航空測量・地理情報システムのパスコ・アジア航測を調べる中で、知りました。業界的に先細りである気もしますが、聴覚・言語機能障害者向け緊急通報システムを独占しており、安定収益が期待できるので、調べてみました。
地理情報システム(GIS)の開発・販売と防災分野を中心としたクラウドサービスが主力
四季報
沿革
1991年 神戸市灘区にて設立
1994年 地理情報システム構築用基本ソフトウエア発売
2002年 株式上場
2022年 東京消防庁で「Live119(映像通報システム)」の本運用を開始
事業内容
地理情報システム構築用ソフトウエアのライセンス販売、地理情報システムに係るアプリケーションソフトウエア(以下、「アプリケーション」という。)の受託開発といった創業期からの事業品目を継続するとともに、中核となる領域を、地理情報に関連づけた各種クラウドサービス(SaaS)の開発・提供にシフトし、警察・消防・自治体防災・社会インフラ保全等に関する業務の高度化を実現する独自のクラウドソリューションを展開
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
単19.5 | 893 | 200 | 205 | 156 | 49.1 | 7.5 |
単20.5 | 1,050 | 290 | 294 | 200 | 63.0 | 10 |
単21.5 | 1,119 | 339 | 343 | 237 | 74.4 | 12記 |
単22.5 | 1,222 | 400 | 404 | 283 | 88.5 | 14記 |
単23.5 | 1,368 | 443 | 451 | 321 | 101.1 | 16 |
財務諸表
資産
現金預金18億円(72%)
有形固定資産8百万円(-)
無形固定資産4百万円(-)
投資有価証券5億円(18%)
負債
有利子負債―
純資産
自己資本比率89%
配当性向16%
利益剰余金17億円(67%)
損益計算
売上高
営業利益率32%
経常利益率33%
当期純利益率23%
キャッシュフロー
投資額(億円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | ― | ― |
固定資産 に対する支出 | ― | ― |
株価 個人的な購入価額
1,894円(2023.11.24)
時価総額6,250百万円(11/24)
配当利回り(会社予想)0.90%(11/24)
1株配当(会社予想)17.00(2024/05)
PER(会社予想)(単)17.18倍(11/24)
PBR(実績)(単)2.65倍(11/24)
EPS(会社予想)(単)110.25(2024/05)
BPS(実績)(単)714.19(—-/–)
直近5期の平均EPS:75円
需要・顧客構造(+20%):
NET119という消防システムのシェアが高く、導入消防人口カバー率72%を有しています。2022年5月に岡山の両備システムズから顧客(消防本部等)の引継ぎがあり、高シェアにより、安定して利益を稼ぐことができそうです。
競争環境(+10%):
空間・地理情報システムは、パスコ、国際航業、アジア航測、アイサンテクノロジー、ドーンがおり、寡占状態とはいえず、競争環境は厳しそうです。しかし、ドーンは、消防等公共機関向けにサービスを提供しており、激しい価格競争はなさそうです。
ビジネスモデルの有望性(+10%):
NET119のシェアを活かし、行政向けのサービスを拡大できそうです。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲30%):
自己資本比率が高く、キャッシュリッチな所が魅力的です。しかし、時価総額が60億円程度で、個人的に関心が高くなく、積極的に購入したいと感じません。
個人的な目標株価
PER75×14倍=1,050
PBR714×0.7倍=500
プレミアム775×1.2×1.1×1.1×0.7=788
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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