初めて、コンタクトレンズのシードの株主優待を使いました
シードは含み損が大きいだけに、優待で補填できるのは非常に嬉しいです
2019年6月、公正取引委員会が、コンタクトレンズ大手三社「シード」、「日本アルコン」、「クーパービジョン・ジャパン」に対し、ネットでの通信販売や、ビラなどの商品価格の表示を制限した疑いで、立入調査をしました
【購入経緯】
このニュースの報道後、株価は大暴落しました
暴落したタイミングがチャンスと感じ、購入しましたが、その後もジリジリと下がっていきました( ;∀;)
今年11月にシードが排除確保措置計画を提出し、公正取引委員会の認定を受けたため、調査が終了しました
短信を見る限り、過大な課徴金を取られることはなさそうなので、一安心です
【株主優待】
シードの株主優待はラインナップ豊富でABCコースの3つのうちから選択できます
Aコース
100株以上 株主優待券
Bコース
100株以上 シードコンタクトレンズケア用品セット
Cコース
保有株式数 / 保有年数 | 3年未満 | 3年以上 |
100株以上~ 1,000株未満 | 1,000 ポイント | 3,000 ポイント |
1,000株以上~ 3,000株未満 | 3,000 ポイント | 5,000 ポイント |
3,000株以上 | 4,000 ポイント | 6,000 ポイント |
2week以上のコンタクトレンズを使用している人なら、Bコースは結構お得だと思います
【使用した優待】
シードのコンタクトを試してみたかったので、Aコースを選択しました
シードの100%子会社であるアイスペースとその他店舗合わせて、全国で20ヵ所程使えます
ワンデーコンタクト片目30枚1,600円なので3,200円/月で購入できます
購入できるお店の中では、どのプランよりも、株主優待の方が安く購入できます
【使える店舗の感想】
大阪梅田のルクアの店舗と兵庫のアイスペースに行きました
どちらも小さいスペースで、ゆっくりと商品を選ぶことはできませんでした
目の前のカウンターに店員がいて、後ろからにもお客さんが待っていたので、検討時間が全くありませんでした
即決を迫られたので、「一番目立ち、コスパが良さそうな商品!シード商品で!」とシード商品の購入を誘導させられた気がします
兵庫店の店舗は、古い雑貨ビルで、ビルには男性向けのビデオ鑑賞店が入っており、良くありませんでした
アイスペースの近くにあった眼科も年季が入っており、視力検査する機械の画面が傷ついており、ただでさえ視えないのに、傷でさらに「C」が見えませんでした
【将来性】
使い捨てコンタクトレンズは国内市場に外資系の使い捨てコンタクトが1991年に参入し、シードは2009年に参入しました
シードはだいぶ後発です
参入10年で、シードは使い捨てコンタクトレンズのおかげで、売上を2倍以上に増やし、直近も売上高を増やしております
一方、利益額は18年3月期をピークに2期連続で低下しています
シードはコンタクトレンズの増産に向け大型の設備投資を進めており、競争環境激化による価格競争が懸念されます
アイシティと比べると、シードのアイスペースなどの販売チャネルは古臭く、近隣の眼科もセットで、大幅な改装等の設備投資が必要だと感じます
【新技術のオルソケラトロジー】
オルソケラトロジーの国内外における普及、拡販をシード、東レ、ユニバーサルビューと進めており、成長が期待できます
オルソケラトロジーとは、就寝前に装用することで睡眠中に角膜の形状が矯正されます
朝起きて外した後も、しばらく角膜の形が矯正された状態で維持され、その間は視力が回復します
この分野は毎年2割近い成長をしており、コンタクトレンズから切り替わっていくようならば、シードにとっては大きな利益になりそうです
技術自体は昔からあり、10年前に高校サッカー部の監督から勧められたことがありました
友達がやりましたが、値段が高いわりに、洗面台でなくしてしまう、効果が持続しない、効果が出ないようだったので、この問題点が改善できれば、需要を掴める可能性があるのだと思います
【株価・指数 保有可否】
- 616円(2020.12.3)
- —%(—) 配当利回り(会社予想)
- —(2021/03)1株配当(会社予想)
- —倍(—) PER(会社予想)
- (連) 1.48倍(15:00)PBR(実績)
- —(2021/03)EPS(会社予想)
- (連) 416.36(2020/03)BPS(実績)
2QまでのEPSが8円なので、年換算のEPSは16円(PER39倍)程度でしょうか
行ったアイスペースと近くの眼科の居心地感が良くなかったこと、シードのコンタクトが目に合わなかったことから、次回は他のメーカーのコンタクトにかえようと思います
シードの自己資本比率は24%と財務に余裕がありません
したがって、販売チャネルに対して大胆な設備投資や販売促進が行えないこと、増産のための設備投資を行っており、薄利多売で利益率が低下することを考えると、しばらく業績は低迷しそうです
含み損が4万円と苦しいですが、一旦撤退しようと思います
以上
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