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LiB再生事業を有するアサカ理研(5724)

企業分析
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貴金属リサイクル事業を営む会社が好きで、松田産業、エンビプロHDの株を持っています。

日本は資源に乏しい国なので、リサイクル技術を有して磨いていくのは非常に意味がある事だと思います。

独自技術使った電子部品からの貴金属回収、精錬等が柱。
エッチング液回収など環境事業も注力

四季報

沿革

1969年 福島県郡山市に酸化第二鉄液製造、プリント基板屑及びエッチング廃液からの銅粉回収を目的として設立

1971年 金の回収技術を開発し、プリント基板から貴金属回収事業を開始

1955年 洗浄(水晶振動子及び防着板・マスクの洗浄事業、精密電子部品洗浄)分野への事業展開開始

2008年 株式上場

2019年 リチウムイオンバッテリー再生事業に本格参入

事業内容

・貴金属事業:
プリント基板メーカー、コネクターメーカー等の電子部品メーカーをはじめ、宝飾品メーカー、眼鏡メーカー、歯科医院及び歯科技工所等有価金属を含有する材料を扱う業者より集荷した基板屑、不良品、廃棄品等いわゆる都市鉱山から金、銀、白金、パラジウム等の貴金属を当社独自の技術にて分離・回収し、返却又は販売する事業

・環境事業:
プリント配線基板メーカーより使用済み塩化第二鉄廃液を引き取り、新液として再生し、副産物である銅を回収・販売する事業

・システム事業:
多品種少量生産への移行や自動化、省力化の推進等目まぐるしい変化の対応に迫られている製造業に対し、システムインテグレーターとして、メーカーCIM(コンピュータ統合生産)・FA化をサポート

・その他(運輸事業)
工業用薬品、電子部品屑等の運搬業

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
18.9*8,76533733323446.07.5
19.9*9,7371571368115.97.5
20.9*7,412856312023.77.5
21.98,07041944537774.78
22.98,592815776622122.716

セグメント

財務諸表

資産

現金預金20億円(25%)
棚卸資産14億円(18%)
有形固定資産33億円(41%)

負債

有利子負債21億円(27%)

純資産

自己資本比率51.7%
配当性向13%
利益剰余金32億円(41%)

損益計算

売上高
営業利益率9.5%
経常利益率9.0%
当期純利益率7.2%

キャッシュフロー

投資額(百万円)

科目前期当期
減価償却費227233
固定資産 に対する支出269601

株価 個人的な購入価額

1,460円(2023.1.20)

配当利回り(会社予想)0.55%(01/20)
1株配当(会社予想)8.00(2023/09)
PER(会社予想)(連)31.53倍(01/20)
PBR(実績)(連)1.82倍(01/20)

EPS(会社予想)(連)46.31(2023/09)
BPS(実績)(連)803.38(2022/09)

直近5期の平均EPS:57円

需要・顧客構造(+5%):

貴金属価格により、販売価格が大きく左右されそうですが、資源価格下落時には、リサイクル対象の仕入価格も下落するので、中長期には一定の利幅が取れ、業績は安定すると感じます。

競争環境(+10%):

売上・利益ともに8割超を占める貴金属事業は、松田産業・アサヒHD・DOWA・エンビプロHDが競合となります。廃棄物処理業者は多くありますが、焼却溶解・ケミカルリサイクルは巨額の設備投資が必要で、企業数も少なく、競争環境は厳しくなさそうです。

また、環境事業は有害物流出の観点から認可が出づらく、新規参入障壁が高く、価格競争力がありそうです。半導体向けの需要も高まっており、処理量増加による利益幅の増加も期待できます。

ビジネスモデルの有望性(+20%):

リチウムイオンバッテリーへの関心が薄かった2013年にリチウムイオン再生事業に参入しています。

アサカ理研 2022年 事業説明会

解体・焼却・粉砕を前処理業者が行い、アサカ理研がリチウム・コバルト・ニッケルを抽出します。

アサカ理研 2022年 事業説明会

過大な設備投資とノウハウ・技術を要するので、参入障壁が高く、成功すれば、業績の大きな後押しになりそうです。

株主優待(+%):なし

個人的な好み(▲10%):

自己資本比率が高く、財務が安定しています。不要なものから非鉄金属を回収する事業に魅力を感じています。しかし、大株主が有限会社モラル・ジーポレーション(41%)となっています。ネット上に大株主の状況が分かる情報がありませんでしたが、特定の個人に権力が集中している気がします。業績に応じた株主還元をしてくれるかどうかに不安を感じます。

個人的な目標株価

PER57×14倍=798
PBR803×0.7倍=562
プレミアム680×1.05×1.1×1.2×0.9=848

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

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『松田産業(7456)』
産業機械や車両部品等の工業系雑品スクラップや、企業や一般家庭などから廃棄される家電系雑品スクラップが行き場を失っています これまで雑品は中国へ輸出され、リサイ…

以上

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