リバーHD・イボキン・エンビプロ・ベズテラの4社対談の記事が鉄鋼新聞に載っていました。7社包括業務提携を締結しているだけあり、同業者の仲の良さを感じました。
中でも、イボキンは社長の高橋氏が51歳と若く、アグレッシブさを感じました。解体・リサイクル業の発展とともに、会社も成長させてくれると思い、調べてみました。
総合リサイクル企業。
四季報
解体、廃棄物処理、金属加工のワンストップサービスで成長。
全国展開図る
沿革
1984年 揖保川金属設立
1990年 産業廃棄物収集運搬業許可取得
2002年 スクラップ専門工場として龍野工場を開設
2003年 日本製鉄広畑製鉄所より直納業者指定
2008年 プラスチック・マテリアル・リサイクル専門工場としてPMR工場開設
2015年 当社を含めた7社包括業務提携締結(リバーHD、エンビプロHD、やまたけ、中得HD、マテック、青南商事)
2017年 国徳工業の全株式を取得し、100%子会社化
国徳工業は、種子島ロケット発射台解体工事をはじめ、その他発電設備や石油・化学プラントなど複雑な大規模工場の解体工事の施工実績を有している
2018年 株式上場
2019年 リバーHDと資本業務提携
事業内容
業績(直近3期)
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連17.12* | 5,699 | 266 | 277 | 200 | 176.1 | 0 |
連18.12 | 6,465 | 280 | 317 | 223 | 163.0 | 27記 |
連19.12 | 6,250 | 304 | 350 | 281 | 164.3 | 30 |
セグメント
財務諸表
資産
現金預金15億円(30%)
商品・製品・仕掛品・原材料等1億円(2%)
在庫の回転期間は0.23か月と極めて少ないです
有形固定資産20億円(39%)
投資有価証券2億円(4%)
負債
有利子負債7億円(14%)
純資産
自己資本比率58%
配当性向18%
利益剰余金20億円(39%)
損益計算
売上高
営業利益率6.0%
経常利益率7.5%
当期純利益率5.3%
受取保険金40百万円
キャッシュフロー
投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 151 | 190 |
固定資産 に対する支出 | 408 | 319 |
株価 個人的な購入価額
2,395円(2021.2.26)
1.25%(02/26)配当利回り(会社予想)
30.00(2021/12)1株配当(会社予想)
(連) 18.80倍(02/26)PER(会社予想)
(連) 1.35倍(02/26)PBR(実績)
(連) 127.41(2021/12)EPS(会社予想)
(連) 1,768.59(2020/12)BPS(実績)
直近5期の平均EPS:168円
需要・顧客構造(+0%):
建築着工と解体はセットに行われることが多く、景気の変動の業績に与える影響は大きそうです。また、固定資産比率が高く、景気が低迷し、工場の操業度が悪化すると製造原価が大きくなり、利幅を圧迫しそうです。
一方、製品および原材料の回転期間は0.23か月と少なく、資源価格(主に鉄スクラップ)の乱高下による在庫リスクを負う可能性は低いとい思います。
競争環境(+10%):
特定建設業許可を取得しており、大型解体工事の受注ができます。また、大型工事の施工に際して必要な高度な施工技術と大型重機を保有しており、解体工事の競争力は高いと思います。
自社内に金属事業や環境事業を有しており、解体から廃材の処分の流れがあるのも強みだと思います
ビジネスモデルの有望性(+10%):
1960年代以降に建設されたビルや倉庫、工場など膨大な量の建築物が更新・撤去の時期を迎えており、市場の成長が期待できます。イボキンは適正・適法な解体工事を実施でき、解体時に発生するスクラップや産業廃棄物などの都市資源を効率よく再資源化できるため、成長の波に乗れる気がします。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+10%):
財務が盤石で、事業収益も安定していることが魅力的です。また、資源循環型社会の形成のための一翼を担うリサイクル事業を創造するという考も大好きです。
個人的な目標株価
PER168×14倍=2,352
PBR1,769×0.7倍=1,238
プレミアム1,795×1.1×1.1×1.1=2,389
過去の解体・スクラップの記事
2021.2
スクラップ高騰が追い風、リバーホールディングス(5690)
2020.11
オカダアイヨンが優待変更(微妙・・・)
2019.8
解体のオカダアイヨン(6294)を買いたい!
2018.12
オカダアイヨン(6294)
2018.1
以上
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