再生可能エネルギーの電気設備を手掛けていることで気になりました。
業績が良く、割安なので、調べてみました。
電気・通信設備の独立系工事会社。
四季報
設計・調達・施工管理(EPC)一貫受注。
ベトナムでも実績
沿革
1970年 西東京市に電気設備工事事業を目的として設立
1972年 東京電力第一福島に進出
1997年 マレーシアに合弁会社設立
2001年 ベトナムに子会社設立
2007年 現パナソニック傘下の東京メディアコミュニケーションズの株式を取得し子会社化
2015年 株式上場
2017年 菅谷電気工事を子会社化
2022年 阿久澤電気を子会社化
事業内容
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連18.8 | 9,254 | 162 | 151 | 1,099 | 171.8 | 10 |
連19.8 | 10,370 | -88 | -82 | -125 | -19.2 | 11 |
連20.8 | 8,993 | 340 | 390 | 314 | 47.9 | 15記 |
連21.8 | 9,268 | 560 | 601 | 463 | 70.0 | 14 |
連22.8 | 10,381 | 775 | 726 | 512 | 76.7 | 15 |
セグメント
不動産管理業務の売上高・セグメント利益が大幅に増加しているのが気になります。
財務諸表
資産
現金預金18億円(14%)
有形固定資産72億円(54%)
JESCO高田馬場ビル・JESCO新中野ビルに関連する土地が53億円と大半を占めています
のれん2億円(1%)
ベトナムの電気設備・土木工事の会社を買収したのに伴い発生
負債
有利子負債46億円(34%)
純資産
自己資本比率33%
配当性向20%
利益剰余金24億円(18%)
損益計算
売上高
営業利益率7.5%
経常利益率7.0%
当期純利益率4.9%
キャッシュフロー
投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 115 | 126 |
固定資産 に対する支出 | 2,560 | 45 |
株価 個人的な購入価額
449円(2023.1.6)
配当利回り(会社予想)3.56%(01/06)
1株配当(会社予想)16.00(2023/08)
PER(会社予想)(連)4.88倍(01/06)
PBR(実績)(連)0.68倍(01/06)
EPS(会社予想)(連)91.92(2023/08)
BPS(実績)(連)657.16(2022/08)
直近5期の平均EPS:69円
需要・顧客構造(+5%):
電気設備は、新規着工によって需要が大きく左右され、景気変動の影響を大きく受けそうですが、JESCOは調査・設計・工事・監理・メンテナンスとトータルでソリューションを提供しており、景気後退期でも安定して収益を稼げそうです。
競争環境(▲20%):
電気通信工事業界の売上高ランキングでは、エクシオグループ・コムシスHD・きんでん・関電工・ミライトHD・九電工・NECネッツエスアイ・ユアテックなど競合企業が多く、市場環境が厳しそうです。特に、電力会社系の電気設備会社との戦いが厳しそうです。
ビジネスモデルの有望性(+10%):
成長の期待が持てる再生可能エネルギー向けの電気設備向けの売上も多く、成長に期待が持てます。また、ベトナムは経済成長が著しく、JESCOはベトナムの会社への出資比率を上げており、海外事業の成長が持てます。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲20%):
少し財務に物足りなさを感じます。電気設備業界に疎く、現段階での購入はあまりしたくないです。森林を有して、サスティナビリティ活動に積極的な所が魅力的です。
個人的な目標株価
PER69×14倍=966
PBR657×0.7倍=460
プレミアム713×1.05×0.8×1.1×0.8=527
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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