青森の弘前城の桜祭りに行ったときに、タムロンが協賛していることを知りました。また、私が保有している三井住友DSアセットマネジメントのニッポン中小型株ファンドの上位にタムロンが組み入れられ、より興味が湧きました。
車載用のレンズも手掛けており、自動運転車の増加に伴う成長にも期待が持てるので、調べてみました。
カメラ用交換レンズで世界的。
四季報
OEMも受託。
監視カメラ用レンズを強化中。
車載向けも
沿革
1952年 埼玉県浦和市に設立
1969年 青森県弘前市に弘前工場建設
2017年 東明技研を買収し子会社化
事業内容
セグメントの名称 | 主 要 製 品 |
写真関連事業 | ミラーレスカメラ用交換レンズ 一眼レフカメラ用交換レンズ等 |
監視&FA関連事業 | 監視カメラ用レンズ、FA/マシンビジョン用レンズ、TV会議用レンズ、カメラモジュール等 |
モビリティ&ヘルスケア、その他事業 | 車載カメラ用レンズ、ビデオカメラ用レンズ、デジタルカメラ用レンズ、ドローン用レンズ、医療用レンズ、各種光学用デバイス部品等 |
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連21.12 | 57,539 | 7,408 | 7,531 | 5,173 | 248.1 | 82 |
連22.12 | 63,445 | 11,038 | 11,496 | 8,350 | 400.0 | 120記 |
連23.12 | 71,426 | 13,607 | 13,972 | 10,812 | 517.1 | 170 |
セグメント
財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金326(37%)
有形固定資産157(18%)
投資有価証券51(6%)
負債
有利子負債18(2%)
純資産
自己資本比率81%
配当性向33%
利益剰余金528(60%)
損益計算
売上高
営業利益率19.1%
経常利益率19.6%
当期純利益率15.1%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 30 | 30 |
固定資産 に対する支出 | 32 | 52 |
株主還元
前期 | 当期 | |
自己株式の取得 | 0 | 0 |
配当金の支払 | 18 | 26 |
株価 個人的な購入価額
4,280円(2024.7.12)
時価総額196,880百万円(07/12)
配当利回り(会社予想)2.69%(07/12)
1株配当(会社予想)115.00円(2024/12)
PER(会社予想)(連)16.59倍07/12)
PBR(実績)(連)2.48倍(07/12)
EPS(会社予想)(連)257.91(2024/12)
BPS(実績)(連)1,726.91(2024/12)
ROE(実績)(連)16.47%(2023/12)
自己資本比率(実績)(連)81.2%(2023/12)
直近5期の平均EPS:146円
進捗:63%(1Q)
需要・顧客構造(▲20%):
デジタルカメラは、個人の高額商品であり、個人所得の状況で業績が大きく左右されそうです。景気による業績のブレは大きそうです。
競争環境(+20%):
ソニーグループへの売上比率が20%を占めており、ソニー・富士フィルムなどカメラ完成メーカーへの売上が多いです。研究開発活動に62億円(売上比42%)を支出しており、高い利益率から推測するに、高い技術力を有しており、参入障壁も高いと感じます。
ビジネスモデルの有望性(+20%):
スマホカメラの性能向上と写真撮影の手軽さにより、スマホ市場が拡大しており、デジタルカメラ市場は縮小傾向が続いており、交換レンズ市場も縮小しています。タムロンのカメラ用交換レンズの売上・利益比率が高く、業績へ与える影響が大きいと思います。
一方、車載カメラ用レンズは、急速に進む安全運転支援システムの普及による旺盛な需要を背景にセンシング用途を中心に好調を維持しています。今後も自動運転の流れは進んでいくと考えており、成長性に期待が持てます。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+20%):
自己資本比率が高く、実質無借金経営であり、現金保有比率も高いです。株主還元にも積極的で、安定配当にも考慮している点も魅力的です。
個人的な目標株価
PER146×14倍=2,044
PBR1,727×0.7倍=1,209
プレミアム1,626×0.8×1.2×1.2×1.2=2,248
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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