メインバンクの楽天銀行から「優待金利のお知らせ」の案内が届きました
外貨定期預金 豪ドル 7日もの(※縁から預入時)
優待金利:年24%(税引後 年19.124%)
【楽天カード1月引落のかた限定】
に優越感があり、魅力も感じたので、豪ドル定期預金のメリットを調べてみました!!
豪ドル5万円預入
「百聞は一験にしかず」、楽天銀行の1万円を豪ドルに預け入れようと、申込画面を進めてみました。
最低預入金額が500豪ドルであるようです。
5万円預け入れると、
50,000÷83.67=597.5857豪ドル
小数点第3位以下は切り捨て処理
→端数処理は5万円で1円未満の影響しかないので、大丈夫そうです
約款を確認すると、為替コストが気になりました。
試すと言ったのに、手続きを中断し、申し込みませんでした。ごめんなさい。
豪ドル預金の手数料
為替コスト
預入(円→外貨)、払戻(外貨→円)には、片道ごとに以下の為替コストがかかります。
米ドル: 0.25円/米ドル
ユーロ:0.25円/ユーロ
豪ドル:0.45円/豪ドル
5万円を豪ドル預金し、円に戻しいれる場合
597豪ドル×0.45×2=537円(1.07%)
元本に対して1%という高い為替コストがかかります
キャンペーンはお得?
キャンペーン期間(7日間)のみ運用
為替変動を考慮せず、
豪ドル7日もの50,000円預入、7日後に払出と仮定すると、
利子所得50,000×24%÷365×7日=230円
利子所得税引後230×(1-0.20315)=183円
為替コスト537円
損失353円
為替変動なしで、無条件に353円損します。なすすべなし(笑)
豪ドル預金を2年単位で運用
外貨預金の金利表は以下の通りになっています
外貨普通預金 豪ドル0.01%
この表の落とし穴は、「外貨から預入時」です
「円から預入時」の金利は非常に高いですが、「外貨から預入時」の金利は非常に低いです。円から豪ドルの短期定期預金の高金利で運用できても、期間が終わったら、円に戻すか、豪ドルのまま再び定期預入で運用する必要があります。為替コストが高いこと、「外貨から預入時」の金利が低すぎて、金利で収益が出ません。
楽天銀行の豪ドル定期預金は全くメリットありません!!
楽天銀行の外貨預金は悪行の極みと言わざるを得ません
2年間5万円を運用する場合
以下の仮定で計算しました
運用期間:2年間
資金:50,000円分
円豪ドル預け替え:入金時と2年満了時
(どの期間でも為替コストが利息を上回ってしまうため)
運用方法:①円から預入で運用し、最も利回りの高い②外貨から預入で運用
どの期間を選択しようと損をします。利子所得の税金を考慮すると、損失はさらに膨らみます。為替コストが高過ぎ&低利回りが儲からない原因です。楽天銀行外貨預金、決して申し込まないと心に決めました。
豪ドル金利狙いはFXの方が有利?
FX(外国為替証拠金取引)でも豪ドルに投資ができ、利息に相当するスワップポイントがもらえます。手数料も1万豪ドルで手数料に相当するスプレッドが70円程度と非常に安いです。楽天銀行の100分の1程度(笑)
レバレッジが25倍なので、1万豪ドル運用するのに4万円程度の証拠金ですみます。ただし、レバレッジを掛けている分、為替変動の損益への影響も大きくなります。口座残高が少ないと、急な為替変動でロスカットに巻き込まれる可能性があります。
さて、開設している証券会社の豪ドルスワップポイントを比べてみました!
期間: 2021年1月1日~1月31日
対象通貨:1万豪ドル
買ポジション
証拠金:34,400円
DMMFX:88円
外為ジャパン:88円
ヒロセ通商:80円(1,000単位×10)
SBIFX:65円
GMONEO:57円
DMMFX・外為ジャパンが同率首位です
年換算すると、
DMMFX88円×12ヶ月=1,056円
1,056÷34,400円=3.1%
と楽天銀行よりも圧倒的に高い金利収入(スワップポイント)が得られます。レバレッジにより1万豪ドル保有しているので、豪ドルが1円上昇すれば、1万円の利益、1円下落すれば1万円の損失が生じるので、口座残高を潤沢にしておく必要があります。口座に10万円おいていたとしても、利回り1%なので、やっぱり、楽天銀行よりも高利回りです。
結論・感想
楽天銀行の豪ドル外貨預金は金利・手数料面でデメリットが大きいと分かりました。
楽天銀行はメリットが大きいので、引き続き利用しますが、長期利用者にもゴミ商品をすすめるので、楽天銀行のキャンペーンは疑いを持って臨もうと思いました。
さて、個人的に、豪ドル投資をしたいと思っています。
オーストラリアは景気後退から政策金利を引き下げ、2020年11月には0.1%に引き下げました。金利低下は通貨の魅力が売るれることから、豪ドル安になり、豪ドルから得られる金利収入(スワップポイント)も低下していました。
しかし、オーストラリアは、鉄鉱石・石炭・天然ガスなど天然資源が豊富です。コロナのワクチン接種が進み、世界経済の景気が回復すると、急激に天然資源の需要増加と価格の上昇が期待できます。景気に過熱感が出ると中央銀行が政策金利を引き上げるので、金利が上昇し、豪ドル高・スワップポイントが拡大すると考えています。
では、どの証券会社で取引をするのが、良いのでしょうか?(キャンペーンURLを付けているので、興味があれば飛んでみてください)
1位 DMMFX
スワップポイントが高く、スプレッドも小さいです。取引システムの操作性が良く、私の普段使いの口座です。
2位 外為ジャパン
DMMFXの子会社で、ほぼ同じシステムを使っており、スワップポイント・スプレッドも一緒です。最低取引単位が1,000通貨なので、1,000×83円=83,000円(証拠金3,320円)と少額の運用ができます。私の会社はDMMを会社パソコンで開けないので、こっちの方が使い勝手が良いです。
3位 ヒロセ通商
通貨種類が豊富で、最低取引単位が1,000通過なのが魅力的です。かつてトルコリラを取引していました。スワップポイントは高いが、為替の下落が著しく、損益はトントンでした。
LIGHTFXも気になりました。スワップ金利が非常に高く、スプレッドも非常に小さく、最低取引単元も1,000通貨です。トレイダーズHD(8704)というナスダック上場企業の子会社で信頼はできます。名前を聞いたことがなく、口座を持っていませんでしたが、条件が非常に良いので、口座を開設し、次回レポートしようと思います。
FXはのめり込んでしまうと、大損する可能性もありますが、リスク許容度と目的(外貨運用によるスワップ収入など)を明確にすると、非常にメリットが大きいと感じました
豪ドル運用の感想は追って記事にしますので、お楽しみに!!
以上
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