フォルクスが吉野家HDから安楽亭に代わっていました。フォルクス目当てで吉野家を購入しようと思っていたので、衝撃的です。去年ヴォルクスを運営しているアークミールの株式を吉野家が安楽亭に売却しました。
誰が親会社になろうと、フォルクスは好きです。優待目当てで安楽亭を調べてみました。
埼玉県発祥で、『安楽亭』が主力の郊外路面型焼き肉チェーン。
四季報
アークミールを完全子会社化
沿革
1978年 安楽亭を設立し、本店所在地を埼玉県川口市に置く
1985年 伊藤忠商事と資本提携
1992年 大宮手沼店オープンにより直営・暖簾・FC店舗100店舗体制となる
1997年 株式上場
2002年 焼肉レストラン部門の新ブランドとして「七輪房」1号店をオープン
2020年 グループの経営基盤拡充を目的として、アークミールの株式を取得し、完全連結子会社化
事業内容
安楽亭業態、七輪房業態、アークミール、その他業態によるレストラン事業を展開
業績
業績 | 売上高 | 営業 利益 | 経常 利益 | 当期 利益 | 一株益 (円) | 一株配 (円) |
連17.3 | 16,539 | 193 | 171 | -73 | -34.3 | 0 |
連18.3 | 16,947 | 348 | 320 | 149 | 69.8 | 0 |
連19.3 | 16,342 | 185 | 126 | -103 | -48.3 | 0 |
連20.3 | 15,344 | 190 | 190 | -470 | -220.2 | 0 |
連21.3 | 26,538 | -1,339 | -758 | -1,120 | -524.2 | 0 |
売上高はアークミール連結により大幅に増加しています。しかし、直近5期で4回最終赤字を計上しており、業績の悪化が深刻です。
セグメント
財務諸表
資産
現金預金53億円(23%)
有形固定資産103億円(44%)
敷金及び保証金34億円(16%)
負債
有利子負債109億円(47%)
純資産
自己資本比率19%
配当性向―(直近5期無配)
利益剰余金▲13億円(▲5%)
損益計算
売上高
営業利益率▲5.0%
経常利益率▲2.9%
当期純利益率▲4.4%
減損損失
前期756百万円、9百万円
キャッシュフロー
投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 551 | 811 |
固定資産 に対する支出 | 135 | 208 |
前期子会社株式取得による収入12億円
株価 個人的な購入価額
6,380円(2022..2.4)
配当利回り(会社予想)0.00%(02/04)
1株配当(会社予想)0.00(2022/03)
PER(会社予想)(連)44.57倍(02/04)
PBR(実績)(連)3.19倍(02/04)
EPS(会社予想)(連)143.13(2022/03)
BPS(実績)(連)1,997.77(2021/03)
直近5期の平均EPS:▲169円
需要・顧客構造(+10%):
安楽亭・七輪房は中価格帯、フォルクスは中高価格帯で、個人所得に業績が左右されそうです。ただ、郊外・ロードサイドの店舗が多いので、コロナ禍により、業種が消失することはなさそうです。
競争環境(▲20%):
飲食業であり、個人事業主も含め、新規参入障壁が低く、競争環境は厳しそうです。
ビジネスモデルの有望性(+10%):
アークミールがグループに加わり、売上高が倍増しています。同じ肉を扱う飲食店なので、既存ブランドとのシナジー効果も期待できそうです。
株主優待(+70%):
結構豪華な優待があります。
100株の優待セットがラクマで11,500円で売られていたので、年間23,000円分の価値があるのでしょう。優待利回り年利3.6%。無配企業なので、優待価値で株価が維持できているのでしょう。
個人的な好み(▲5%):
5年前は自己資本比率4割超であったのに、足元2割程度まで低下しています。コロナ禍とはいえ、直近赤字期が続き過ぎだと思います。ヴォルクスが好きとはいえ、株式投資目線では、あまり近づきたくないと感じます。
個人的な目標株価
PER―
PBR1998×0.7倍=1,399
プレミアム1,399×1.1×0.8×1.1×1.7×0.95=2,187
最近フォルクスに行っていないので、株主優待をラクマで購入し、家族で食べに行こうと思います。
以上
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