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機械式駐車場の新明和工業(7224)

企業分析
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駐車場に関連する企業を調べています。新明和工業は飛行機に乗るときに通る航空旅客搭乗橋と救難飛行艇を製造しているイメージを持っています。様々な事業を展開しており、機械式駐車場も扱っており、調べてみました。

ダンプ等の特装車首位。
航空は防衛省向け救難飛行艇と部品供給。
機械式駐車場設備なども展開

四季報

沿革

1949年 旧川西航空機の第二工場として設立

1950年 航空機部品の生産開始

1951年 川西式特装車(ダンプトラック、タンクローリ、特殊車)の架装開始

1973年 US-1型救難飛行艇1号機の製作開始

2013年 富士重工業から塵芥車に関する事業の譲受け並びに大和商工株式会社及びフジ特車株式会社の株式を取得

2021年 天龍エアロコンポーネントの株式を取得

事業内容

新明和工業決算説明資料 24年3月期

特装車
建設(ダンプ車など)、環境(塵芥車など)および物流(テールゲートリフタなど)関連車両

パーキングシステム
機械式駐車設備(エレベータ方式駐車設備など)、航空旅客搭乗橋

産機・環境システム
自動電線処理機、環境システム、真空装置、電動機、薄膜・表面改質関連製品

流体
流体関連製品(設備用水中ポンプ、水中ミキサ、ブロワなど)

航空機
飛行艇および民間航空機向けコンポーネント

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
20.3227,23112,83612,3757,378113.187記
21.3209,22610,47911,1825,48783.538
22.3216,82310,56911,8216,907105.042
23.3225,1759,2939,9027,313111.045
24.3257,06011,76512,1067,279110.447

セグメント

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金234(9%)
有形固定資産450(17%)
投資有価証券149(6%)

負債

有利子負債506(19%)

純資産

自己資本比率41%
配当性向43%
利益剰余金744(29%)

損益計算

売上高
営業利益率4.6%
経常利益率4.7%
当期純利益率2.8%

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費5352
固定資産 に対する支出4963

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得
配当金の支払2931

株価 個人的な購入価額

1,422円(2024.6.27)

時価総額99,540百万円(15:00)
配当利回り(会社予想)3.52%(15:00)
1株配当(会社予想)50.00(2025/03)
PER(会社予想)(連)12.51倍(15:00)
PBR(実績)(連)0.88倍(15:00)

EPS(会社予想)(連)113.69(2025/03)
BPS(実績)(連)1,622.05(2025/03)
ROE(実績)(連)7.08%(2024/03)
自己資本比率(実績)(連)41.1%(2024/03)

直近5期の平均EPS:105円

需要・顧客構造(+5%):

幅広い業種に製品を提供しており、特定の業種に左右されないのが魅力的です。ただ、製造業向け・設備投資向けに製品を提供しており、中長期的に景気が悪化すると業績が大きく悪化しそうです。

競争環境(+10%):

特装車は新明和工業・タダノ・極東開発工業・アイチコーポレーション・加藤製作所が手掛けており、機械式駐車設備は新明和工業・住友重機械搬送システム・IHI運搬機械・日精エンジニアリングが手掛けており、競争環境は厳しそうです。

一方、産機・環境システム、流体・航空機は比較的競合が少なく市場環境は良さそうです。

ビジネスモデルの有望性(+5%):

台湾有事の可能性やロシアのウクライナ侵攻から国防に対する関心が高まり、防衛予算も増額されており、航空機事業の成長に期待が持てます。

株主優待(+%):なし

個人的な好み(+5%):

自己資本比率が41%と若干財務に不安を感じています。一方、DOE3%を目途に配当を実施するので、安定的かつ継続的な増配に期待が持てるのが魅力的です。

個人的な目標株価

PER105×14倍=1,470
PBR1,622×0.7倍=1,135
プレミアム1,303×1.05×1.1×1.05=1,580

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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