格好良いと感じる分譲マンションの施工が長谷工である確率が高いと感じます。マンション分野に力を入れており、デザインもカッコ良く、部屋も機能的な間取りで大好きです。
資材価格の上昇で、マンション価格のさらなる高騰も見込まれ、需要が冷え込む可能性を懸念していますが、日銀が物価2%目標を掲げている限り、分譲マンション事業の需要は続くと考えています。
マンション建築首位。
四季報
土地手当て、計画立案から施工まで一貫モデル構築。
サービス事業育成
沿革
1937年 長谷川武彦氏が兵庫県尼崎市において土木建築請負業を開始
1946年 長谷川工務店設立、本社を兵庫県姫路市におく
1961年 株式上場
1970年 東京都渋谷区に本社移転
2015年 総合地所を株式取得により子会社化
2020年 細田工務店を株式公開買付により子会社化
事業内容
建設関連事業:
マンション等の企画・設計から施工までを行う総合建設業、子会社である㈱細田工務店が戸建住宅の施工・分譲等を行っている
不動産関連事業:
マンションの分譲及びマンション分譲事業の総括
サービス関連事業:
マンションの大規模修繕、インテリアリフォーム、マンション等の賃貸及び賃貸管理、社宅の管理代行、不動産の流通仲介、マンションのリノベーション事業
業績
業績 | 売上高 | 営業 利益 | 経常 利益 | 当期 利益 | 一株益 (円) | 一株配 (円) |
連19.3 | 890,981 | 98,430 | 100,369 | 87,391 | 293.9 | 80特 |
連20.3 | 846,029 | 85,925 | 85,253 | 59,851 | 201.4 | 70特 |
連21.3 | 809,438 | 72,909 | 71,832 | 48,258 | 168.6 | 70 |
直近5期の売上高は7,000-9,000億円で、赤字期はなく、利益水準が高く、安定しています
セグメント(百万円)
財務諸表
資産
現金預金2,161億円(23%)
販売用不動産1,667億円(17%)
不動産事業支出金1,133億円(12%)
開発用不動産等257億円(3%)
有形固定資産1,730億円(18%)
負債
有利子負債268億円(28%)
純資産
自己資本比率41%
配当性向42%
利益剰余金3,693億円(39%)
自己株式▲314億円(▲3%)
損益計算
売上高
営業利益率9.0%
経常利益率8.9%
当期純利益率6.0%
キャッシュフロー
投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 4,752 | 5,266 |
固定資産 に対する支出 | 25,061 | 29,818 |
株価 個人的な購入価額
1,421円(2021.12.29)
配当利回り(会社予想)4.93%(15:00)
1株配当(会社予想)70.00(2022/03)
PER(会社予想)(連)7.66倍(15:00)
PBR(実績)(連)0.97倍(15:00)
EPS(会社予想)(連)185.53(2022/03)
BPS(実績)(連)1,461.90(2021/03)
直近5期の平均EPS:220円
進捗:55%(2Q)
需要・顧客構造(+10%):
個人所得が減少すると、分譲マンションの売上が減少しますが、マンションの着工から竣工まで1年以上の時間を要するため、急激な業績の悪化はなく、景気後退に柔軟に対応できそうです。
また、東京・名古屋・大阪の3大都市圏での事業が中心なので、内需縮小の影響は中長期的(5-10年程度)にはなさそうです。
競争環境(+20%):
供給戸数に対する長谷工シェアが首都圏4割、近畿圏2割と非常に高く、競争力があります。着工数も多く、マンション建築に対するノウハウが豊富であり、ブランド力もあるので、価格競争力が高そうです。
ビジネスモデルの有望性(+5%):
分譲マンションを中心に、賃貸・高齢者住宅や商業・介護・子育て・健康・医療・教育等を組み合わせ、ハード・ソフト両面から事業を行っています。
分譲マンションは人口減少による需要の減少が予想されますが、その他事業でカバーし、業績を維持できそうです。
株主優待(+1%):
優待としてのお得感は少なく、リフォーム工事代金・仲介手数料割引は、プロモーションの一環である気がします。
個人的な好み(+30%):
近くで長谷工コーポレーションが施主・施工の工事をしており、工事進捗の書類が敵機的にポストに入っています。周辺住民に対する配慮が行き届いており、非常に良いゼネコンだと感じます。一時的な利益を追求するのではなく、長期的な目線で、事業をしていることを感じます。
マンション事業は個人の好き嫌いが業績に影響するので、今の事業に対する姿勢が継続できれば、業績も大丈夫だと感じます。
個人的な目標株価
PER220×14倍=3,080
PBR1,462×0.7倍=1,023
プレミアム2,052×1.1×1.2×1.05×1.01×1.3=3,734
以上
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