住友ゴム工業はダンロップブランドを有しており、タイヤメインですが、ゴルフ用品やスポーツ施設運営も好調のようです。
ゴルフシャフトを扱っている藤倉コンポジットの株式を500株購入しようと思っており、参考に調べてみました。
タイヤ国内2位。
四季報
商標はダンロップ中心にファルケンも育成。
ゴルフ用品やスポーツ施設運営も
沿革
1917年 ダンロップ護謨を設立
1960年 増資に際し、住友電気工業及び住友商事と資本提携
1975年 株式上場
1983年 英国ダンロップ社が保有する住友ゴム工業の全株式を日本側株主が取得
1986年 米国の自動車タイヤメーカーを買収
1995年 阪神大震災により神戸工場・技術研究センターの建屋が被災、神戸工場を閉鎖し、生産設備を名古屋工場・白河工場等へ移管
1999年 米国グッドイヤー社とのタイヤ事業における世界的提携に関する諸契約を締結し、日本・北米・欧州での合弁事業を開始
2017年 海外のダンロップ商標権とダンロップブランドのスポーツ用品事業及びライセンス事業を譲受、ダンロップスポーツが上場を廃止
事業内容
報告セグメント | 主要な製品・サービス又は事業内容 |
タイヤ | タイヤ・チューブ(自動車用、建設車両用、産業車両用、レース・ラリー用、モーターサイクル用等)オートモーティブ事業(パンク応急修理剤、空気圧警報装置等) |
スポーツ | スポーツ用品(ゴルフクラブ、ゴルフボール、その他ゴルフ用品、テニス用品等)、ゴルフトーナメント運営、ゴルフスクール・テニススクール運営、フィットネス事業、他 |
産業品他 | 高機能ゴム事業(制振ダンパー、OA機器用ゴム、医療用ゴム等)、生活用品事業(炊事・作業用手袋、車椅子用スロープ等)、インフラ事業(防舷材、工場用・スポーツ施設用各種床材等) |
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
◇20.12 | 790,817 | 38,701 | 29,771 | 22,596 | 85.9 | 35 |
◇21.12 | 936,039 | 49,169 | 44,765 | 29,470 | 112.1 | 55 |
◇22.12 | 1,098,664 | 14,988 | 22,539 | 9,415 | 35.8 | 35 |
セグメント
財務諸表
資産
現金及び現金同等物738億円(6%)
有形固定資産4,363億円(36%)
のれん264億円(2%)
無形資産459億円(4%)
負債
有利子負債3,118億円(25%)
純資産
自己資本比率44.6%
配当性向98%
利益剰余金4,784億円(39%)
損益計算
売上高
営業利益率1.4%
当期純利益率1.1%
キャッシュフロー
投資額(億円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 677 | 753 |
固定資産 に対する支出 | 530 | 749 |
株価 個人的な購入価額
1,547円(2023.12.27)
時価総額406,928百万円(10:10)
配当利回り(会社予想)2.91%(10:10)
1株配当(会社予想)45.00(2023/12)
PER(会社予想)(連)14.03倍(10:10)
PBR(実績)(連)0.66倍(10:10)
EPS(会社予想)(連)110.26(2023/12)
BPS(実績)(連)2,350.02(2022/12)
直近5期の平均EPS:83円
進捗:94%(3Q)
需要・顧客構造(+5%):
国内売上比率が29%であり、海外は北米、アジア、欧州とバランスが取れています。
自動車用タイヤと市販用タイヤの売上本数比率は、4対6であり、市販用タイヤの方が多いです。タイヤは消耗品であり、新車販売の状況に左右されず、安定した利益を稼ぐことができそうです。
競争環境(▲5%):
研究開発活動に273億円支出しており、高い技術力を有しており、激しい価格競争に陥ることはなさそうです。ただ、タイヤは、ミシュラン、ブリヂストン、グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー、コンチネンタル、住友ゴム工業、ピレリ(イタリヤ)、横浜タイヤ、TOYO TIREと競合が多く、市場環境は厳しそうです。
ビジネスモデルの有望性(+15%):
自動車用タイヤは、20230年まで6%成長が見込まれており、住友ゴム工業の成長に期待が持てます。また、スポーツ分野は、資産価格上昇により、高価格帯のものが売れやすくなっているので、さらなる成長に期待が持てます。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲20%):
住友電気工業が株式の29%を有しており、株主還元政策も明確なものは出していないようです。カタリストに欠け、自己資本比率がそこまで高くなく、業績も低調気味なので、積極的には購入したくありません。
個人的な目標株価
PER83×14倍=1,162
PBR2,350×0.7倍=1,645
プレミアム1,404×1.05×0.95×1.15×0.8=1,288
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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