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カルシウムとビタミンが由来、カルビー(2229)

企業分析
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日清食品HDの株を購入し、子会社である湖池屋を調べました。スーパーのお菓子売り場を見ると、湖池屋もカルビーも同じ規模でのライバルだと思っていたのですが、売上規模でカルビーの方が大きいです。カルビーの競争の根源は何なのかを調べました。

スナック菓子最大手。
ポテトチップスやじゃがりこ、シリアルなど展開。
米、中、英など海外展開

四季報

沿革

1949年 広島市に設立

1964年 「かっぱえびせん」発売

1970年 米国カリフォルニア州に連結子会社を設立

1975年 ポテトチップス発売

1991年 フルーツグラノーラ(現フルグラ)発売

1995年 じゃがりこ発売

2011年 株式上場

2020年 カルビー(中国)を連結子会社化

2022年 タイ サムットプラカーンを連結子会社化

事業内容

ポテト系、小麦系、コーン系等のスナック菓子及びシリアル食品の製造販売等

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
20.3255,93827,66427,39117,539131.250
21.3266,74527,06427,52217,682132.350
22.3245,41925,13526,93818,053136.352
23.3279,31522,23323,46014,772115.252
24.3303,02727,30431,15519,886159.256

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金443(15%)
有形固定資産1,237(42%)
のれん227(8%)

負債

有利子負債270(9%)

純資産

自己資本比率65.6%
配当性向35.2%
利益剰余金1,917(66%)

損益計算

売上高
営業利益率9.0%
経常利益率10.3%
当期純利益率6.6%

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費100106
固定資産 に対する支出267312

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得1202
配当金の支払6765

株価 個人的な購入価額

2,850円(2025.3.7)

時価総額381,700百万円(03/07)
配当利回り(会社予想)2.04%(03/07)
1株配当(会社予想)58.00円(2025/03)
PER(会社予想)(連)18.26倍(03/07)
PBR(実績)(連)1.73倍(03/07)

EPS(会社予想)(連)156.11(2025/03)
BPS(実績)(連)1,644.12
ROE(実績)(連)10.87%
自己資本比率(実績)(連)65.6%

直近5期の平均EPS:135円

進捗:94%(3Q)

需要・顧客構造(+10%):

ポテトチップス、フルグラは、低価格帯の商品であり、景気に左右されず、安定した業績を維持できそうです。

有価証券報告書24年3月期

米国・中国に進出していますが、国内売上比率が8割と、内需に依存しています。

競争環境(+5%):

ポテトチップスは、カルビーと湖池屋で市場の大半を占めており、2社とも値上げ浸透により、利幅を拡大させています。売上規模ではカルビーが大きくリードしています。

ただ、スーパーのお菓子売り場を見ると、東ハト、明治製菓、山芳製菓などの商品もあります。また、ポテト由来のものだけでなく、コーン系スナック菓子の存在感も増しており、競争環境は厳しそうです。

ビジネスモデルの有望性(+5%):

広島市佐伯区にせとうち広島工場を建設する計画を決め、25年3月に完成を予定しています。投資予定額520億円なので、かなり規模が大きいです。湖池屋が岐阜に中部工場を建設していますが、100億円程度の投資なので、カルビーの投資規模の大きさに驚きます。

国内売上比率が8割近くあり、国内は少子高齢化で需要規模が縮小するので、競争環境が悪化しないか不安があります。

株主優待(+5%):

株主優待はありません。しかし、突然カルビーから優待が届くことがあるようです。ゲリラ点呼良いですね。

個人的な好み(+30%):

自己資本比率が65%と高く、実質無借金経営でキャッシュリッチなのが魅力的です。株主還元にも積極的です。

米国ペプシグループが大株主で、株主構成に偏りもないので、再編の可能性は低いと思います。

個人的な目標株価

PER135×14倍=1,890
PBR1,644×0.7倍=1,151
プレミアム1,520×1.1×1.05×1.05×1.05×1.3=2,516

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

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以上

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