奈良県黒滝村で釣りをしました。吉野川支流、丹生川の上流にあり、アクセスしやすい渓谷です。川沿いには民家が多く、アブラハヤ・タカハヤも多く、秘境というよりも里山での釣りというイメージです。源流域は禁漁区に設定されています。渓谷を釣行するよりも、解禁日に放流物を狙うのが良いかと感じました。
奈良黒滝村とは
奈良県のほぼ中央に位置し「奈良のへそ」と呼ばれています。
奈良県は人口の八割以上は奈良市・郡山市等なら平野に住んでおり、黒滝村は人口1,000人未満で森林の比率が高い村です。
大滝村は大淀町から道路が2車線の道路が整備され、渓流釣りの中では比較的車で行きやすい所です。村には道の駅吉野路黒滝、かくれ里の宿森の交流館、黒滝の宿~森と川と~、などアウトドアやできる所、合宿ができるところもあります。
釣りができるのは、北側の脇川と黒滝川の2河川で、どちらも川沿いには民家が点在しています。釣りをしていると人目があるようで気まずく、集中できませんでした。
脇川
民家のない道路わき、砂防ダムの上から入渓しました。里山の渓谷という感じで、
毛鉤にハヤが食ってきました。とにかくハヤとアブラハヤが多く、淵の下流にはアブラハヤが群雄していました。毛ばりを投げ込むと、すかさず追ってきました。大きな淵には、30センチ級の亀が泳いでいました。渓流というより人里を流れる清流という所です。
そんな中、流れの早いポイントでアマゴが毛鉤にかかりました。
毛鉤で釣れたので、エサ釣りに変えると、アブラハヤの猛攻がさらにヒートアップ。
トロ場危険
絶対禁止
そんななか良いサイズのアマゴは釣れました。綺麗ですね。
この脇川の上流は、吉野桜で有名な吉野山奥千本があります。一般的な山桜は花見の目的で植栽されますが、この吉野山の桜は山岳宗教と密接に結びついた信仰の桜であり、約1,300年前から植えられています。約3万本、200種類の桜があります。友人に吉野桜の写真をもらいました。
奥の方から北側を見ると奈良平野方面
多彩な桜があり美しいですね。釣りしながら桜についても語ろうネタを温めていました。小さいながらアマゴの魚影も濃くなってきました。がしかし、
奥に何やら看板がありました。
ここから上流は「あまご」の天然育成実施区域のため採捕は禁止中です。黒滝川漁協組合
そんなの聞いてないよーーー。ホームページとか、漁協の案内とかに記載してもらいたい内容です。吉野山奥千本まで釣り上がってこうと思っていただけに、残念です。本流の黒滝川へ移動しました。
黒滝川本流
民家の横を通って黒滝川の上流に進みます。山が迫っている所は、1台分しか通れない所もありましたが、車の往来できる所も多いので、通行は大丈夫そうです。民家の間の渓谷は、良淵もありました。過去の経験からアブラハヤ・・・タカハヤ・・・が多く生息していると思います。
黒滝川漁協は、3月の下旬、4月上旬ぐらいが解禁日です。漁協の放流活動が盛んで、放流魚が結構釣れるようです。
某オーナーばりが黒滝川の解禁日の記事を上げていました。1人で90匹すごいですね。こうやって、常連者が根こそぎ、渓流魚を釣り上げて、すぐに渓谷に魚がいなくなってしまうのでしょう。初心者が釣りを始めることが少なく、渓流釣りのすそ野が広がらないのでしょう。嫉妬心があるのかもしれませんが、興醒めしてしまいました。
黒滝川は四寸岩山(1,235m)、大天井ヶ岳(1,439m)から流れ出ており、水量が豊富です。上流に進んでも水量がしっかりありました。
源流の渓流への期待が膨らみます。しかし・・・・
見たことある看板がありました。
ここから上流は「あまご」の天然育成実施区域のため採捕は禁止中です。黒滝川漁協組合
デジャブでしょうか?30分前に見たことのある看板が、黒滝川本流域にもありました。
そんなの聞いてないよーーー。ホームページとか、漁協の案内とかに記載してもらいたい内容です。→これもデジャブ。
諦めて黒滝川で釣りせず帰りました。
遊漁券の購入場所について
黒滝村漁協の遊漁券はどこで販売されているのでしょうか?ネットを見ても、販売所の場所が良く分かりません。
こんな時は、漁協に電話をして聞くのが良いと思います。掲載ある番号にかけても繋がらず。時間をズラして、違う日に改めて掛けても繋がらず。どうしたらいいのでしょう。
黒滝村役場のWEBサイトに遊漁券の記載があったので、聞いた所、民宿あきちゃんという所で買えると教えてもらいました。
ちょっと情報が無さすぎるなぁと感じました。河川に漁業権を設定し、遊漁券を購入しないものの入渓を禁じるのであれば、もう少し丁寧に公示してほしいなと思います。
漁協マップを作成し、公開してほしいです。願わくば、フィッシュパス・釣りチケでオンラインで遊漁券が購入できる体制を構築してもらいたいです。
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