2024年3月。京都の観光地鴨川の上流である貴船川で渓流釣りをしました。この日は、イワナ域の解禁日。岩魚（イワナ）はまだ冬眠中で、釣れませんでしたが、アマゴが数匹釣れました。
観光目的で貴船川床に来る人がこの貴船川のアマゴを知ることで、風景の解像度が上がり、より一層観光が楽しめると思い、記事にしました。
賀茂川とは
京都に観光に行った人なら、１度は鴨川を見たことがあると思います。河原町、清水寺、八坂神社、平安神宮などメインどころが集まっています。私にとっても、デート、失恋など鴨川は思い出深い川です。
京都盆地の北側から流れ出る川で、下賀茂神社の上流辺りから賀茂（かも）川と呼び名が変わります。
賀茂川漁協の管轄で、釣りチケ（オンライン遊漁券購入サイト）で遊漁券を購入できます。日券は2,750円・・・去年よりも数百円高くなっているようです。
賀茂川は京都市街地から近く、電車・バスの本数も多く、釣りに来やすい場所です。釣り人も多いので、遊漁券値上げにより、釣りに来るハードルを上げるのはありだと思います。お金のある大人からガッポリ取っても、放流事業や河川の整備に役立ててもらいたいです。
イワナ域解禁
貴船神社奥院の上あたりがイワナ域で、アマゴ域と比べると、2週間ほど解禁日が遅いです。朝5時の貴船川はまだ真っ暗で、明るくなってから釣りスタートです。
アマゴの食いは良いのですが、半年間釣りから遠ざかっており、アタリに合わせることができず、合わせが甘く、反動で張り出している木に引っかかってしまいました。この貴船川は、木のせり出しが多く、難易度が高いです。物理的に攻められないポイントもありました。
砂防ダムでも、積極的なアタリがあります。
中々いいサイズのアマゴが釣れました。何匹がいるようですが、腕が足りず、合わせることができず、1匹でフィニッシュです。
左の滝谷
砂防ダムを越えると沢が2手に分かれます。左の谷には砂防ダムがあり、アマゴが泳いでいました。
すぐに良型のアマゴが釣れ、アタリが続きます。チビを含めると5匹くらいはエサをつついていました。この滝谷は、目の前の砂防ダムが大きく、超えるのを断念しましたが、結構奥が深そうです。魚谷山から流れており、攻め甲斐がありそうです。先行釣り人が多く、釣り場が無くなったら、奥に行っても良さそうです。
美しい渓谷
高低差があり、良いポイントが続きます。小さい淵でもアマゴの気配があります。淵に近づくと逃げるアマゴの姿も見えました。イワナ域の解禁日に入ったので、おそらく今年初の釣り人なのでしょうが、警戒心が強いです。
釣れるアマゴのサイズも、チビが多かったです。しっかりエサを食べて、大きくなってもらいたいですね。体長制限があり、アマゴ12センチ、イワナ15センチ以下の採捕は禁止されています。小さいアマゴが多いので、ダメージを与えず、リリースできるようカエシのない針を使うのが良いと思います。私のおすすめの針は、吉村渓流です。
今年初の渓流釣りで足がもつれます。倒木を越えられなかったり、濡れた石に足を取られたり、まだまだ、体が慣れていません。寒さも体の動きを悪くしているのだと思います。3月中旬でもまだ渓流釣りには早いですね。
釣り人いと多し、下流へ退却
7時過ぎると、釣り人に来る人が増えてきて上流域の短い区間で3組の釣り人がいました。こりゃ、釣りにならない！と、下流へ退却しました。
下流も良いポイントは多いのですが、全く魚の気配がありません。ダウンストリーム（上流から下流に下る）なので、魚に丸見えなので釣れないのでしょうか？いや、多分魚がいないのだと思います。可能性の薄さを感じ、すぐに撤退することにしました。
温かくなったら、釣れるのでしょう。アブラハヤが(笑)
貴船川は、標高900ｍから流れ出る川で、アマゴ・イワナの渓流魚にとっては水温も環境も物足りなさを感じます。アブラハヤが群雄割拠する川だと思います。冬の季節はアブラハヤは、水中の木の葉の中に隠れているのだと思います。
イワナ全く釣れませんでした。イワナは冬の間、イワナの中に入って身動きしません。4月頃に釣れたイワナの腹のアタリに傷がついていることがありました。これは冬の間イワナの中に入っていた時にできた傷なのだと思います。
一方、アマゴは、冬眠せずにいるので、この3月中旬に釣れたのだと思います。
駐車場・交通手段
叡山電鉄鞍馬線貴船口駅から川床のある観光地、貴船神社奥宮までの区間に釣り用の駐車スペースがありません。貴船パーキングというコインパーキングがありますが、ここまでの道が狭いです。
奥貴船橋の辺りに2台程度、もっと奥に行った所に駐車できるスペースはあります。ただ、道が狭く、帰りに観光地で車のすれ違いを考えると、車はオススメできません。ここまで貴船口駅から歩いて50分程度、バスも出ているので、バスを使って上流部を攻めるのもいいかと思います。
温かくなってくると観光客も多く訪れる場所なので、釣り人と観光客との両立が実現できればいいですね。
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