリックスグループのIoT事業を技術面から全面的にサポートしており、安定した顧客基盤があると思います。
競争環境(▲20%):
新しい市場向けに製品・サービスを提供していますが、参入企業も多く競争環境は厳しそうです。新市場は、需要の創出・プロモーションに過大な資金を要します。ユビテックは売上高10億円であり、会社規模が小さく、単独で厳しい市場を勝ち抜くのは難しそうです。
ビジネスモデルの有望性(▲10%):
カーシェア向けの製品やアルコールチェッカー、ドライバー向け安全運転支援サービスなど、成長性のある分野に進出しています。
しかし、ユビテックが生産・販売したテレマティクス車載機製品が不具合により回収されました。自動車向け製品は安全性・信頼性が特に重要視されるので、企業ブランド力の毀損は大きく、今後の成長に大きなマイナスだと思います。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲20%):
21年6月期から3期連続最終赤字であり、24年6月期も2Qまで赤字です。オリックスが発行済み株式数の58%を有しており、自己資本比率も高いので倒産はしないでしょうが、業績の回復ビジョンが見えません。購入に消極的です。
個人的な目標株価
PER-11×14倍=-154
PBR146×0.7倍=102
プレミアム-52
現状では、購入圏外です・・・
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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