京都、鴨川の源流の一つである祖父谷川で渓流釣りをしました。道路が並走しており、良淵も多く、比較的安全な渓谷で、魚影も濃かったです。初心者にもオススメな渓谷だと思います。
祖父谷川とは
京都の観光地で有名な鴨川の上流にあり、標高895.9mの桟敷ヶ岳を源としています。
雲ヶ畑の集落の先であり、途中の渓谷沿いは、細い道も多かったです。待機しないとスレ違えない場所もあり、注意が必要です。集落を過ぎると民家はなく、林道となります。上流まで道路が並走しており、入渓ポイントに駐車スペースもあり、比較的、アプローチが容易な川です。
賀茂川漁協が管轄しており、釣りチケというオンラインサイトで遊漁券を購入できます。
遊漁券の日券が2,750円とお高めです。去年よりも、250円値段が上がっているようです。京都市内から近く、近畿圏(兵庫・大阪・滋賀)からアプローチしやすく、入渓者は多い川だと思います。値段を上げることで、入渓者が減り、ストレスなく釣り出来るというメリットはあると思います。私は値上げに賛成です。
ただ、先週貴船川と鞍馬川に行き、賀茂川漁協は良い渓谷が多いと分かったので、年券を購入すればよかったと後悔しています。
洛雲荘の上から入渓
川床料理の洛雲荘の100m上流くらいに砂防ダムがあり、そこから入渓を開始。前日からの雨もあり、水量が多かったです。砂防ダムの比率はそこまで多くありません。釣りした区間で砂防ダムは2つでした。
岩盤が露出している所も多く、良淵になっているとこが多かったです。良型・チビも含め、魚影が濃かったです。
20センチを超えるアマゴを釣りました。このサイズが普通に釣れたら、嬉しいです。放流魚でしょうか?ヒレの形、引きから推測するにかなり天然に近いアマゴだと思います。
賀茂川漁協では、キープサイズの体長制限があり、イワナ15センチ、アマゴ12センチ以下の採捕が禁止されています。見た感じ、20センチ!!キープして塩焼きにして食べました。
この日は、朝5時から入渓し、3時間釣り上がり、20センチ超4匹、チビ6匹という釣果でした。短い時間で、良い釣果を得られました。
イワナはいずこにチビアマゴ多し
賀茂川漁協では、アマゴ域とイワナ域の解禁日が違っています。この祖父谷はイワナ域なのですが、イワナが出てきてくれません。
足跡、タモの忘れ物があり、入渓者が多いかもしれません。絶対魚がいる!思える良淵には、魚がいないことが多かったです。ただ、チビアマゴが多く出てくるので、チビアマゴだけでも十分楽しめると思います。
私は、先々週、イワナ域の解禁日に貴船川床で有名な貴船川で釣りをしました。同じくイワナ域でしたが、イワナの姿は見えず、アマゴばかり釣れました。釣果が乏しく、サイズも15センチ以下ばかり釣れました。この祖父谷の方が良型が多い気がします。賀茂川はアブラハヤが多いようですが、アブラハヤは冬眠しているのか、まだ1匹も釣っていません。
京都は渓流魚が好む高い山が少ないです。京都府で最高峰の山は、皆子山という山で標高は972mです。
1,000mを越えた山が無いのは衝撃的です。この祖父谷も標高896mとイワナ域になるのが難しく、アマゴの流域としては物足りなさを感じます。釣り人が多く、アブラハヤはリリースし、良型アマゴ・イワナをキープすると考えると、漁協の積極的な放流があるからこそ、渓流魚がいる河川なのかもしれません。
それにしても美しい渓谷です。竿は雪渓という5.3mのものを使っています。5mあればどのポイントも十分アプローチができます。木が茂っている所も少なく比較的攻めやすい渓谷だと思います。
雲ヶ畑の魅力
この雲ヶ畑には、1日二往復バスが運行しています。北大路駅からジャンボタクシーで運航しており、約30分、料金は700円と破格の安さです。京都市から補助は出ているのでしょうが、魅力的な交通手段です。
もくもく号という愛称で、9時ぐらいに変えるときにジャンボタクシーにすれ違いました。
祖父谷の麓には、洛雲荘という川床料理が楽しめるお店があります。
美しい清流を見ながら、鮎・山菜・牡丹鍋を楽しめるのは最高の贅沢だと思います。綺麗な清流を見ながら、アマゴの姿に思いをはせ食べる料理とビールは最高だと思います。
祖父谷の源、京都市北区最高峰の桟敷ヶ岳は、平安時代前期、文徳天皇の皇位を継ぐはずだった親王が山の上に桟敷を作ったことに由来しています。桟敷からかつての暮らしていた京都市内の街を見ながら、懐かしんでいたのでしょうか?1つ1つの地名にも深い歴史があって良い所だと思いました。
エサを落とし無念のリタイア
良い渓谷が続き、魚影が濃くなってきました。越えずらい谷場があっても、道路に出れば捲けるので登りやすい渓谷です。ペースを上げて上がっていこうと思いたや先、大きなアタリが・・・
二つの流れ込みの真ん中で、良型のアマゴがヒットしました。残念!!逃してしまいました。次こそは!と意気込んでエサをつけようと思ったところ・・・
エサのミミズが無くなってひました。どこかに落とし落としてしまったようです。さっきエサを取り換えた所になかったので、川の中に落としてしまったのでしょう。無念の途中リタイアとなりました。
4分の1程度しか制覇していないので、リベンジしようと思います。
動画・ブログ
京都貴船川イワナ域解禁日
鞍馬寺前を流れる鞍馬川
上記動画の記事
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