スポンサーリンク

分割による優待拡充に期待、東洋水産(2875)

企業分析
スポンサーリンク

カップラーメンは日清食品が開発し、日清食品と東洋水産の2台巨頭が思い浮かびます。カップラーメンは日清食品が発明したのだから、この2社は国内売り上げが高いと思いきや、海外比率が高く、利益率も海外の方が高くなっています。

東洋水産も利益の半分以上を北米事業が稼いでおり、メキシコでのシェアが高いです。メキシコは肥満大国で、将来的には即席麺も規制の対象になり、市場の縮小が気になります。ただ、即席麺はディフェンシブ銘柄で景気に左右されず、安定して稼げるのも魅力的です。

東洋水産は購入単元額が大きいですが、日清食品のように3分割し、優待をそのままにして、実質的に優待を拡充する可能性もあると思い、調べました。

戦後水産事業から出発。
即席麺は国内2位。
米国、メキシコでは圧倒的首位。チルド製品も展開

四季報

沿革

1953年 築地魚市場(東京都中央区)内に横須賀水産を設立し、冷凍鮪の輸出及び国内水産物の取扱いを開始

1955年 神奈川県川崎市に冷蔵庫を取得し、冷蔵庫事業を開始

1961年 即席麺の生産を開始

1970年 株式上場

1972年 米国カリフォルニア州に連結子会社設立

2013年 山口県周南市のシマヤを連結子会社化

2017年 ブラジルサンパウロ市に連結子会社を設立

事業内容

東洋水産HP

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
20.3416,03128,34831,35023,379228.980
21.3417,51136,46038,69729,070284.690
22.3361,49529,73731,83422,414219.590
23.3435,78640,33043,72433,126324.4100記
24.3489,01366,69674,88955,653545.0170

セグメント

有価証券報告書24年3月期

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金1,897(33%)
有価証券650(11%)

有形固定資産1,669(29%)

投資有価証券366(6%)
ニップン、日清製粉グループ本社、キューピー、TOPPANホールディングス、三井住友フィナンシャルグループ、ローソン、加藤産業、セブン&アイHD、大日本印刷、不二製油等の株を有しています

負債

有利子負債36(0.6%)

純資産

自己資本比率81%
配当性向31%
利益剰余金3,696(65%)

損益計算

売上高
営業利益率14.0%
経常利益率15.7%
当期純利益率11.5%

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費160171
固定資産 に対する支出143195

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得00
配当金の支払92122

株価 個人的な購入価額

9,027円(2025.3.3)

時価総額1,000,923百万円(15:30)
配当利回り(会社予想)1.88%(15:30)
1株配当(会社予想)170.00円(2025/03)
PER(会社予想)(連)15.39倍(15:30)
PBR(実績)(連)1.87倍(15:30)

EPS(会社予想)(連)586.45(2025/03)
BPS(実績)(連)4,825.07(2025/03)
ROE(実績)(連)13.03%(2024/03)
自己資本比率(実績)(連)81.0%(2024/03)

直近5期の平均EPS:320円

進捗:90%(3Q)

需要・顧客構造(+30%):

海外即席麺事業の構成比が売上高49%、利益69%を占めており、海外事業が強いです。また、食品系なので、景気に業績が左右されづらいです。また、即席麺は低価格の商品なので、個人所得が減少するタイミングでも、節約志向から外食をやめ即席麵に移る層がおり、需要が増加し、業績は安定しそうです。

競争環境(+15%):

日清食品、サンヨー食品、エースコックなど競合は多いですが、東洋水産のシェアは高く、利益率が高く、歴史も古いので競争力はありそうです。業界最大手の日清と地域での重複が少なく、北米でのシェアが高いのも良いです。

ビジネスモデルの有望性(+10%):

海外市場で確固たる地位を確立しており、海外市場でのさらなる事業の拡大により、成長に期待が持てます。

株主優待(+10%):

1年以上保有という長期縛りはありますが、持株数に応じて、優待商品がもらえるのは魅力的です。

東洋水産HP

個人的な好み(+20%):

自己資本比率が極めて高く、実質無借金経営で、キャッシュリッチな所が魅力的です。自己株買いを含め、株主還元にも積極的です。

東洋水産HP

株価上昇により、購入単元額が大きいです。一般消費者向けの食品を販売しているので、分割による株価上昇にも期待が持てます。

個人的な目標株価

PER320×14倍=4,480
PBR4,825×0.7倍=3,378
プレミアム3,929×1.3×1.15×1.1×1.1×1.2=8,529

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

関連ブログ

『マルちゃんの東洋水産(2875)』
中学生のころ、授業で、模擬株式運用がありました マルちゃんで有名な東洋水産と中国のインフラ投資期待に期待した小松製作所をメインに購入していました 授業を通じ、…

以上

コメント

タイトルとURLをコピーしました