2019年9月、兵庫県養父市 円山川支流大屋川
兵庫県最高峰の氷ノ山から流れ出す大屋川で釣りをしました。渓流魚が好む淵が多く、良いサイズの山女(やまめ)を10匹程度釣りました。
本格的な渓流で釣りをしたいと考えている人(初心者・中級者)
良型のサイズの山女を10匹程度釣りたいと考えている人
大屋川で沢登り(キャニオニング)する時に、水中の渓流魚が気になっている人
私は渓流釣り歴20年で100ヵ所以上の渓流に行きました。中でも、この大屋川横行渓谷はトップ5に入ります。高低差があり、ポイントが多いのですが、超えるのが困難な滝がなく、帰りも道沿いを歩いて帰ってこれます。漁協の放流もあり、山女の濃密度も高かったです。いつもはリリース中心ですが、今回は多めに山女をキープし、夜は山女料理を堪能しました!これから渓流釣りを始める人にピッタリの渓流だと思います。
最後に釣りマップもあるので、是非お付き合いください!!
横行渓谷とは
場所:兵庫県養父市大屋町横行(よこいき)
大屋川横行渓谷は兵庫県最高峰の氷ノ山(1,510m)を源とし南東方向に流れている渓谷で、北近畿豊岡自動車道養父ICから1時間ほどかかります。渓谷沿いには平家ヶ城という平安時代末期、源平の戦いで敗れた平家の姫の伝説も残っています。昔から人が滅多に入らない深い渓谷だったことがうかがえます。
大屋川は、キャニオニングという沢登りで有名で、横行中腹には「ノースツアー」という一般の人がキャニオニング(沢登り)できるレクリエーションセンターがあります。
夏の季節は、一般の人が朝9時もしくは13時集合で沢を登り始めるようなので、夏は朝早く入渓するのが望ましいと思います。キャニオニングとバッティングすると魚が岩の中に逃げてしまい、釣果が極端に下がってしまう可能性が高いです。
大屋川は円山川水系で、円山川の遊漁券が必要です。日券3,000円なので、結構高めです(笑)。円山川は流域が多いので、年券を購入し、円山川をじっくり攻めるもの良いと思います。オンラインで購入できるところを紹介しておきます。
釣りスタート
但馬アルペンロードを中腹まで登り、釣りスタートです!道路は1本道の林道で、対向車はなく、極端に狭いところはありませんでした。落石・木の枝があるかもしれないので、徐行運転で目的地に向かうのが良いと思います(途中道路に落ちた木に阻まれ、停車し木を移動させました)。途中に良さそうなポイントが多かったので、先行の釣り人がいても、下流・上流に場所を少し移動すれば、横行渓谷で釣りが楽しめると思います。
左の砂防ダムが上流最後の砂防ダムで、これより上には砂防ダムがありません。下流の集落を考えると少し少ない印象です。砂防ダムはダム下の淵こそ、釣りスポットとなりますが、上流部分は砂が堆積し、一定区間淵なくなってしまいます。砂防ダムがないのは渓流は、非常に評価が高いポイントです。
道路は右に曲がり、渓谷と道路の距離が開きます。崖ではないので、時間をかければ道路にあがることができます。上流に橋があり、道路に簡単に上がれるので、何もなければ渓谷沿いを登っていくのが良いと思います。
さすが氷ノ山の支流。水量がたくさんあり、透明度抜群です。エサはブドウ虫を使いました。ブドウ虫はエサが外れずらく、魚が釣れるまでエサを交換しなくてすみます。上流の橋まで結構距離があり、急いで釣り上がる必要があり、ブドウ虫で良かったです。
早速ヒット!朝早くは魚の活性が高く、すぐに釣れました!!良いサイズの山女です。
尺近い山女も釣れました!婚姻色が鮮やかでした。小さい淵の方が魚の活性が高く、サイズの大きな魚がいた気がします。たくさんの人が入渓しており、大きな淵の魚は釣り人慣れして、釣れなくなっているんだと思います。
鹿の糞が少なく、ヤマビルなどの吸血生物は少ない気がします。ただ、血を吸われる可能性があるので、サンダル・素足で入る入渓は危険です。また、滑る所が多いので靴は裏地がフェルトのものが良いと思います。私は・・・
の2つで下半身を完全防御しています。特に渓流タビは、水中の苔でも滑りづらく、耐久性も高く2年間(10回以上)使用しても損傷・性能の劣化がなくオススメです。キャラバンCRタイツと組み合わせると、足の露出がなくなるので、より安心です。ただ、この渓谷に関していうと滑っても骨折する程度で、命を落とす危険な場所はないので、靴+靴下orタイツでも十分戦えると思います。
友人が尺山女を釣りました
続けてもう1匹尺近い山女。小さい淵に大きな山女が多くついていました。
橋を越えると、少し高低差が緩む渓谷になりました
上流は木が生い茂っています。小さい淵には、今年生まれたであろう小さめの山女がたくさんいました。
5時間ほど釣りあがってきましたが、全匹山女で、岩魚は出てきません。と、ここで、今までと違う鋭い、岩に吸い込まれるアタリです。岩魚と山女の雑種であるカワサバが釣れました。出てこないだけで、岩魚もいるのでしょう。ごめんなさい。写真が取れませんでした。
時間的にも最後の大滝。期待に胸を躍らせましたが、なんとこの滝
淵が全くない滝でした!良い型の山女が1匹釣れてここで、納竿しました。
釣りマップ・動画
動画は後半の方がオススメですが、カメラの向きが上過ぎて、魚が全く映っていないという悲劇がありました。
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