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スキー用品アルペン(3028)

企業分析
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スキー用品を優待で購入する計画、第二銘柄。ここならスキー用品を売っている気がします。アルペンと聞くと、ウィンタースポーツというイメージでしたが、今やウィンターは売上比率3%とスポーツ・ゴルフが主力となっています。

スポーツデポ、ゴルフ5、アルペンの3業態を軸にスポーツ用品店を全国展開。
PB商品に強み

四季報

沿革

1972年 名古屋市にスポーツ用品の販売を目的として設立

1976年 スキー用品のオリジナル商品開発開始

1983年 ゴルフ用品専門店「ゴルフ5」第1号店、愛知県春日井店開店

1990年 岐阜県郡上にスキーリゾート「ウイングヒルズ白鳥リゾート」をオープン

1995年 北海道美唄市にゴルフ場をオープン

2006年 株式上場

2018年 アウトドア専門店の第1号店としてアルペンアウトドアーズ春日井店開店

2020年 オリジナルブランドであるティゴラ専門店の第1号店として、東京都立川市にティゴラbyスポーツデポららぽーと立川立飛店開店

事業内容

スポーツ用品の販売および製造を主たる事業

2021年6月末現在「アルペン」52店舗、「ゴルフ5」194店舗「スポーツデポ」145店舗、「その他」3店舗、「アルペンフィットネスクラブ」2店舗、「アルペンクイックフィットネスクラブ」直営店10店舗、フランチャイズ店33店舗を展開

その他
フィットネスクラブ、スキー場およびゴルフ場の運営

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
19.6228,2671,5182,888-935-23.140
20.6217,9434,1335,744170.440
21.6233,21515,08816,83610,773274.945

財務諸表

資産

現金預金569億円(27%)
商品及び製品613億円(29%)
有形固定資産429億円(21%)

負債

有利子負債252億円(12%)

純資産

自己資本比率52%
配当性向16%
利益剰余金52%

損益計算

売上高
営業利益率6.5%
経常利益率7.2%
当期純利益率4.6%

減損損失
前期12億円、当期9億円

キャッシュフロー

投資額(百万円)

科目前期当期
減価償却費5,8565,436
固定資産 に対する支出4,9315,653

株価 個人的な購入価額

2,136円(2021.12.30)

配当利回り(会社予想)2.34%(12/30)
1株配当(会社予想)50.00(2022/06)
PER(会社予想)(連)7.24倍(12/30)
PBR(実績)(連)0.77倍(12/30)
EPS(会社予想)(連)294.99(2022/06)
BPS(実績)(連)2,773.94(2021/06)

直近5期の平均EPS:74円

進捗:7%(1Q)

需要・顧客構造(▲10%):

創業のウィンターの売上比率は、3%まで縮小し、今や一般スポーツとゴルフが事業を支えています。

21年6月期有価証券報告書
21年6月期決算説明資料

スポーツ活動は景気に左右されませんが、個人所得が減少すると買い替え頻度が減り、アルペンの業績は悪化しそうです。

競争環境(▲20%):

小売業であり、ECや他店舗、百貨店のスポーツ売場など販売プレーヤーが多く、厳しい競争環境だと思います。

ビジネスモデルの有望性(▲10%):

スポーツ用品を多く購入する層は、若年層が多く、少子化により、需要環境が悪化しそうです。

株主優待(+40%):

6月・12月の年2回持株数に応じて、アルペングループで利用できる優待券がもらえます。

アルペンHP

個人的な好み(▲20%):

実質無借金経営で、キャッシュリッチで非常に魅力的な会社です。

大株主の状況を見ると、創業家である水野家が上位1-3を占め、議決権の6割を占めています。2021年12月16日に自己株式を消却し流通株式比率基準を充足させ、プライム市場を選択していますが、流通株式比率が低く、創業家の一存で会社判断が決定されそうです。

21年6月期有価証券報告書 大株主の状況

また、2021年9月に名誉会長に就任した水野泰三氏は、文春の記事を見る限り、非常に癖が強そうな人で、コーポレートガバナンスの重視が叫ばれている世の中で、支持が得づらいと感じます。みんかぶで組入ファンドを見ると、アクティブファンドが大半を占めています。内部統制のスクリーニングが厳しくなり、投信からの資金流入がなくなると、株価の下押し圧力となりそうです

水野名誉会長は、ウィンタースポーツで大成功したにも関わらず、次の事業(スポーツデポ・ゴルフ5)の可能性を感じ、新事業に踏み出しており、商売の才能があると思います。しかし、会社規模が大きくなり、企業統治(コーポレートガバナンス)が重視され、70歳超と高年齢になっているので、世代交代の時期だと感じます。今年9月の役員人事には非常に違和感があり、株価の低迷が続きそうな気がします。

個人的な目標株価

PER74×14倍=1,036
PBR2,774×0.7倍=1,942
プレミアム1,489×0.9×0.8×0.9×1.4×0.8=1,081

以上

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