ジェコス・丸紅建材リースに続き、丸藤シートパイルを調べてみました。
建設仮設材の販売、賃貸で2位グループ。
四季報
三井物産系。
東日本が地盤。
工事、鉄骨加工を拡充
沿革
1926年 個人営業丸藤商店を創業、砂糖等の仲買業の傍らシートパイルの販売、賃貸及び修理加工業務を開始
1963年 株式上場
2003年富士運輸を完全子会社化
2017年 ディ・ケイ・コムの全株式を取得し子会社化
事業内容
鋼矢板(シートパイル)、H形鋼、鋼製山留材、覆工板などの建設基礎工事用鋼製重仮設資材、仮設システム橋梁(ランドクロス)、各種補強土壁製品、建築用鉄骨加工品などの販売、賃貸及び資材提供に附帯する工事、加工、運送等
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連18.3 | 32,950 | 1,174 | 1,339 | 888 | 246.8 | 90記 |
連19.3 | 35,311 | 1,298 | 1,549 | 992 | 277.2 | 90 |
連20.3 | 34,391 | 1,433 | 1,656 | 1,104 | 308.5 | 90 |
連21.3 | 32,695 | 943 | 1,171 | 698 | 195.2 | 80 |
連22.3 | 31,876 | 559 | 965 | 749 | 209.4 | 80 |
財務諸表
資産
現金預金44億円(10%)
建設資材170億円(39%)
有形固定資産60億円(14%)
負債
有利子負債0
純資産
自己資本比率63.4%
配当性向38%
利益剰余金192億円(44%)
損益計算
売上高
営業利益率1.8%
経常利益率3.0%
当期純利益率2.3%
キャッシュフロー
投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 608 | 419 |
固定資産 に対する支出 | 155 | 227 |
株価 個人的な購入価額
1,917円(2022.12.20)
配当利回り(会社予想)4.17%(12:37)
1株配当(会社予想)80.00(2023/03)
PER(会社予想)(連)8.17倍
PBR(実績)(連)0.25倍
EPS(会社予想)(連)234.67(2023/03)
BPS(実績)(連)7,678.83(2022/03)
直近5期の平均EPS:247円
進捗:39%(2Q)
需要・顧客構造(+5%):
取扱資材は、日本製鉄の製品が主で、エムエム建材を主力とする商社経由で購入し、販売及び賃貸先は鹿島建設、竹中工務店、大林組、安藤ハザマ興業、熊谷組その他大手中堅建設会社が主体となっています。
政府建設投資額も堅調であり、都市部での再開発案件も多く、需要が堅調で業績は安定していそうです。
競争環境(+5%):
重仮設業協会の理事会員は、ジェコス、丸紅建材リース、ヒロセ、エムオーテックが上がっています。売上規模は、ヒロセ・丸紅建材リースが1千億円規模、丸藤シートパイル・エムオーテックが300億円で、丸紅建材リース100億円となっています
鋼材という単価の高い製品を扱っており、新規参入障壁が高く、市場環境は安定していそうです。
ビジネスモデルの有望性(▲5%):
シートパイル(鋼矢板)は、土木工事などの公共事業で使われることが多い気がします。内需縮小により、将来性が厳しい気がします。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲25%):
財務が盤石で業績も安定しているのが魅力的です。しかし、大きな変化が期待できず、株価上昇のカタリストに欠け、積極的には買いたくありません。
個人的な目標株価
PER247×14倍=3,458
PBR7,679×0.7倍=5,375
プレミアム4,417×1.05×1.05×0.95×0.75=3,469
※ブログは個人的な趣味です。株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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