2020年7月、愛知川渋川の中流域で渓流釣りをしました。大きな滝とゴルジュがあるスリリングな渓谷で、透明度が高く綺麗な水・魚の好む淵が連続していました。水中にはアマゴの群れがおり、渓流釣りの楽園というべきところでした。
しかし、帰りは地獄に突き落とされる出来事があり、準備不足で渋川に入ったことを後悔しました。
愛知川で渓流釣りを検討している人、渋川でシャワークライミング(沢登り)をする人向けに記事を書きました。マップ・動画も載せているので、参考になれば嬉しいです。
場所
滋賀県東近江市和南町
渋川は愛知川(えちがわ)の支流であり、永源寺ダム下流で愛知川に合流しています。標高1,238m滋賀県第4位高さの雨乞岳を源としており、水量の多い川です。愛知川は国道421号(滋賀と三重を結ぶ国道)があるので、関西・中部の釣り人におすすめの川です。渋川の中腹にある永源寺グリーンランドも岩魚が釣れる珍しい管理釣り場で非常におススメです。
駐車スペースは愛郷(あいきょう)の森というキャンプ場の先にあり、5台程度の車を止めることができます。釣り場の案内板もあったので、ここから入渓する人が多いのだと思います。
つりチケでオンラインで遊漁券が購入でき、日券が1,000円なのが非常に魅力的です
比較的登りやすい下流域
下流域は砂防ダムがあり、砂地の河原になっています。釣りポイントは多くないものの、魚影は濃かったです。
貴重なポイントではちびアマゴがたくさん釣れます。
大きな砂防ダムがありました。
ちびアマゴ1匹だけで釣れ、水中を確認すると、かなり土砂が堆積し、浅瀬になっていました。
第一の難関がやってきました
この鋼製の砂防ダム左から捲くのですが、降り口がなく、苦戦しました。段差は低いので勢いで降りてしまえば、上流に行けます。右側に道路と繋がる道があるので、ここから入渓・帰るのもありだと思います。
ゴルジュ出現
良いゴルジュ(切り立った岩壁にはさまれた峡谷)が目の前に現れました。この淵は良いサイズのアマゴに期待が持てます
ゴツン!!
水中を撮影していたら、釣れたアマゴに激突されました。良いサイズのアマゴですね。
すぐ先には巨大な滝がありました
この渋川中流域はシャワークライミング(沢登り)でも有名です。沢登りでは初心者コースのようです。私達は、有給休暇を取り、平日に入渓したので、私達以外は誰も入渓していませんでした。釣り歴20年以上ですが、険しい岩場、雨による増水でかなりハードな渓流だと感じました。道が遠く、谷も深いので、安全性の観点から「2人以上&オンシーズン&休日」に入渓するのが良いと感じました。
地図上では、道が川沿いに並走しているはずですが、沢からは1度も確認できませんでした。人間社会から断絶された気持ちを味わい、穏やかな気持ちになりました。
最難関ポイント
地図上ではこの少し先に橋があり、道路に出られるという所に、断崖絶壁・回り道不可のゴルジュが出現しました。渓谷が深く急なので、捲こうと思ったら、渓流の入口からやり直すレベルです(笑)
このゴルジュがかなりハードで右側は岩盤が付き出しており、左側は絶壁の崖に沢が流れています。
主流の左側にザイルを岩に括り付ける金具があったものの、水しぶきの跳ね返りで、岩が滑り、登り切れません。
ツル・・・ドッボーン!!川の中に転落し、落ちた衝撃で眼鏡が外れてしまいました。流れが早く、一瞬で眼鏡の行方を見失ってしまいました。私の視力は0.1で眼鏡・コンタクトのスペアがありません。
この場所陸の孤島というべきところで、道路にもいけず、助けも呼べない絶望的な所です。友人の足跡を辿り、来た道に引き帰りましたが、非常に恐怖を感じました。渓流には眼鏡・コンタクトのスペアは必ず持っていく!!と決心しました。
次回リベンジするときの攻略方法は、右側の岩が3mほどなので、肩車で1人を押し上げ、ロープで引っ張って登るのが良いと思いました。後日、大阪・ヨドバシカメラ・石井スポーツでロープを購入しました。
ただ、このゴルジュの上流も泳がないと登れないゴルジュがあるようです。渋川完全攻略はまだ先になりそうです。
今年の7月再チャレンジするので、期待していてください!!
マップ・動画
地図を見ていても、道路が近くにあるはずなのに、全く見えませんでした。マップでは分からないものですね。
他の渋川ブログ
2022年7月上旬
以上
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