太陽光発電の蓄電システムの商品を有しています。FITの太陽光発電に対する補助金単価が年々減ってきており、太陽光発電売電によるメリットは薄れてくるのだと思います。一方、蓄電システムがあることで、災害などの停電時に外部電力に頼らず、自給自足の生活ができ、メリットは大きいと思います。
車や家電等で使われるコンデンサーを製販。
四季報
次世代車向け育成中。
家庭用蓄電システムも展開
沿革
1950年 関西二井製作所を設立し、本社を大阪市に設置
1956年 京都工場を新設し、アルミニウム電解コンデンサの製造を開始
1961年 株式上場
2015年 ユタカ電機製作所の事業譲受
2017年 村田製作所との電源事業の譲受に関する意向確認書締結
事業内容
電子機器用コンデンサ(アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、小形リチウムイオン二次電池、正特性サーミスタ)、電力・機器用及び応用機器(パワーエレクトロニクス用フィルムコンデンサ、公共・産業用蓄電システム、加速器用電源、瞬時電圧低下/停電対策装置、変圧器、圧力センサ)、回路製品(家庭用蓄電システム、V2Hシステム、EV用急速充電器、スイッチング電源、機能モジュール、無停電電源装置)およびその他(原材料等)を製造・販売
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連19.3 | 122,860 | 5,473 | 7,122 | -7,953 | -114.2 | 23 |
連20.3 | 119,675 | 2,549 | 3,621 | 2,812 | 40.6 | 24 |
連21.3 | 116,073 | 1,573 | 3,015 | 1,703 | 24.9 | 25記 |
連22.3 | 142,198 | 6,427 | 8,594 | 7,902 | 115.5 | 27 |
連23.3 | 184,725 | 12,676 | 15,263 | 7,814 | 114.2 | 30 |
財務諸表
資産
現金預金251億円(13%)
有形固定資産443億円(23%)
投資有価証券279億円(14%)
負債
有利子負債335億円(17%)
純資産
自己資本比率51.4%
配当性向26%
利益剰余金609億円(33%)
損益計算
売上高
営業利益率6.9%
経常利益率8.3%
当期純利益率4.2%
キャッシュフロー
投資額(億円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 61 | 75 |
固定資産 に対する支出 | 79 | 94 |
株価 個人的な購入価額
1,309円(2024.1.5)
時価総額102,102百万円(01/05)
配当利回り(会社予想)2.44%(01/05)
1株配当(会社予想)32.00(2024/03)
PER(会社予想)(連)10.92倍(01/05)
PBR(実績)(連)0.82倍(01/05)
EPS(会社予想)(連)119.85(2024/03)
BPS(実績)(連)1,590.85(2023/03)
直近5期の平均EPS:36円
進捗:74%(2Q)
需要・顧客構造(▲20%):
地域別の売上高は、国内売上比率が5割程度となっています。
一方、用途別には、電力・産機、自動車、情報通信、電源、家庭機器と様々な業界に製品を販売しています。
電気製品は、比較的高価格品が多く、個人所得や景気に業績が大きく左右されそうです。
競争環境(▲5%):
アルミ電解コンデンサーは、日本ケミコン・ニチコンが手掛けており、電子部品の領域に拡げると、京セラ・村田製作所・パナソニック・太陽誘電など競合他社は多そうです。
一方、研究開発活動に63億円を支出しており、技術による競争優位性はありそうです。
ビジネスモデルの有望性(+10%):
急速充電器のシェアが高く、家庭用蓄電システムの商品も有しており、売上高を伸ばしているので、今後の成長にも期待が持てます。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲5%):
2018年頃に、欧米でコンデンサの独占禁止法違反により、巨額の損失を計上しています。欧米への売上比率がそれぞれ10%未満で、ここまで巨額の違約金を課せられるのは、驚きです。
自己資本比率が高く、実質無借金経営ですが、カタリストに欠け、購入には消極的です。
個人的な目標株価
PER36×14倍=504
PBR1,591×0.7倍=1,114
プレミアム809×0.8×0.95×1.1×0.95=642
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
コメント