都心部には駐車場が次々とできており、供給過多になるのではないかという気がします。ただ、駐車場上部の空間は空いている所も多く、開発余地が大きいと感じたので調べてみました。
時間貸し駐車場の地主に上部空間で貸店舗(空中店舗)建設など企画提案。
四季報
設計・施工子会社も
沿革
2005年 東京都世田谷区に設立
2016年 株式上場、みずほ銀行とビジネスマッチングサービス契約締結
2017年 フィル・パーク武蔵小杉竣工(東急と連携した空中保育園モデル)、日本郵政キャピタル及びいちごとの資本提携
2019年 りそな銀行と不動産ビジネスマッチング業務に関する契約締結、北陸銀行とビジネスマッチング契約締結、三井住友銀行とファインダーサービス締結
2020年 十六銀行とビジネスマッチング契約締結
2023年 カヤックと資本業務提携
事業内容
「空中店舗フィル・パーク」及びガレージ付賃貸住宅「プレミアムガレージハウス」等、空間ソリューション事業を展開しております。駐車場の上空や郊外の駅から離れた場所などの未活性空間に「空中店舗フィル・パーク」や「プレミアムガレージハウス」を企画・提供
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連21.11 | 5,432 | 724 | 713 | 407 | 72.3 | 10特 |
連22.11 | 4,378 | 169 | 200 | 142 | 27.2 | 0 |
連23.11 | 5,963 | 214 | 135 | 38 | 7.2 | 5 |
財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金25(45%)
有形固定資産5(9%)
負債
有利子負債17(31%)
純資産
自己資本比率50%
配当性向70%
利益剰余金18(34%)
損益計算
売上高
営業利益率3.6%
経常利益率2.3%
当期純利益率0.6%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 35 | 45 |
固定資産 に対する支出 | 72 | 132 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 501 | |
配当金の支払 | 56 | ― |
株価 個人的な購入価額
719円(2024.6.26)
時価総額4,154百万円(06/25)
配当利回り(会社予想)0.70%(06/25)
1株配当(会社予想)5.00(2024/11)
PER(会社予想)(連)20.32倍(06/25)
PBR(実績)(連)1.47倍(06/25)
EPS(会社予想)(連)35.38(2024/11)
BPS(実績)(連)489.40(2024/11)
ROE(実績)(連)1.47%(2023/11)
自己資本比率(実績)(連)50.0%(2023/11)
直近5期の平均EPS:43円
進捗:-
需要・顧客構造(+5%):
空中店舗は計画から竣工まで1~2年程度だと推測され、景気が悪化しても3年程度は、業績が急激に悪化することはなさそうです。財務から推測するに、土地オーナーが金融機関らか融資を受け、店舗開発資金を捻出するので、景気が悪化しても、フィル・カンパニーに対する依頼量が変わらなければ、業績への影響は少なさそうです。
競争環境(+10%):
駐車場の上部という未開発領域を扱っており、空中店舗を専門に扱っている会社が少なく、競争環境はそこまで厳しくなさそうです。
ビジネスモデルの有望性(+5%):
全国の建築物の年あたり総工事費が約27兆円で、フィル・カンパニーのターゲットとなる市場規模が約2兆円と考えており、潜在的な市場の成長余地はあると思います。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+5%):
自己資本比率が高く、金融機関から顧客を紹介してもらえる体制が魅力的です。
個人的な目標株価
PER43×14倍=602
PBR489×0.7倍=342
プレミアム472×1.05×1.1×1.05×1.05=601
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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