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西日本旅客鉄道(9021)

企業分析
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上越新幹線が福井の敦賀まで延伸しました。北陸新幹線は、東京駅から長野、新潟の上越妙高、金沢を経て、敦賀につきます。JR西日本は上越妙高以西を担当しており、JR西日本の事業領域が大きく拡大したと思います。

敦賀から京都まではトンネルが中心となりコストが嵩み、実現が難しいそうですが、JR西日本の不採算路線の廃止やインバウンド需要の取り込みにより、成長に期待が持てます。

JR西日本。
北陸、近畿、中国、九州北部で営業。
山陽新幹線と上越妙高以西の北陸新幹線を運営

四季報

沿革

1949年 日本国有鉄道法に基づき、公共企業体として国鉄が設立

1972年 山陽新幹線の営業を開始

1987年 日本国有鉄道法が廃止、西日本旅客鉄道が設立

1989年 一般旅行業の営業開始

1996年 株式上場

2014年 ゴルフ事業をアコーディア・ゴルフに譲渡

2019年 おおさか東線「新大阪~放出駅」の営業開始

2024年 北陸新幹線の営業開始

事業内容

・モビリティ業:
鉄道事業のほかに、旅客自動車運送事業及び船舶事業を展開
鉄道事業のうち、当社は、北陸、近畿、中国及び九州北部の2府16県の広いエリアを営業範囲として、新幹線、在来線の特急を中心とする都市間輸送及び京阪神都市圏や広島、岡山等の地方中核都市を中心とする地域での都市圏輸送等を展開

JR西日本 有価証券報告書24年3月期

・流通業:
百貨店業のほかに、主要駅における物販・飲食業等を展開

・不動産業:
保有不動産を活用した不動産販売・賃貸業のほかに、ショッピングセンター運営業、ホテル業を展開

・旅行・地域ソリューション業

・その他:広告業等を展開

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
22.3*1,031,103-119,091-121,047-113,198-258.050
23.3*1,395,53183,97073,61988,528181.662.5
24.3*1,635,023179,748167,38298,761202.671

セグメント

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金2,335(6%)
有形固定資産2兆6,334億円(70%)
投資有価証券1,279(3%)

負債

有利子負債1兆4,763億円(39%)

純資産

自己資本比率29%
配当性向35%
利益剰余金6,925(18%)

損益計算

売上高
営業利益率12.4%
経常利益率11.5%
当期純利益率6.8%

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費1,5971,633
固定資産 に対する支出2,4602,494

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得100
配当金の支払244323

株価 個人的な購入価額

2,800円(2024.11.19)

時価総額1,366,165百万円(11/19)
配当利回り(会社予想)2.64%(11/19)
1株配当(会社予想)74.00円(2025/03)
PER(会社予想)(連)13.40倍(11/19)
PBR(実績)(連)1.19倍(11/19)

EPS(会社予想)(連)208.84(2025/03)
BPS(実績)(連)2,352.05(2025/03)
ROE(実績)(連)9.23%(2024/03)
自己資本比率(実績)(連)29.3%(2024/03)

直近5期の平均EPS:206円(コロナ禍の21.3期、22.3期除く)

進捗:69%(2Q)

需要・顧客構造(▲10%):

新幹線はビジネスやインバウンド需要に業績が大きく左右されます。山陽新幹線に北陸新幹線が加わったことにより、景気による業績の振れ幅は大きくなった気がします。

競争環境(+5%):

流通業・不動産業・旅行業は競合が多いですが、駅近の好立地を押さえており、競争力は高いと思います。モビリティ業も地域独占なので、競争環境は緩く、一定の業績を確保できそうです。

ビジネスモデルの有望性(+10%):

人口が多い首都圏の路線であり、人口減少による需要減少の心配はなさそうです。地方路線の利用者減少が著しいですが、廃線や統合により切り抜くことができると思います。

都市部の再開発、インバウンド需要の取り込みにより、成長に期待が持てます。

株主優待(+20%):

1枚で50%割引となる鉄道優待券は魅力的です。ラクマを見ると1枚5,000円程度で売却されているので、価値が高いのだと思います。その他ホテル、百貨店・レストランの割引券、ポイント贈呈があるのは魅力的です。

個人的な好み(+10%):

関西圏在住であり、JR西日本を頻繁に利用するので、好きです。大阪駅周辺の開発を見ていると、さらなる成長に期待が持てます。

個人的な目標株価

PER206×14倍=2,884
PBR2,352×0.7倍=1,646
プレミアム2,265×0.9×1.05×1.1×1.2×1.1=3,108

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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