再生可能エネルギー銘柄の株価が軒並み下落しています。買い時だと思い、調べてみました
代理店通じた電力小売り主力。
四季報
再エネ電力の拡販に注力。
国内で複数のバイオマス発電所運転
沿革
1999年 日短エクスコが事業多角化の一環として、電力事業を行う会社を設立
2001年 九州地区電力小売開始
2013年 イーレックスエナジー土佐発電所商業運転開始
2014年 株式上場
2015年 佐伯バイオマスセンター設立
2016年 豊前バイオマスセンター設立
2019年 カンボジア王国における水力発電事業へ出資参画
2020年 大船渡バイオマス発電所商業運転開始
2022年 国内初商用の水素専焼発電所「富士吉田水素発電所」商用運転開始、糸魚川発電所の株式を取得し子会社化
事業内容
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連19.3 | 65,827 | 4,702 | 4,298 | 2,764 | 54.6 | 12 |
連20.3 | 88,639 | 9,246 | 8,764 | 4,515 | 89.0 | 18 |
連21.3 | 141,885 | 15,720 | 14,852 | 6,285 | 116.3 | 18 |
連22.3 | 230,502 | 12,498 | 13,761 | 9,653 | 163.4 | 22 |
連23.3 | 296,312 | 14,884 | 15,295 | 9,186 | 155.2 | 22 |
財務諸表
資産
現金預金336億円(19.6%)
有形固定資産575億円(34%)
のれん33億円(2%)
デリバティブ債権80億円(4.6%)
負債
有利子負債551億円(32%)
デリバティブ債務45億円(2.6%)
純資産
自己資本比率36%
配当性向14%
利益剰余金36億円(21%)
損益計算
売上高
営業利益率3.7%
経常利益率5.2%
当期純利益率3.1%
キャッシュフロー
投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 4,857 | 5,564 |
固定資産 に対する支出 | 13,907 | 1,367 |
株価 個人的な購入価額
1,145円(2023.7.14)
時価総額67,992百万円(07/14)
配当利回り(会社予想)1.92%(07/14)
1株配当(会社予想)22.00(2024/03)
PER(会社予想)(連)15.42倍(07/14)
PBR(実績)(連)1.09倍(07/14)
EPS(会社予想)(連)74.27(2024/03)
BPS(実績)(連)1,047.73(2023/03)
直近5期の平均EPS:115円
需要・顧客構造(+20%):
国内で大きく6拠点で発電を行っており、1つ1つの発電規模も大きいです。固定買取制度(FIT)で売電を行っていましたが、2023年2月より土佐発電所は売電価格にプレミアムを上乗せするFIPに移行しています。
競争環境(▲20%):
バイオマス発電所が日本、世界中で新設されており、パーム殻・木質チップの調達難による操業の停止が不安です。
ビジネスモデルの有望性(▲10%):
バイオマス発電所を中心に大型の稼働を控えています。日本・世界的にチップの取り合いになり、原料調達に不安を感じます。
一方、ベトナムで未利用バイオマス燃料(木質残渣、もみ殻・稲わら等)を利用したバイオマス発電所、カンボジアで水力発電所を立ち上げており、海外事業を強化しています。
個人的な好み(▲10%):
レノボと比べると、自己資本比率が高く、現金保有比率が高いのが魅力的です。
イーレックスのバイオマス発電所の紹介を見ると、海外からパーム殻・木質チップを輸入して発電しているのが良くわかり、輸送エネルギーを考えると、本当にエコなのか、疑問に感じます。ベトナムにバイオマス発電所を立ち上げており、原料地の近くで発電する方向性には賛成できますが、国内バイオマス発電所への設備投資を考えると、国内発電所の縮小は難しそうです。
個人的な目標株価
PER115×14倍=1,610
PBR1,047×0.7倍=733
プレミアム1,171×1.2×0.8×0.9×0.9=911
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
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以上
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