2022年9月上旬。滋賀県高島市黒谷。第1話に続き、上流を攻めました。
砂防ダム地帯を境に、釣果が一気に落ちました。おそらく、キャニオニング・沢登りした人がおり、魚が岩に隠れてしまったのだと思います。この高島鴨川は、日本二百名山の武奈ヶ岳を源とし、日本百名滝の八ツ淵の滝があります。魚止めの滝・障子の滝・唐戸の滝まで渓谷沿いを登っています。
最後にマップも乗せているので、釣り人以外に、沢登り・キャニオニング・登山の人の参考になれば嬉しいです。なお、ヤマビルが多いので、対策だけは怠らずに!!
ガリバー青少年旅行村横
高島鴨川沿いには道が並走しているので、非常に登りやすいです。沢の中の倒木もチェーンソーで切断されているので、川の中を通って登ることもできます。
下流はアマゴ中心で、たまにイワナが釣れます。アマゴの方がエサを取る力が強いのか、大きな淵ではアマゴ、小さな淵でイワナが釣れました。
サイズは少し物足りません(笑)
良淵で、鋭いアタリがありました。大きな引き。ラインが走ります。
サイズこそ15センチほどでしたが、サイズ以上に引きが強かったです。アマゴの泳ぐスピードの速さに驚きました。アマゴの尻だけ見ても美しいアマゴだと感じます。
この区間は、どの淵にも魚がいて、魚影が濃く、淵も多く、釣りに適した場所でした。道を迂回できるので、複数名で行っても、十分楽しめると思います。
砂防ダム地帯
今日1個目の砂防ダム。ここまで全く砂防ダムがありませんでしたが、10個くらい砂防ダムが連なっていました。
この規模の砂防ダムが連なっています。
遠目から見ても、深い淵があり、良そうですが、アタリすらありませんでした。両岸がコンクリートで固められており、3mほどの高さがあります。降りるのにロープが必要です。1つロープで降りましたが、案の定、ヒットすらなし・・・。
ここで悲劇が、この砂防ダム付近は、ヤマビルの巣窟になっているようで、足に3匹ほど登っていました。また、首に違和感があると思ったら、3匹のチビヤマビルが首にいて、血を吸っていました。どうやら、ロープを取り出すためカバンを地面に置いたときに、カバンに付いたのだともいます。荷物を置く場所には注意しようと思いました。
険しい渓流
砂防ダム地帯が終わり、再び険しい渓流エリアになりました。早速友人がイワナが釣れました。
この淵でも、大きなイワナがエサを食べに来ました。が、バラしました( ;∀;)
再びイワナが!今度は小さいイワナで、取り込みに失敗し、バラしました。
シャワークライミングに適した高低差が続きます。
淵も多くて良そうですが、全くアタリが止みました。8時過ぎとなり、誰かシャワークライミングや沢登りをしていたのだと思います。障子の滝あたりで、3組のバディにあったので、釣り人以外にも頻繁に人が入っているのだと思います。大きな岩には登りやすいように、丸太が置いてあったので、整備もしっかりされているようです。
魚止めの滝
八ツ淵の滝、1つ目「魚止めの淵」
淵が大きく、釣果が期待できます。が、しかし全くアタリなし。釣れていたら、頑張ってこの滝を超えようと思いますが、釣果が全くない区間だったので、登るのが億劫になりました。この滝では、岩場が崩落し、滑落死亡事故も多発しているので、登る際は注意が必要です。滝の横の岩場をよじ登ったら登れました。
障子ヶ淵
登ったところに良淵がありました。
黒い立派な岩魚。岩の下に仕掛けを流し込んだら釣れました。すぐにリリースしました。もう目の前には、障子ヶ淵の爆滝の音が聞こえます。左側から登っていくと、滝越えの足場が設置されていました。
結構滑るので、覚悟が必要です。
障子ヶ淵は、淵になっておらず、魚の気配はありませんでした。滝の尺越えイワナが釣りたかったです。
滝の下は、左斜面が崩壊し、大きな岩で谷が埋まっていました。
上から見ても急流で淵が小さく、魚のいる気配がありませんでした。
唐戸の滝
障子ヶ淵の上は、かなり急な斜面となり、鎖が設置されていました。
水しぶきで、斜面が滑るので、鎖がなければ、登れなかったと思います。右を見ると
ナメ床みたくなっています。天然のウォータースライダーのように、滑ったら楽しそうです。しかし、滝が連続し、勢い余って流されると八ツ淵の滝でジエンドなので、妄想だけにしておこうと思います。
目を凝らすと、奥にも滝がありました。鎖場の登山道からは雰囲気しかわかりませんが、
あれが唐戸の滝なのだと思います。登山道からはっきり見えず残念です。この区間、高低差がかなりありますね。
帰り道
帰りは武奈ヶ岳への登山道を歩きました。
しっかり舗装され歩きやすかったです。
途中に見晴らしがよい所があり、
奥にうっすら琵琶湖が見えました。20分ほど歩くと、コンクリートで舗装された道に出て、ガリバー青少年旅行村の横に出ます。
非常に良い渓谷でしたが、ヤマビルが非常に多かった。合計で6か所ほど食われました。半月経った今でも、傷口が残っているので、失ったものも大きかったです。帰り、二十歳くらいの若者5人組が、サンダルで山登りをしようとしていました。ヤマビルの格好の獲物となるでしょう。彼らにとって生涯忘れがたきヤマビル悪夢デーとなるでしょう。
マップ
登山道入り口に掲示されていた案内図
動画
限定公開(一般向けは10月下旬以降)
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