飛行機で旅行に行くのが好きです。ANAの株主優待で安く飛行機に乗ろうと思い、ラクマで優待券の価格を見ると、500円/枚ほどでした。5年前、1枚5,000円以上で売却した記憶があるので、優待券の価格の下落に驚いています。
タイムセールや早割など株主優待よりも安い料金プランが増えたからだと思います。ただ、優待券は直前に安く飛行機に乗ることができるので、優待のメリットは残っていると感じます。。
優待価値が下がったものの、インバウンド需要の増加、日本国民の個人所得の増加に伴い、旅行需要が増加すると思い、調べました。
国内線、国際線ともに首位。
傘下にLCCのピーチ。
就航地の積極拡大は様子見。貨物を強化四季報
沿革
1952年 日本ヘリコプター輸送を設立
1958年 極東航空と合併
1961年 株式上場
1963年 藤田航空を吸収合併
1971年 国際線不定期便運航開始(東京―香港)
2007年 ホテル事業関連子会社14社の全株式とその他関連会社をグループ外に一括譲渡
2019年 エアバスA型機導入、ピーチとバニラ・エアが事業統合
2024年 航空事業の第3ブランドとしてAirJapan運航開始
事業内容
「航空事業」をはじめ、「航空関連事業」、「旅行事業」、「商社事業」及び「その他」を運営
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連20.3 | 1,974,216 | 60,806 | 59,358 | 27,655 | 82.7 | 0 |
連21.3 | 728,683 | -464,774 | -451,355 | -404,624 | -1,082 | 0 |
連22.3 | 1,020,324 | -173,127 | -184,935 | -143,628 | -305.4 | 0 |
連23.3 | 1,707,484 | 120,030 | 111,810 | 89,477 | 190.2 | 0 |
連24.3 | 2,055,928 | 207,911 | 207,656 | 157,097 | 335.1 | 50 |
財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金6,009(17%)
有価証券6,569(18%)
有形固定資産1兆3,308億円(37%)
投資有価証券1,564(4%)
負債
有利子負債1兆4,840億円(42%)
2031年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債を1,500億円起債しており、株式の発行価格は2,883円です。
純資産
自己資本比率29.3%
配当性向15%
利益剰余金1,360(4%)
損益計算
売上高
営業利益率10.1%
経常利益率10.1%
当期純利益率7.6%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 1,483 | 1,423 |
固定資産 に対する支出 | 1,169 | 2,405 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 0 | 93 |
配当金の支払 | 0 | 0 |
株価 個人的な購入価額
2,865.5円(2024.12.30)
時価総額1,387,743百万円(12/30)
配当利回り(会社予想)1.74%(12/30)
1株配当(会社予想)50.00円(2025/03)
PER(会社予想)(連)11.22倍(12/30)
PBR(実績)(連)1.28倍(12/30)
EPS(会社予想)(連)255.30(2025/03)
BPS(実績)(連)2,236.35(2025/03)
ROE(実績)(連)16.48%(2024/03)
自己資本比率(実績)(連)29.3%(2024/03)
直近5期の平均EPS:203円(21年3月期、22年3月期除く)
進捗:67%(2Q)
需要・顧客構造(▲10%):
飛行機の利用は、ビジネス・観光需要に大きく左右され、景気・個人所得の状況によって業績が大きく左右されそうです。ただ、鉄道とくべると、固定費負担が少なく、減便の融通が利くので、景気変動に柔軟に対応できそうです。
競争環境(+10%):
国内空運は、ANA・JAL、ピーチ、スカイマーク、スターフライヤー、ソラシドエア、エア・ドゥ、ジェットスター・ジャパン、リージョナルプラスウイングスなど数多くの会社がいます。ただ、ANAはピーチに77%、スカイマークに13%、スターフライヤーに14%、リージョナルプラスウイングスに15%出資しており、コードシェア便など分業ができると思います。競争環境はそこまで厳しくない気がします。
ビジネスモデルの有望性(▲10%):
内需に依存しており、人口減少による市場縮小を懸念しています。また、リニア中央新幹線、北越新幹線の大阪までの延伸、高速道路の整備など、競合となる交通手段の利便性が増すことで、飛行機の優位性が低下することを懸念しています。
株主優待(+10%):
株主優待券の価値が下がったものの、急に飛行機に乗ることもあり、使用機会があるため、魅力的な株主優待です。
個人的な好み(+20%):
2,883円が転換価格である新株予約権付社債を起債しているので、2,900円ぐらいで上値が重い気がします。私は株価が上昇し、社債を転換してもらった方が、財務が安定していいと思います。年3回以上はANAの飛行機に乗っており、愛着があるので、100株購入したいです。
個人的な目標株価
PER203×14倍=2,842
PBR2,236×0.7倍=1,565
プレミアム2,204×0.9×1.1×0.9×1.1×1.2=2,592
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
過去のブログ
以上
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