資産の8割を日本個別株式で運用しています。私は株価の変動は「市場全体の動向×個別企業の動向」だと考えております。簿記1級も持っており、財務諸表が読めるので個別企業の動向は理解できますが、市場全体の動向を掴むのはからっきし苦手です。そこで、先物TOPIXを売り、リスクをヘッジすることで、保有資産のポートフォリオを組もうと考えました。
日経225のCFD・先物は多くの証券会社で扱っていますが、先物TOPIXを取り扱っている証券会社は少ないですね。
私の保有している証券会社では、SBI証券だけでした。日経225はどの証券会社も扱っていますが、日経225の構成比率は、ファーストリテイリング・ファナック・ソフトバンクなどが過半を占め、日本全体の株価との相関性が低くなっています。私の有する銘柄のヘッジには向かないので、日経225での売りヘッジは辞めました。
早速、SBI証券の先物口座を開設して、取引スタート
SPAN掛目・ロスカット率(証拠金のようなもの)ともに有利であるHYPER先物というプランで取引を選択。始めから大きなリスクを負いたくないので、TOPIX先物の1/10のボリュームであるミニTOPIX先物を売り建てました。
売建は成功しましたが、決済注文を出していないのに、5時30分に「決済買」が成立してしまいました。朝起きて、真っ青になりました。限月最終日だったからでしょうか?ちょうど9月9日は9月限月最終日。12月限月も決済されるのだと、勝手に理解し、再び売り注文を出しました。
そのミニTOPIX先物新規売も、15時15分に「決済買」が成立。時間を見る限り、取引引け前に強制的に売却されています。困りました。翌取引開始時に新規売を出せば、売りポジションを維持できますが、売買手数料が取引ごとに40円程度かかり、休場中に経済イベントがあれば、同じ価格で売り戻すことができません。
二日間悩みに悩みに悩み、調べてた結果、SBI証券のHPを見て答えが分かりました。
HYPER先物のプランを選択した場合、「建玉保有期間は、新規建てしたセッション限り」であるので、強制的に売却されていました。日本証券取引所・大阪証券取引所の先物の説明を見ても分からないわけです。SBI証券のキャンペーンバーナーにメリットが強調されていたので、デメリットに目が行きませんでした。
ヘッジ目的で、限月まで先物を保有しようとする人・ロールオーバーを前提としている投資家にとって、HYPER先物のプランは、大きなデメリットだとと感じました。
早速プランを通常モードに変えると、
セッションを越えることができました。2回強制的に売られたことで、約2万円損失を計上しましたが、保有ポジションが2万円プラスになったので、損を確定されずにすみました。
今はプラス圏にありますが、目的はヘッジ!12月限月まで、ミニTOPIX売りポジションを維持し、個別保有銘柄の株価変動をヘッジしてこうと思います。
以上
コメント