パーク24を2,600株有しており、パーク24の株価の動きに一喜一憂しています。駐車超ビジネスに関する興味も増しています。パーク24も日本駐車場開発の利益率が非常に高く、駐車場ビジネスは成長余地が大きい分野なのだと感じます。
アズームも駐車場サブリースの新興企業でありながら、利益率が高く魅力的な会社なので調べてみました。
駐車場のサブリースが主力、月極駐車場紹介サイト『カーパーキング』運営。3DCGパース等も
四季報
沿革
2009年 東京都渋谷区において設立、月極駐車場紹介サービス及び月極サブリースサービスを開始
2018年 株式上場
2019年 貸会議室運営サポートを提供するWEB予約システム「スマート会議室」の事業を譲受
2023年 社用車契約管理サービス「トメミル」をリリース、ベトナムダナン市にブランチを設立
事業内容
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
単19.9* | 2,728 | 93 | 94 | 56 | 9.6 | 0 |
連20.9* | 3,814 | 224 | 223 | 139 | 24.0 | 0 |
連21.9* | 4,974 | 507 | 505 | 326 | 56.4 | 10 |
連22.9* | 6,417 | 878 | 872 | 597 | 101.9 | 15 |
連23.9 | 8,273 | 1,282 | 1,279 | 878 | 149.2 | 20 |
セグメント
財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金21(53%)
有形固定資産1(3%)
のれん47百万円
負債
有利子負債58百万円(1%)
預り保証金2(6%)
純資産
自己資本比率64%
配当性向13%
利益剰余金19(47%)
損益計算
売上高
営業利益率15.5%
経常利益率15.5%
当期純利益率10.6%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 1 | 1 |
固定資産 に対する支出 | 1 | 2 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 1 | ― |
配当金の支払 | 1 | 1 |
株価 個人的な購入価額
5,850円(2024.6.21)
時価総額35,240百万円(15:00)
配当利回り(会社予想)0.43%(15:00)
1株配当(会社予想)25.00(2024/09)
PER(会社予想)(連)29.76倍(15:00)
PBR(実績)(連)11.43倍(15:00)
EPS(会社予想)(連)196.58(2024/09)
BPS(実績)(連)511.75(2024/09)
ROE(実績)(連)40.80%(2023/09)
自己資本比率(実績)(連)64.1%(2023/09)
直近5期の平均EPS:83円
進捗:50%(2Q)
需要・顧客構造(+20%):
サブリースサービスによるストック収入が95%を占め、業績が安定しています。時間貸し駐車場はお客が来ないと売り上げが上がらないので、景気に大きく左右されますが、月極駐車場は固定のお客さんであり、季節や景気の影響は少なく業績が安定していそうです。
競争環境(+20%):
月極駐車場をネットで検索するは、アズームのCarParking、日本駐車場開発、タイムズ、アットパーキングなど複数の会社が事業を展開しています。自分の住んでいる地域の月極の検索をした所、アズームのサービスが最も多く駐車場が出てきました。アズームがサブリースで借受けて、客付け・契約まですべてやってくれるので土地オーナーの手間が少なく、他社と比べ競争力が高そうです。
ビジネスモデルの有望性(+40%):
ストック収入が毎期増加しており、成長に期待が持てます。
従来、駐車場は土地オーナーが地域の不動産仲介業者に広告・客付け・契約を依頼していたのだと思います。アズームの成長とともに、アズームの信頼性が高まってくると、オーナーが直接アズームに駐車場の広告・契約を任せることもできるようになり、業績の成長スピードもさらに高まると思います。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+5%):
創業者で社長である菅田氏は、日本駐車場開発で勤めていた経験もあります。時価総額が352億円とプライム上場も射程に入ってきたのでしょうか?ただ、菅田氏が間接分を含め、議決権比率で5割超有しており、このままではプライム市場上場は難しく、どこかのタイミングで創業者持分の大幅な放出がありそうです。
従業員の平均年齢が27.5才・平均勤続年数2.8年・平均年収4.4百万円と非常に若い人が多く、給与水準も安く抑えられていると思います。オーナーとの折衝が多く、人員が多く必要な業種であり、給与水準の切り上がりの影響が大きそうです。仮に1百万円年収がアップすると235百万円と経常利益1,280百万円の2割程度の減益になります。会社の高齢化とともに、利益の成長スピードは落ちそうです。
個人的な目標株価
PER83×14倍=1,162
PBR512×0.7倍=358
プレミアム760×1.2×1.2×1.4×1.05=1,609
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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