共働きで子育てしており、夕ご飯を作る余裕がなく、スーパーで総菜を買って帰る余裕もありません。冷凍食品は休みの日にまとめ買いでき、レンジで温めれば、すぐに食べられて、重宝しています。業界最大手のニチレイを調べてみました。
冷蔵倉庫と冷凍食品で首位。
四季報
第2の柱・低温物流は欧州でも成長中。
水産、畜産も手がける
沿革
1942年 帝国水産統制の設立
1949年 株式上場
1952年 調理冷凍食品の販売を開始
1956年 畜産事業を開始
1998年 サードパーティーロジスティックス事業へ進出
2006年 タイの生産拠点を子会社化
2010年 フランスの冷温物流事業会社を買収し、フランスにおける低温物流事業に進出
2012年 アメリカの食品会社を買収し、アメリカ市場での事業を拡大
事業内容
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連19.3 | 580,141 | 29,511 | 29,864 | 19,943 | 149.7 | 32 |
連20.3 | 584,858 | 31,035 | 31,777 | 19,609 | 147.2 | 42 |
連21.3 | 572,757 | 32,949 | 33,532 | 21,212 | 159.2 | 50記 |
連22.3 | 602,696 | 31,410 | 31,667 | 23,382 | 176.7 | 50 |
連23.3 | 662,204 | 32,935 | 33,448 | 21,568 | 167.1 | 52 |
セグメント
財務諸表
資産
現金預金278億円(6%)
有形固定資産1,951億円(43%)
のれん67億円(1%)
投資有価証券383億円(8%)
負債
有利子負債1,146億円(25%)
純資産
自己資本比率49%
配当性向31%
利益剰余金1,873億円(41%)
損益計算
売上高
営業利益率5.0%
経常利益率5.1%
当期純利益率3.3%
投資有価証券売却益
当期39億円、前期7億円
キャッシュフロー
投資額(億円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 211 | 222 |
固定資産 に対する支出 | 227 | 251 |
子会社株式の取得による支出
前期84億円、当期7億円
株価 個人的な購入価額
3,578円(2024.1.12)
時価総額479,723百万円(01/12)
配当利回り(会社予想)2.07%(01/12)
1株配当(会社予想)74.00(2024/03)
PER(会社予想)(連)19.87倍(01/12)
PBR(実績)(連)1.88倍(01/12)
EPS(会社予想)(連)180.10(2024/03)
BPS(実績)(連)1,907.48(2023/03)
直近5期の平均EPS:160円
進捗:51%(2Q)
需要・顧客構造(+20%):
冷凍食品を取り扱っており、景気に左右されず、業績が安定していそうです。タイに食品加工工場を有しており、タイの従業員は6,693名と、連結会社従業員の42%を占めています。
加工食品のコスト競争力も高く、冷凍物流のシェアも高く、顧客との関係性も深いと思います。
競争環境(+20%):
冷凍食品は、ニッスイ、ニチレイ、マルハニチロが大手です。
一方、ニチレイは、低温物流を手掛けており、グループ外の取扱いが90%超と外部からの受託比率が高いです。冷蔵倉庫設備能力ランキングで国内No.1で、世界的にも上位のランキングです。冷蔵倉庫・輸配送のサービスの新規参入コストは高く、激しい価格競争に陥る可能性は低そうです。
ビジネスモデルの有望性(+10%):
共働きの増加に伴い、時短を進める動きが強く、成長性に期待が持てます。海外進出に積極的で、冷凍食品という文化を輸出し、現地生産・現地販売によって、業績を拡大できると思います。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+10%):
自己資本比率が5割で財務が安定しています。ニチレイの事業概要説明資料に事業内容と強みが分かりやすく記載しており、IRの的を得ており、優秀な人材がいるのだと思います。冷凍食品が好きなので、購入に積極的です。
個人的な目標株価
PER160×14倍=2,240
PBR1,907×0.7倍=1,335
プレミアム1,787×1.2×1.2×1.1×1.1=3,114
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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