製粉業界に注目しており、業界第4位の日東富士製粉を調べてみました
製粉準大手。
四季報
三菱商事傘下で連携推進。
『ケンタッキーフライドチキン』など外食FCも展開
沿革
1914年 埼玉県熊谷市に設立
1938年 株式上場
1960年 東京晴海工場完成、東京工場を閉鎖集約
2003年 さわやかの全株式を取得
2012年 水産飼料事業を日本農産工業に譲渡
2018年 増田製粉所の株式を公開買付により追加取得し、同社を完全子会社化
事業内容
製粉及び食品事業:小麦粉・ふすま・ミックス粉・食品等
外食事業:ケンタッキーフライドチキン等
運送事業:運送業
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連19.3* | 54,900 | 4,164 | 4,463 | 3,357 | 366.6 | 110 |
連20.3* | 57,544 | 4,568 | 4,970 | 3,384 | 369.6 | 111 |
連21.3* | 56,544 | 4,539 | 5,027 | 3,536 | 386.2 | 116 |
連22.3* | 59,340 | 4,404 | 4,886 | 3,714 | 407.5 | 164 |
連23.3 | 69,540 | 5,299 | 5,728 | 3,963 | 435.3 | 175 |
セグメント
財務諸表
資産
現金預金11億円(2%)
有形固定資産156億円(26%)
投資有価証券93億円(15%)
負債
有利子負債5億円(2%)
純資産
自己資本比率74.7%
配当性向40.2%
利益剰余金346億円(57%)
その他有価証券評価差額金45億円(7%)
損益計算
売上高
営業利益率7.6%
経常利益率8.2%
当期純利益率5.7%
キャッシュフロー
投資額(億円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 13 | 14 |
固定資産 に対する支出 | 17 | 26 |
株価 個人的な購入価額
4,955円(2024.1.5)
時価総額46,501百万円(01/05)
配当利回り(会社予想)3.55%(01/05)
1株配当(会社予想)176.00(2024/03)
PER(会社予想)(連)11.28倍(01/05)
PBR(実績)(連)0.97倍(01/05)
EPS(会社予想)(連)439.29(2024/03)
BPS(実績)(連)5,132.31(2023/03)
直近5期の平均EPS:393円
進捗:38%(2Q)
需要・顧客構造(+15%):
国内売上比率が9割超を占めています。小麦はパン・麺類に使用される食料品なので、景気に左右されず、安定した業績を維持できそうです。
競争環境(▲5%):
製粉会社は、日清製粉、日本製粉、昭和産業、日東富士製粉が大きな4社です。製粉事業は、プレーヤーも少なく市場環境は良さそうです。
外食事業では、KFCのトップフランチャイジャーとして関東、東海地区で店舗展開をしています。外食・ファーストフードでの競争が激しく、KFC上部にロイヤルティー料を支払う必要があり、競争環境は厳しそうです。
ビジネスモデルの有望性(▲5%):
全粒粉やふすまなど健康機能が高い、製品に力を入れており、高付加価値化による市場の拡大に期待が持てますが、内需縮小による中長期的な市場の縮小に不安があります。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲5%):
自己資本比率が高く、実質無借金経営でキャッシュリッチな会社で、連結配当性向40%は魅力的です。三菱商事が株式の65%を有しており、三菱商事出身の役員が多いです。
しかし、カタリストという面が少し欠けている気がするので、購入に消極的です。
個人的な目標株価
PER439×14倍=6,146
PBR5,132×0.7倍=3,592
プレミアム4,869×1.15×0.95×0.95×0.95=4,801
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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