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奈良四郷川渓流釣り(明神平登山道はゴルジュと滝で美しいが、中流域のアマゴの密度が高く釣果が上がった)

渓流釣り
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2024年9月。吉野川の源流の四郷川で渓流釣りをしました。標高1,300m超の伊勢辻山・明神平から流れる渓谷は美しく、アマゴ・イワナがいました。中流域の放流区間の方が、アマゴの魚影が濃くて楽しめました。

四郷川とは

奈良県東吉野村麥谷。和歌山市街地の目の前を流れる紀ノ川の上流、吉野川の源流で釣りをしました。

高見川の上流、四郷川という支流で、源となる伊勢辻山・赤ゾレ山・国見山・天神平・薊岳は標高1,200-1,400mあります。峠の東側は三重県です。

東吉野村の渓谷は、東吉野村漁協が管轄しており、フィッシュパスというオンラインサイトで遊漁券を購入できます。

高見川・四郷川・木津川(東吉野村漁協) | FISHPASS(フィッシュパス)
出典:東吉野村漁協HP 更新日:2021年11月26日

日券が2,000円です。高見川・四郷川・木津川など谷も多いので、年券を購入してじっくり攻めてみたい渓谷です。

七滝八壺までの渓谷

桜井市・‎宇陀路方面から東吉野村に入りました。やはた温泉の先は川と道路の距離が近いですが、民家が続き、駐車スペースが少ないです。民家を抜けた所に1台分の駐車スペースを発見しました。

林道の終わりまでいくと、明神平登山用の駐車場があり、10台程度駐車できます。途中で駐車せずに、登山用の駐車場から下流に移動し、釣り上がるのも選択肢としてありだと思います。

岩盤が見え、良い淵が多くあり釣り甲斐があります。

漁協の放流活動が盛んだからか、チビアマゴから20センチのアマゴが良く釣れます。

1時間ほど釣り上がると七滝八壺まで来ました。

この七滝八壺は日本遺産で、台高山脈「伊勢辻山」を源とし、大又川にそそぐ七つの滝の総称で、水量豊かで美しい景観を造形しています。吉野杉の人工林に囲まれる一帯は、日本三大人工美林のひとつであり、ニホンカモシカ、ニホンザルなど多くの動物が生息しています。

アマゴが好きそうな淵でしたが、アマゴは釣れませんでした。動画では、水中の様子も撮影しています。

奈良四郷川(東吉野、景勝地七滝八壺の水中にはアマゴ達が泳ぎ、釣果良好、明神平へ向かう道路で渓流釣り)

魚止めの滝までの渓谷

七滝八壺の上流も険しい渓谷が続きます。

谷が深くて渓谷が暗かったです。砂防ダムが2個ほどありましたが、登り口にはロープが張ってありました。漁協が設置してくれたのでしょうか?漁協の活動に感謝です。沢沿いにも遊歩道があるようで、遡上困難な場所には迂回路が設定されており、険しい渓谷でも釣り上がれました。

入渓者が多いようで、魚影は薄いです。ゴルジュで入渓者が少ない所、見逃して先に進んだポイントで、良型のアマゴを釣りました。

明神平は登山で人気な山なのでしょうか?9時ごろまでに登山客と思しき車が5台ほど上流の駐車場に登っていきました。youtubeには、クオリティの高い登山道や天神平でのキャンプ動画がアップされていました。登りやすそうな渓谷なので、家族で登山に行きたいと思いました。

魚止めの滝の下には、吊り橋があります。この辺りは特に険しい渓谷で、登り甲斐がありました。

紅葉が綺麗な木も多く、紅葉の季節は散策で楽しめそうです。

魚止めの滝は大きな深い淵になっていましたが、魚は釣れませんでした。アマゴがメインの渓谷ですが、イワナも生息しています。支流から流れてきた岩魚なのかもしれません。

カワサバというアマゴとイワナの雑種が釣れました。カワサバは1代目では生き延びられるものの、2代目になると、卵の不良や臓器の不良で生息ができないようです。生息域が近く、似ている2種が交わり、命を繋ぐことはできないようです。

明神平への登山道

林道の最上流には登山用の駐車場があります。

渓谷沿いに登山道が整備されています。水量も多く、ゴルジュ地帯なので、道に登り、巻きながらの釣行です。

登山道駐車場から一気に魚影が薄くなりました。おそらく漁協の放流が終わっているのだと思います。イワナ領域になったようで、水中に良く見ると

水中の深い所にイワナがいました。岩魚はアマゴと違い、深い所にて色も目立たないですね。魚影は薄いようです。おそらく天然のイワナです。私の記事をみてこの場所に来る人は、キャッチ&リリースでお願いします。魚影が薄いので、キープ目的の人は、四郷川の中流域の方が良いですし、もっと釣れる場所を私の動画で紹介しているので、そちらをご覧ください。また、魚へのダメージを減らすために、返しなしの針を使ってもられると嬉しいです。

この渓谷は高低差があり、砂防ダムもありますが、最近流行りの鋼鉄製砂防ダムがメインです。

JFE建材が販売しているJ-スリット堰堤でしょうか?

昔の砂防ダムは、コンクリートで両脇を固めているのがメインでしたが、最近の砂防ダムは鋼鉄製の土砂・立木を捕捉できるものが増えている気がします。砂防ダムの建設には、上流部を堰き止め、ポンプによる迂回水路の設定、コンクリートの養生など、時間とコストと環境負荷が高いと思います。一方、鋼鉄製の砂防ダムは左右の土手を交互に固めたあとは、鋼鉄製品を乗せればいいので、渓流域での作業の手間が少ないように感じます。

さて、高低差があり、大滝にぶつかりました。

ようやく待望のイワナが釣れました。サイズは18センチほどですが嬉しい1匹です。すぐにリリースしました。この滝のすぐ上にも滝が続いており、

これ以上先に進んでも魚影は薄そうなので戻ることにしました。動画は登山者向けだと思います。

奈良明神平の登山道沿いで渓流釣り(目を凝らすと水中の底にはイワナが悠然と泳ぐ、魚影は薄くともエメラルドグリーンの水、大滝・大淵の連続に癒される)

泣きの下流域

上流域の魚影が薄かったので、駐車場から下のエリアで泣きの釣りです。

スクーターで釣りに来ていたおっちゃんが帰る所だったので、100mほど下ったところから、釣り上がりました。チビっちゃいアマゴがかなりいて、積極的にエサを追いかけてきて釣れます。源流での苦戦がまるで嘘のようです。

10分ぐらいで5匹アマゴが釣れ、釣果良好でした。放流エリアを考えると、ふるさと村ややはた温泉で駐車させてもらい、釣り上がるのが、良いのかもしれません。来年度の解禁日の戦略として候補に入れようと思います。

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