ニッピの業績が予想以上に良く、配当政策を変更したので、購入したくなりました。
自分は、5年前、ニッピの株価指数が割安なのを好感し、3年ほどニッピ株式を有していました。しかし、業績が良いのに、株主還元に消極的であり、株価も上昇せずに長期塩漬け状態になっていました。まさにバリュートラップの罠にひっかかり、含み損を抱えたまま売却しました。
ニッピは、1907年設立と長い歴史があり、大成建設を中心に、安定株主比率が高いです。コーポレートガバナンスも意識も薄く、株主還元政策に変化はないと思っていました。それゆえ、今回の配当政策変更のプレスには驚きました。
24年3月期(2Q累計)
上期決算は、前期比営業利益55%増益、四半期純利益も66%の増益となっています。予想・実績差異理由では、ゼラチン関連事業の健康食品用ペプタイドやカプセル用ゼラチン、化粧品関連事業のニッピコラーゲン100が続伸したようです。
営業利益を前期と比較して並べると、
ゼラチン関連の大増益が見て取れます。主力の事業の増収は今後の業績を予測するうえでも非常に良いですね。
期末配当に関して
2024 年3月期の期末配当予想に関しましては、配当性向23%から25%を目安に2024 年3月期決算確定時に判断し、1株当たりの期末配当金が決定次第、速やかにお知らせいたします。
ニッピ23年11月8日公表 業績予想修正
業績予想修正のプレスの下に、23から25%を目安とする配当政策の指針を出しました。配当予想修正を出しておらず、強制力は少ないにしても、ニッピが配当方針を出したのには驚きました。
通期の利益予想水準で、160~174円/株なので、従来の水準の2倍以上です。配当利回りの面でも非常に魅力が増したと思います。
ニッピの不動産事業
東京都足立区
ニッピは東京都足立区千住橋に広大な土地を有しており、商業地として土地を貸し出しています。不動産利益も着実に入ってくる土地なので非常に魅力的です。3年前には、この千住橋の1部土地を長谷工コーポレーションに売却し、53億円の譲渡益を計上しました。
大阪市なんば
大阪の南海なんば駅近くの1等地に土地を有しており、南海電気鉄道と55年間の一般定期借地権設定契約を締結しました。南海はホテルで使用を目指す建築主に転借し、タイに拠点があるホテルが運営するようです。ニッピにとっては安定して賃借料が入ってくるので、非常に魅力的です。
ニッピの株主優待
ニッピは100株でニッピコラーゲン100が3袋もらえます。楽天市場をみると1袋5,663円で売られており、結構価値が高いです。
無味なので、炊飯やみそ汁に入れて、効率よくコラーゲンを摂取できます。効果は・・・心なしか、関節が滑らかなになった気がします。
株価指数
4,350円(2023.11.8)
以下決算換算後
時価総額12,567百万円(11/08)
配当利回り(会社予想)3.9%(11/08)
1株配当(会社予想)170.00(2024/03)←配当予想換算後
PER(会社予想)(連)12.51倍(11/08)
PBR(実績)(連)0.36倍(11/08)
EPS(会社予想)(連)695.42(2024/03)
BPS(実績)(連)12,541.58(2023/03)
今日のマーケットが始まっていない時に記事を書いていますが、おそらく今日はストップ高でしょう。上昇が5,000円くらいに収まるなら、取りに行きたいです。
コメント