アフィリエイト銘柄2社目です
ネットのアフィリエイト(成果報酬型)広告で国内大手。
海外広告配信網やSNSとの提携強化(四季報)
沿革
2000年 岡村氏が大阪市東淀川区にて、個人事業としてインターネット専門の広告配信ネットワークサービスを目的とした会社を設立
2011年 伊藤忠商事への第三者割当による自己株式の処分により、伊藤忠商事の持分法適用会社になり資本・業務提携を強化
2012年 ディー・エヌ・エーと広告事業及びソーシャルゲーム事業において戦略的提携
2014年 本社を新宿区西新宿に移転
2017年 スマホ向け広告プラットフォーム「UNICORN」を提供開始
2019年 博報堂DYメディアパートナーズとの資本業務提携
事業内容
日本やアジア及び北米において、PC及びスマートフォンを含む携帯端末向けにマーケティング活動を行う広告主(クライアント)と提携メディアを、アフィリエイトサービスを通じて繋ぐ、アフィリエイトサービスプロバイダー(以下、「ASP」という。)として、アフィリエイトを中心としたインターネット広告サービスの提供
業績
業績 | 売上高 | 当期 利益 | 一株益 (円) | 一株配 (円) |
連16.3 | 39,613 | 145 | 3.5 | 2.35 |
連17.3 | 42,329 | -450 | -11.1 | 2.35 |
連18.3 | 41,501 | 9 | 0.3 | 2.35 |
連19.3 | 41,857 | 738 | 19.1 | 3.44 |
連20.3 | 37,304 | 164 | 4.2 | 2.5 |
売上高は400億円前後です
17.3期以外の4期は黒字でしたが、利益の増減が大きく、利益率も低いです
セグメント(百万円)
広告 事業 | メディア コンテンツ 事業 | 海外事業 | 計 | |
売上高 | 33,523 | 625 | 3,242 | 37,390 |
損益 | 2,202 | 56 | △324 | 1,933 |
資産 | 5,455 | 332 | 2,429 | 8,217 |
広告事業と海外事業の利益が大幅に減少しています
財務諸表
1 資産
- 現金預金97億円(51%)
- 有形固定資産2億円
- 無形固定資産3億円
- 投資有価証券16億円(8%)
2 負債
- 有利子負債0
3 純資産
- 自己資本比率65%
- 配当性向63%
- 利益剰余金33億円(18%)
4 損益計算
- ・売上高
- 営業利益率0.5%
- 経常利益率1.1%
- 当期純利益率0.4%
- ・投資有価証券売却益
- 前期3億円、当期2億円
⑤キャッシュフロー
- 投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 149 | 152 |
固定資産 に対する支出 | 169 | 170 |
- 自己株式の処分による収入10億円
株価 個人的な購入価額
- 578円(2020.12.22)
- 0.45%(15:00) 配当利回り(会社予想)
- 2.60(2021/03)1株配当(会社予想)
- (連) 45.80倍(15:00)PER(会社予想)
- (連) 1.88倍(15:00)PBR(実績)
- (連) 12.62(2021/03)EPS(会社予想)
- (連) 307.42(2020/03)BPS(実績)
・直近5期の平均EPS:3円
・進捗:2Q(113%)
・需要・顧客構造(+20%):
アフィリエイト広告サービスは、スマホゲームアプリ業界・キャッシングやクレジットカードの発行等を行う金融業界及び、健康食品や美容関連商品等をインターネット上で販売するEコマース業界の広告主の比率が高くなっています
仮に景気後退による広告予算の縮小があっても、データ通信利用者が増加しているインターネット広告向けを減らす可能性は低く、安定した業績を維持できそうです
・競争環境(▲10%):ネット広告事業全体だとかなりの企業数があり、アフィリエイトへの新規参入のハードルも低く、競争激化が懸念されます
・ビジネスモデルの有望性(+20%):コロナ禍で、外出頻度が減少し、インターネットの利用時間が長くなる可能性が高く、業界全体が成長しそうです
・株主優待(+%):なし
・個人的な好み(+5%):無借金経営でキャッシュリッチなのが魅力的ですが、直近5期の利益率が低迷しているところが気になります
・個人的な目標株価
PER3×14倍=42
PBR307×0.7倍=215
プレミアム128×1.2×0.9×1.2×1.05=175
以上
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