書き心地が好きでポールペンのジェットストリーム(三菱鉛筆)を10年以上使い続けています。他社のものは途中でインクが出なくなることが多く、ジェットストリームに絶大な信頼を置いています。海外比率も高く、調べてみました。
筆記具の代表メーカー。
四季報
uniブランドで著名。
ボールペン主力だが化粧品OEMや産業資材も
沿革
1887年 東京都四谷区において創業
1903年 逓信省指定商品として採用された鉛筆を表徴する商標として三菱マークを登録
1962年 株式上場
1990年 イギリスROYAL SOVEREIGN LTD.買収
2016年 三菱鉛筆中部販売株式会社(現・連結子会社)が中部産業株式会社より事業の譲受
2019年 uni Mitsubishi Pencil North America,Inc.設立
事業内容
筆記具及び筆記具周辺商品事業と粘着テープ等その他の事業
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連20.12 | 55,180 | 5,493 | 5,988 | 3,794 | 67.6 | 31 |
連21.12 | 61,894 | 7,520 | 8,309 | 5,658 | 101.0 | 32記 |
連22.12 | 68,997 | 9,243 | 10,128 | 6,951 | 125.7 | 35 |
連23.12 | 74,801 | 11,851 | 12,889 | 10,166 | 186.8 | 40 |
財務諸表
資産
現金預金579億円(40%)
有形固定資産225億円(16%)
投資有価証券195億円(13%)
負債
有利子負債34億円(2%)
純資産
自己資本比率79%
配当性向21.4%
利益剰余金1,000億円(69%)
その他有価証券評価差額金85億円(6%)
損益計算
売上高
営業利益率15.8%
経常利益率17.2%
当期純利益率13.6%
キャッシュフロー
投資額(億円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 27 | 26 |
固定資産 に対する支出 | 16 | 18 |
固定資産の売却による収入28億円
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 13 | 9 |
配当金の支払 | 18 | 20 |
株価 個人的な購入価額
2,391円(2024.2.22)
時価総額151,318百万円(02/22)
配当利回り(会社予想)1.76%(02/22)
1株配当(会社予想)42.00(2024/12)
PER(会社予想)(連)11.50倍(02/22)
PBR(実績)(連)1.14倍(02/22)
EPS(会社予想)(連)207.94(2024/12)
BPS(実績)(連)2,103.23(2023/12)
直近5期の平均EPS:112円
需要・顧客構造(+10%):
ペンなど筆記用具がメインであり、景気に左右されず、安定した収益を確保できそうです。
競争環境(+20%):
筆記用具はコクヨ・トンボ鉛筆・パイロットコーポレーション・ぺんてる・ゼブラ・三菱鉛筆など競合が多く、海外勢も含めると競争環境が厳しそうです。
しかし、三菱鉛筆のジェットストリームの性能は非常に高く、私のように多少高くてもジェットストリーム(三菱鉛筆)のペンを使う層は多く、競争力が高そうです。
ビジネスモデルの有望性(+10%):
国内及び欧州諸国は、人口減少と少子高齢化に伴う需要の縮小という構造的な問題を抱え成熟した市場といえます。一方、アジアをはじめとする新興国諸国は経済発展著しく、高品質かつ高機能な筆記具への需要が高まっています。
三菱鉛筆は海外比率が5割超を占めており、引き続き、新興国市場を深化することで、事業を拡大できると思います。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+20%):
自己資本比率が高く、(現預金+投資有価証券-有利子負債)ネットキャッシュが資産比5割もあり、財務が優良です。
私は20年近くジェットストリームを使っており、三菱鉛筆が大好きなので、積極的に購入したいです。
個人的な目標株価
PER112×14倍=1,568
PBR2,103×0.7倍=1,472
プレミアム1,520×1.1×1.2×1.1×1.2=2,649
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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