2022年6月。滋賀県東近江市杠葉尾町、神崎川源流。前回第2話に続き、上流・支流を攻めます。
険しいゴルジュ地帯を抜け、広い温かい河原で、気持ちが落ち着きました。途中に流れ込む支流・ツメカリ谷・ジュルミチ谷では、〇〇ラ〇〇と岩魚が釣れました。
最後に地図もあるので、渓流釣り・沢登りの人の参考になれば嬉しいです。
ツメカリ谷
ツメカリ谷は、関西電力神崎発電所の取水口から入る必要があります。
道路にツメカリ谷の標識がありますが、
渓谷に一旦降り、山道を歩き、ゴルジュ地帯を登る必要があります。釣りしながらでなくとも1~2時間くらいかかりそうです。
神崎川本流は、水量が多いですが、支流のツメカリ谷も十分水量があります。
ツメカリ谷と神崎川が合流する辺りで、釣れた岩魚が流れ紋岩魚でした。
流れ紋いわなは、珍しい岩魚で、愛知川の一部の渓谷にしか生息していませんでした。放流活動により、愛知川全域に広がり、ツメカリ谷と神崎川辺りでは、無斑点イワナも釣れるようです。
非常に珍しい岩魚が釣れ、ツメカリ谷への期待が高まります。
良いポイントが非常い多いです。
早速来た!大物!
まさかのアブラハヤ。現実を直視できませんでした。下流では、あまご・岩魚区間だったのに・・・。
攻めてもの抗い、釣れたアブラハヤは釣れた場所よりも下流に逃がしてあげました(笑)
本流域の楽園区間
2つの水流が流れ込む良ポイント。あまごの鋭い食いつき、ラインが走ります
20センチオーバーの良型のあまごが釣れました。
魚影は濃く、良型のあまご・岩魚が釣れました。
緩やかな渓谷となり、伏流水となっているのか、水量が少ない気がします。しかし、トロ場にはアブラハヤが多く、攻めるポイントを絞らないとエサがいくらあっても足りません。
トロ場であまごが釣れました。
チョウモドキ
緩やかな淵で17センチくらいの岩魚が釣れました
手前の淵で取り込みます
針を外し、逃がす前に、急に岩魚が暴れだしました。
ひれの下をよく見ると、
川虫みたいな生物が岩魚の皮膚を素早く動いて引っ付いていました。
チョウモドキはあまご・岩魚に寄生し、血を吸い栄養を得て繁殖する生物です。人間には害はないようですが、魚が弱る原因になるようです。琵琶湖水系では、葛川本流、芦尾谷川下流、百井川、愛知川御池川でチョウモドキを見たことがあります。
様々な観察例・研究がありました
ここからは、私の仮説です。
渓流魚にとって、チョウモドキのような吸血生物は非常に脅威です。人間の手でもチョウモドキを外すのは難しく、手のない渓流魚が吸い付かれると、自らとるのは困難です。
また、チョウモドキは自ら上流に移動する力はなさそうなので、洪水等で流されてしまうと思います。にもかからず、源流域に生息できるのは、吸血した魚を操り(魚が痒いとか)、渓流魚が上流に向かうようにし生息域を維持しているのだと思います。吸血し、上流に登った渓流魚が弱って、死んでしまうと、チョウモドキが群がり、上流域でチョウモドキが大繁殖してしまうんだと思います。
渓流魚は、アブラハヤとウグイと比べ、うろこが小さく、寄生生物に対する耐性が小さいと思います。チョウモドキが滞留しやすいトロ場では、渓流魚は生息しづらく、流れの早く、チョウモドキがいない源流域でしか渓流魚は生きられないんだと思います。
ジュルミチ谷
本流域からジュルミチ谷に入ります。源流だけあり、水量が少なく、頭の上に木が迫って、竿を出しづらいです。
良い淵で岩魚が逃げていったのが見えました。技術力が足りなかった( ;∀;)でも、確実に魚はいます。
絶対いるであろうポイント
出てきてくれました!良い岩魚
腹の下が黄色で、斑点が鮮やかで非常に美しい岩魚でした!友を本流に待たせてるので、ここで帰還!
次回は、白滝谷を紹介します!お楽しみに!
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以上
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