H2Oリテイリングが関西スーパーマーケットと資本提携の深化させるようです。
両社が出したプレスリリースを見ると、スキームが複雑ですね。株式交換により阪急オアシスとイズミヤを新会社(関西スーパー)にぶら下げるようようです。H2Oの関西スーパーへの出資比率は、5割超となりますが、上場は維持するようですね。
関西スーパーのどのくらいで評価されたのでしょうか?プレスだけでは分かりません。
一方、横浜のディスカウントストア「オーケー」が2,250円で公開買付を行い、完全子会社化するプレスを出しました。発表前の関西スーパーの株価に対して6割のプレミアムを付けているので、かなりの好条件です。
「オーケー」のプレスのポイントは、友好的な買収であること(関西スーパー様の取締役会が弊社提案に真にご賛同頂けることなどを前提)なのだと思います。関西スーパーの株主価値を考えると、H2Oの買収策を蹴って、オーケーの提案を飲むのが正解なのでしょう。
しかし、関西スーパーとディスカウントストア「オーケー」では、地域も違うし、企業文化も違うので、経営者・従業員は嫌がるでしょう。取締役会が反対し、H2O傘下に入るのでしょう。
関西圏の店舗統合を考えると、H2O(阪急オアシス・イズミヤ)と一緒になる方が、長期的な成長性はある気がします。
H2Oの株主なので、H2Oを贔屓しているかもしれません。仮に、「オーケー」に買収されたとしても、H2Oの関西スーパー株式から売却益が出るので、買収競争で負けてもメリットはありそうです。
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