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日本KFC上場廃止で唯一のケンタ銘柄、アクシーズ(1381)

企業分析
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時々ケンタッキーを食べたくなります。

小さい頃から親がケンタッキーをお土産で買ってきてくれて、大好きでした。

大人になってからも、ケンタのチキンは美味しいと思います。

日本KFCは米投資ファンドのカーライル・グループのTOBにより、上場廃止となりました。日本KFCはカーライル傘下で店舗網の拡大やデジタル化、メニューの拡充を進めるようです。波及効果がアクシーズにもあると思い、ケンタッキーフライドチキンのチキンを納めているアクシーズを調べました。

鶏肉国内大手。
ケンタッキー(KFC)と食肉卸向け柱。
飼料製造から加工まで一貫。
外食FCも

四季報

沿革

1962年 採卵鳥の育種改良及びその雛の孵化販売を目的として伊地知種鶏場(現アクシーズ)を設立

1965年 独自に改良した育種による鶏肉加工事業に着手

1967年 傘下の委託農家による肥育施設を展開し、ブロイラー飼育生産を開始

1977年 日本ケンタッキー・フライド・チキンと販売契約を締結

1983年 日本ケンタッキー・フライド・チキンとフランチャイズ契約を締結し、第一号店を山口県下関店に開業

1996年 大手飼料メーカーから飼料製造工場を買収し、飼料製造会社を設立

1998年 ニチレイへABF(抗生物質フリー)チキンの販売を開始

2000年 株式上場

2004年 バイオマスエネルギーを製造するための会社を設立

2006年 南九州バイオマス山崎工場(薩摩郡さつま町)を新設稼働し、工場に電力を供給し、又、グループ内の工場群へプロセス蒸気の供給を開始

2022年 孵卵能力強化のため孵卵施設を新設

事業内容

消費者のニーズに適合した鶏肉を安定的、継続的に供給する観点に立ち、飼料製造から種鶏飼育、雛生産、ボイラー飼育、鶏肉加工、鶏肉加工食品製造及び外食まで、グループ内での一貫した事業運営体制を構築

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
22.621,7252,4532,6691,943346.195
23.624,1011,9111,9771,410251.296.5記
24.625,8361,5701,7801,239220.798.5

セグメント

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金71(29%)
有形固定資産109(45%)
投資有価証券11(5%)

負債

有利子負債1(0.3%)

純資産

自己資本比率84.8%
配当性向44.6%
利益剰余金194(79%)

損益計算

売上高
営業利益率6.1%
経常利益率6.9%
当期純利益率4.8%

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費1618
固定資産 に対する支出2122

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得0
配当金の支払55

株価 個人的な購入価額

2,645円(2025.1.21)

時価総額14,858百万円(01/21)

配当利回り(会社予想)3.72%(01/21)

1株配当(会社予想)98.50円(2025/06)

PER(会社予想)(連)14.85倍(01/21)

PBR(実績)(連)0.73倍(01/21)

EPS(会社予想)(連)178.07(2025/06)

BPS(実績)(連)3,621.09(2025/06)

ROE(実績)(連)6.12%(2024/06)

自己資本比率(実績)(連)84.8%(2024/06)

直近5期の平均EPS:320円

進捗:46%(1Q)

需要・顧客構造(+10%):

ケンタッキー(三菱系の商品商社フードリンク経由)、ニチレイフレッシュの2社で売上の5割を稼いでいます。

ケンタッキー・冷凍食品は景気に左右されづらく、安定しており、販売先との繋がりも強固であり、アクシーズの業績も安定してそうです。

競争環境(+5%):

個人との飼育施設や輸入肉などと激しい競合関係にありますが、アクシーズは川上(飼料・雛生産)から川下(鶏肉加工)まで一貫して事業を展開しており、競争力がありそうです。

日本KFCのHPを見ると、ケンタッキーの店舗数は日本全国で1,232店舗あります。日本KFCホールディングスの売上原価は560億円で、材料費が売上原価の20%程度と仮定すると、100億円ほどがチキンの購入資金でしょうか?

アクシーズのケンタッキー(三菱系の商品商社フードリンク経由)向けの売上が50億円程度なので、ケンタッキーフライドチキンの50%程度がアクシーズのチキンだと考えても良さそうです。独占的な販売ができており、販売競争力が高そうです。

ビジネスモデルの有望性(+10%):

独自に開発した鶏舎環境制御技術による鶏舎内環境の自動管理及び製造している安全性の高い飼料の使用等より、無投薬飼育を実現しており、健康意識の高まりにより、成長が期待できそうです

株主優待(+2%):

500株以上で、薩摩ハーブ悠然どりを使用したチキン加工食品がもらえます。魅力的な優待ですが、100万円以上の資金が必要なので、ハードルが高いです。

個人的な好み(+15%):

無借金経営で、現金保有比率も高く、財務は抜群です。

鶏糞をボイラーの燃料をして、バイオマス発電をしており、新たな取り組みをする面白い会良い会社だと思います。

平均年収も490万円と畜産業の中では高いです。2019年6月期(4年前)は417万円だったので、かなり賃上げをしています。魅力的な賃金体系であり、魅力的な会社で好きです。

こどもの頃からケンタッキーが好きでした。大人になってからもケンタッキーフライドチキンが美味しいと感じ、チキン自体の競争力が高いと思い、アクシーズが好きです。

個人的な目標株価

PER320×14倍=4,480
PBR3,621×0.7倍=2,535
プレミアム3,507×1.1×1.05×1.1×1.02×1.15=5,227

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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