愛媛のハマチ・タイ養殖会社であるヨンキュウの株を1,300株購入しました。1銘柄に多額の資金を投じたため、頭の中がヨンキュウで一杯となっています。独り言でヨンキュウ・・・という始末。
ヨンキュウは養殖と飼料の2本柱であり、ヨンキュウの政策保有株式には中部飼料も含まれています。中部飼料はヨンキュウの飼料購入の調達先の1つであり、重要なパートナーであるので調べました。
飼料大手。
畜産手がけるが直系農場ない。
需要家直結の差別化品注力。
伊藤忠との提携は見直し
沿革
1949年 戦後、平野氏が創業した資料雑穀商平野商会を改組し、愛知県半田市において、中部飼料を設立
1961年 株式上場
1972年 加茂牧場を愛知県豊田市に設置、肉牛の肥育、豚の繁殖を開始
1976年 畜産用機器(畜糞発酵処理機他)を開発、販売開始
2007年 中国に子会社を設立
2015年 みらい飼料の株式を取得
2018年 神栖工場(肥料)を茨城県神栖市に設置
事業内容
飼料セグメント:
鶏・豚・牛用の畜産飼料、魚用の水産飼料の製造、販売等を行う「」
その他セグメント
消費者向けの畜水産物の販売、畜産用機器の販売、配合肥料の製造、販売、保険代理業等
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連20.3 | 183,428 | 6,020 | 6,462 | 4,732 | 156.4 | 26 |
連21.3 | 181,356 | 5,387 | 5,744 | 3,782 | 126.0 | 28 |
連22.3 | 193,392 | 4,138 | 4,564 | 3,211 | 107.1 | 32 |
連23.3 | 243,476 | 1,670 | 2,069 | 827 | 28.0 | 34 |
連24.3 | 234,227 | 3,932 | 4,464 | 3,327 | 112.6 | 40 |
セグメント

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金30(3%)
有形固定資産247(24%)
投資有価証券76(7%)
負債
有利子負債76(7%)
純資産
自己資本比率63%
配当性向35.5%
利益剰余金541(52%)
損益計算
売上高
営業利益率1.7%
経常利益率1.9%
当期純利益率1.4%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 30 | 29 |
固定資産 に対する支出 | 36 | 38 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 0 | 0 |
配当金の支払 | 10 | 10 |
株価 個人的な購入価額
1,276円(2025.2.7)
時価総額38,755百万円(02/07)
配当利回り(会社予想)3.92%(02/07)
1株配当(会社予想)50.00円(2025/03)
PER(会社予想)(連)11.10倍(02/07)
PBR(実績)(連)0.57倍(02/07)
EPS(会社予想)(連)114.99(2025/03)
BPS(実績)(連)2,247.03(2025/03)
ROE(実績)(連)5.25%(2024/03)
直近5期の平均EPS:106円
進捗:70%(3Q)
需要・顧客構造(+5%):
飼料原料の多くを輸入に頼っており、輸入飼料の原価に占める割合も高いです。飼料価格安定基金負担金によって、購入価格が平準化されていますが、高止まりが続き、事業環境は厳しそうです。一方、飼料は国内畜産農家・水産事業者向けの販売が多く、肉類・魚類は日々の生活で欠かせないものなので、景気の影響を受けづらく、需要環境は良さそうです。
競争環境(+10%):
飼料事業は、全農、フィード・ワン、中部飼料、日本農産工業、片倉コープアグリが肥料・飼料の競合になります。飼料は製造工場や倉庫などの設備投資も必要であり、参入障壁が高く、競争環境は厳しくなさそうです。
ビジネスモデルの有望性(▲20%):
畜産業は激務であり、若者が働きたがらない業種だと思います。既存の畜産業者の高齢化率も上がっており、畜産農家の廃業により、畜産農家数の減少を懸念しています。また、物価高騰により海外からの安い食肉の流通量が増え、国内畜産業の利幅を圧迫するのではないかと感じています。さらに、トランプ政権になり、アメリカへの関税引き下げの見返りに日本の食肉市場を開放せざるを得ないのではないかと感じます。
株主優待(+5%):
500株で3月末にクオ・カード1,000、9月末にお米3kgがもらえます。今の株価で60万円は少しハードルが高いです。
個人的な好み(▲10%):
自己資本比率が63%と財務が盤石なのが魅力的です。DOE3%以上を目指しており、安定配当が期待できるのが魅力的です。

特定の大株主がいるわけではありません。
ただ、株価上昇誘因(カタリスト)が不足しているので、購入には消極的です。
個人的な目標株価
PER106×14倍=1,484
PBR2,247×0.7倍=1,573
プレミアム1,528×1.05×1.1×0.8×1.05×0.9=1,334
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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