身近で東京建物がタワーマンションを建築しています
朝、建築現場の周りを歩くと、従業員がゴミ拾いをしていました
出入り口の警備もしっかりしており、礼儀正しく、丁寧な仕事をするディベロッパーだと感じました
こんなマンションに住みたいなぁと思ったので、調べてみました
旧安田系の総合不動産業。
賃貸ビルとマンションが主力。
シニア向け住宅、駐車場などを育成中(四季報)
沿革
1896年 安田善次郎氏らの発起より設立
1907年 株式上場
1987年 河口湖リゾート開発(現東京リゾート)設立
2011年 日本パーキングの株式を公開買付等により取得
2015年 東京建物不動産販売を株式交換により完全子会社化
2016年 東京リアルティ・インベストメント・マネジメントの株式を追加取得
事業内容
・ビル事業:事務所用ビル等の賃貸・運営
・住宅事業:マンション、戸建住宅等の開発・分譲・販売
・アセットサービス事業:不動産の売買・仲介・コンサルティング、月極及び時間貸駐車場の運営
・その他:
(リゾート事業)ホテル、リゾート施設、スーパー銭湯及びゴルフ場の運営
(クオリティライフ事業)介護サービス、高齢者向け住宅及び有料老人ホームの開発・運営、医療・介護の人材派遣・紹介、保育施設の開発・運営
(資産運用事業)
(海外事業)
業績(直近5期)
業績 | 売上高 | 当期 利益 | 一株益 (円) | 一株配 (円) |
連17.12 | 266,983 | 22,599 | 104.2 | 30 |
連18.12 | 273,302 | 27,277 | 125.8 | 35 |
連19.12 | 323,036 | 29,796 | 141.6 | 41 |
売上高は2,600-3,300億円で、増加傾向です
赤字期はなく、利益額も毎年増加しています
セグメント(百万円)
ビル | 住宅 | |
営業 収益 | 122,593 | 132,507 |
損益 | 37,095 | 15,846 |
資産 | 1,041,655 | 211,813 |
アセット サービス | その他 |
45,211 | 26,756 |
5,899 | 1,769 |
82,696 | 127,021 |
財務諸表
資産
現金預金395億円(3%)
(仕掛・開発含む)販売用不動産3,373億円(22%)
有形固定資産7,896億円(50%)
借地権1,107億円(7%)
負債
有利子負債9,221億円(59%)
受入敷金保証金771億円(5%)
純資産
自己資本比率24%
配当性向29%
利益剰余金1,292億円(8%)
損益計算
・売上高
営業利益率16.2%
経常利益率13.8%
当期純利益率9.2%
減損損失
前期25億円、当期14億円
キャッシュフロー
・投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 16,448 | 17,277 |
固定資産 に対する支出 | 40,798 | 64,726 |
株価 個人的な購入価額
1,415円(2020.12.30)
3.18%(15:00)配当利回り(会社予想)
45.00(2020/12)1株配当(会社予想)
(連) 9.54倍(15:00)PER(会社予想)
(連) 0.82倍(15:00)PBR(実績)
(連) 148.31(2020/12)EPS(会社予想)
(連) 1,734.08(2019/12)BPS(実績)
・直近5期の平均EPS:108円
・進捗:54%(3Q)
需要・顧客構造(+10%):
(ビル事業)
数量等 | 営業収益 (百万円) | ||
ビル賃貸 | 建物賃貸面積 | 799,622㎡ | 73,902 |
(うち転貸面積 | 97,737㎡) | ||
不動産売上 | 3件 | 12,380 | |
管理受託等 | - | 34,658 | |
営業収益計 | - | 120,940 | |
営業利益 | - | 37,095 |
2019年度は「ザ・スクエアホテル銀座」(東京都中央区)、「ホテルグレイスリー浅草」(東京都台東区)等が稼働し、「DNP五反田ビル」(東京都品川区)を取得し、都市型商業施設の「FUNDES(ファンデス)神保町」(東京都千代田区)等を売却しています
ストックビジネスであるビル賃貸と管理受託の比率が高くなっています
(住宅事業)
数量等 | 営業収益 (百万円) | ||
住宅分譲 | 1,316戸 | 98,397 | |
宅地等売上 | - | 8,149 | |
住宅賃貸 | 建物賃貸面積 | 87,277㎡ | 4,352 |
マンション管理受託 | 管理戸数 | 94,319戸 | 10,751 |
その他 | - | 9,646 | |
営業収益計 | - | 131,297 | |
営業利益 | - | 15,846 |
分譲マンションブランド「Brillia(ブリリア)」、賃貸マンション「Brillia ist(ブリリアイスト)」を有して、事業を行っています
分譲住宅の比率が高く、マンション管理受託の戸数も多くなっています
ビル賃貸は、中長期的な景気変動(3-5年)に左右され、住宅事業は短期的な景気変動に左右されそうです
競争環境(+10%):
不動産は、三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産・野村不動産、森ビル・森トラスト・ヒューリック・ダイビル・NTT都市開発・平和不動産と競合企業が多くおり、競争の激しい業種です
その中で、東京建物は、安田(みずほG)に属し、有するブランド力も高いので、競争力は高そうです
日本プライムリアルティ投資法人のスポンサー(大成建設もスポンサー)にもなっており、開発不動産のリートへの売却という出口もあるのは、強いと思います
ビジネスモデルの有望性(▲5%):
コロナ禍でオフィスの空室率も上昇してきており、住宅購入意欲も下がると考え、中長期の成長性は低そうです
株主優待(%):
なし
個人的な好み(+10%):
自己資本比率が2割台ですが、三井不動産・野村不動産が3割台、住友不動産が2割台、東急不動産が1割未満なことを考えると、業界の及第点は超えていると思います
ブリリアブランドが格好良いと感じ、好きなので積極的に購入したいです
個人的な目標株価
PER108×14倍=1,512
PBR1,734×0.7倍=1,214
プレミアム1,363×1.1×1.1×0.95×1.1=1,723
以上
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