TKPを調べていた時に、リリカラを知りました。インテリアの需要は、住宅着工に左右され、国内の着工が減少しているので、先行きに不安を感じます。しかし、貸し会議室のTKPのインテリアを1手に引き受けられ成長余地もあると思い、調べました。
インテリア卸大手。
壁紙、カーテン、床材等販売。
24年6月、TKPが株式買い増して親会社に四季報
沿革
1949年 新宿川吉紙店設立、内装材商品の販売代理店及び文房具等の小売を開始
1968年 事務機器部を新設、文房具に加えオフィス家具及び事務機器の販売を本格的に開始
1985年 カーテンに引続き床材を発売
2017年 スペースソリューション事業の一環として、リノベーション事業を開始
事業内容
インテリア事業
壁装材、カーテン、床材を中心とする内装材商品の仕入及び販売、主として当社独自で開発した商品「リリカラ」をメーカーに製造委託し、代理店あるいは一部内装工事業者等に販売
スペースソリューション事業
オフィス空間及び施設のインテリア設計・施工、プロジェクト管理、家具、間仕切、事務用品等の提案・販売、不動産売買・賃貸の仲介業務
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
単21.12 | 32,438 | 529 | 485 | 329 | 26.8 | 6 |
単22.12 | 33,253 | 1,622 | 1,591 | 961 | 78.2 | 14.5 |
単23.12 | 32,770 | 1,440 | 1,414 | 929 | 75.6 | 14.5 |
セグメント
財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金28(14%)
有形固定資産15(7%)
投資有価証券5(2%)
負債
有利子負債18(9%)
純資産
自己資本比率42.3%
配当性向19.2%
利益剰余金27(13%)
損益計算
売上高
営業利益率5.2%
経常利益率5.1%
当期純利益率3.4%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 0.8 | 1 |
固定資産 に対する支出 | 2 | 3 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 0 | 0 |
配当金の支払 | 0.7 | 2 |
株価 個人的な購入価額
610円(2025.1.17)
時価総額7,724百万円(01/17)
配当利回り(会社予想)5.90%(01/17)
1株配当(会社予想)36.00円(2024/12)
PER(会社予想)(単)753.09倍(01/17)
PBR(実績)(単)0.92倍(01/17)
EPS(会社予想)(単)0.81(2024/12)
BPS(実績)(単)665.13(2024/12)
ROE(実績)(単)11.44%(2023/12)
自己資本比率(実績)(単)42.3%(2023/12)
直近5期の平均EPS:43円
進捗:-(赤字決算)
需要・顧客構造(▲10%):
オフィスの移転・増床、住宅着工は個人所得水準に左右され、景気に業績が大きく左右されそうです。
競争環境(▲10%):
家具卸は、山善、サンゲツ、三栄コーポレーション、リリカラ、オリバーなどがいます。オフィス家具はオカムラ・コクヨ・イトーキがおり、中堅も含めると競合が多く市場環境は厳しそうです。
ビジネスモデルの有望性(+5%):
国内の住宅着工は減少傾向にあり、業界の縮小が予想されます。一方、TKPが親会社になり、貸会議室増床に伴い、事業を拡大できそうです。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲10%):
TKPが2024年6月にリリカラに対して、TOBを行い、53%の議決権を取得しました。相乗効果はありそうですが、TKPの案件で安く請け負わなければならず、採算性が悪化しないか不安があります。
個人的な目標株価
PER43×14倍=602
PBR665×0.7倍=466
プレミアム534×0.9×0.9×1.05×0.9=409
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
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以上
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