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コンタクトレンズのメニコン(7780)

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コンタクトレンズといえば、アルコン・ジョンソン&ジョンソン・ボジュロムが有名です。5年前に国内メーカーであるシードのコンタクトレンズを使って痛い目を見ました。酸素透過率が低くて、目がゴロゴロして痛くて、我慢できませんでした。

海外企業と比べると、国内企業は規模が小さく、研究開発投資が不足しているのでしょうか。海外には勝てる見込みはないのでしょうか?調べたことないのが、メニコンとHOYAなので調べてみました。

日本初の角膜コンタクトレンズ開発。
自社で製販一貫。
定額制「メルスプラン」の会員基盤が強み

四季報

沿革

1951年 田中氏が日本初の角膜コンタクトレンズを開発

1984年 主力工場として岐阜県関市に関工場新設

2012年 ダブリュ・アイ・システムの株式取得

2015年 富士コンタクトの株式取得

2016年 アルファコーポレーション(オルソケラトロジー)・エーアイピー(コンタクトレンズ取扱店)の株式取得

2020年 ハマノコンタクト(コンタクトレンズ店)の株式取得

2022年 シリコーンハイドロゲル素材の1日使い捨て遠近両用コンタクトレンズ「1DAYメニコンプレミオ マルチフォーカル」発売、1日使い捨てコンタクトレンズの製造工場をマレーシアに建設

事業内容

セグメント主な事業の内容
 ビジョンケア事業コンタクトレンズ(定額制会員システム「メルスプラン」によるものを含む)及びケア用品等の製造、販売
 その他1.動物用医療製品等の開発、販売 2.稲わらの分解促進材、家畜排泄物の堆肥化促進材等の開発、販売 3.生殖補助医療及び先端医療分野の製品開発、販売 4. 人材派遣 5.農水産物の販売及び輸出入

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
20.3*84,5197,0336,5544,06056.114
21.3*86,2098,1068,3485,95278.817.5記
22.3100,1729,95710,0556,48185.720
23.3110,19412,06211,7557,37797.325
24.3116,1928,9518,2254,53859.725

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金469(26%)
有形固定資産755(42%)
のれん27(2%)

負債

有利子負債708(39%)
新株予約権付社債を230億円起債しています

純資産

自己資本比率44%
配当性向42%
利益剰余金608(34%)

損益計算

売上高
営業利益率7.7%
経常利益率7.1%
当期純利益率3.9%

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費7076
固定資産 に対する支出130213

株主還元

前期当期
自己株式の取得
配当金の支払2114

株価 個人的な購入価額

1,370円(2024.7.16)

時価総額105,005百万円(07/16)
配当利回り(会社予想)2.04%(07/16)
1株配当(会社予想)28.00円(2025/03)
PER(会社予想)(連)14.92倍(07/16)
PBR(実績)(連)1.32倍(07/16)

EPS(会社予想)(連)91.85(2025/03)
BPS(実績)(連)1,041.16(2025/03)
ROE(実績)(連)5.98%(2024/03)

直近5期の平均EPS:76円

需要・顧客構造(+10%):

コンタクトレンズは日常的に使用するものなので、景気に左右されず、一定の業績を維持できそうです。

競争環境(▲15%):

コンタクトレンズは、アルコン・J&J・クーパービジョン・ボッシュロムなど世界的な大企業のシェアが高く、競争力が高いです。一方、国内メーカーは、メニコン・ホーヤ―・シードの3社が扱っており、国際的な競争力が高いとは言えません。

ただ、メニコンは、コンタクトレンズの販売店を多数有しており、販売チャネルを有しているのが強いと思います。メルスプランという会員サイトで囲い込みができるのは強いと思います。

ビジネスモデルの有望性(+10%):

マレーシアに320億円の設備投資を予定しており、アジアへの販売を強化する予定です。2026年7月完成予定で、まだ先ですが、完成後の業績に期待が持てます。

株主優待(+20%):

100株保有でメニコンの優待券10,000円、機能性食品、食品・茶葉がもらえます。資金額に比して、魅力的な優待だと思います。

個人的な好み(+5%):

近年大型設備投資を続けており、B/S膨張により自己資本比率が低下していますが、44%なので、財務が良好だといえます。新株予約権付社債を発行するなど、財務政策にも積極的で、マレーシアの大型設備投資によりキャッシュを生み出すようになったら、株主還元にも期待が持てます。

一方、この業界は商品力の高さが重要だと思います。自分が使っている1Dayコンタクトの酸素透過率をメーカーごとで比較すると、メニコンのコンタクトレンズは海外企業より劣っています。メニコンのコンタクトレンズを使用したことがないので、使ってみて、競争力を判断し、購入可否を決めようと思います。

個人的な目標株価

PER76×14倍=1,064
PBR1,041×0.7倍=729
プレミアム896×1.1×0.85×1.1×1.2×1.05=1,161

以上

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