もうすぐ3月末決算企業の株主優待の権利確定日です。ヨンキュウでは100株で3,000円、500株で6,000円の鰻がもらえます。天然のシラスウナギの不況が続いて、うなぎが高価になっているので、嬉しい優待品です。
気になるのは味。最近娘とYouTubeに上がっているアニメ美味しんぼを見ています。山岡さんの究極対、海原雄山の至高の対決を見ています。娘は対決が好きで、日々の食事でも、究極対至高の対決をしています。そこで、究極のヨンキュウ株主優待若うなぎVS至高の山田水産の鰻、の対決をしました。
鰻の食べ比べ
No.1ヨンキュウ若うなぎ
ヨンキュウの100%子会社で鹿児島県に事業所のある西日本養鰻で成育された鰻。

閉鎖循環式のタンク養殖を取り入れ、健康な鰻を成育。ストレスのない良好な成育環境で育てられ、完全無投薬で安心安全な鰻。

サイトが美しいです。

No.2山田水産のうなぎ
最近、山田水産があげている鰻養殖のYouTubeの動画を見ています。
鰻養殖を学べ、何より面白いです。鹿児島で成育しており、こちらも完全無投薬の鰻です。スーパーでパッケージを見つけ、思わず購入しました。

対決スタート

若うなぎは、たれ感があり、焦げ目が多くあります。山田の鰻は、焼き目が控えめです。

湯煎してご飯を少し盛り付け。味だけの勝負。事前にどちらの鰻かは通知していません。

娘は、山田のうなぎの方がふっくらしていて美味しいと言っていました。山田の鰻の勝利。一方、妻は若うなぎは弾力があり、食べ応えがあり、好きだと言っていました。若うなぎの勝利。
私も両方甲乙つけがたく、引き分け。若うなぎのおいしさもさることながら、添付の鰻ダレが鰻とマッチしていました。湯煎しましたが、温まり方が不足していたので、電子レンジで、少し焼き目が付くぐらい、温めた方が美味しいと思います。
若うなぎを2匹注文したのですが、1匹は焦げ目が多く、少し焦げの苦みが残っていました。火加減難しいですね。
若うなぎ購入サイト
西日本養鰻の若うなぎは、「フレンドショップえひめ」というサイトで購入できます。

ヨンキュウが愛媛の会社なので、愛媛の地域応援サイトと繋がりがあるのでしょう。サイトには愛媛の魅力的な海産物・フルーツもあり、サイトをリピートしようと思いました。
他には、鹿児島県鹿屋市への寄付の返礼品になっています。寄附金百万円で140尾、20百万円で3,000尾の返礼品。一体どんな人が申し込むのか?発想が面白いです。
興味のある人は、リンクより購入してみてください。(執筆者に広告収入が入ります)
ヨンキュウの株価・指数
2,113円(2025.2.21)
時価総額25,944百万円(02/21)
配当利回り(会社予想)—(–:–)
1株配当(会社予想)—(2025/03)
PER(会社予想)(連)14.37倍(02/21)
PBR(実績)(連)0.69倍(02/21)
EPS(会社予想)(連)147.08(2025/03)
BPS(実績)(連)3,061.71(2025/03)
ROE(実績)(連)4.54%(2024/03)
自己資本比率(実績)(連)72.3%(2024/03)
直近5期の平均EPS 129円
ヨンキュウは、実質無借金経営で、キャッシュリッチ企業です。24年12月末時点で、現金預金204+短期貸付金8+投資有価証券102-有利子負債76=ネットキャッシュ238億円を有しています。
1株当たりに換算すると、1,947円になります。株価分ぐらいは、ネットキャッシュで有していることになります。財務盤石ですね。
さらに、ヨンキュウは東都水産の株を大量に有しており、麻生グループの東都水産TOBが成立すると、多額の売却益が入ります。
業績修正が楽しみな銘柄です。
ヨンキュウの鰻への投資
ヨンキュウは2012年に鰻養殖に参入しました。鹿児島県に養鰻場を建設し、24年に第三事業所を設置しました。直近10期の投資額と減価償却費を集計すると、

ヨンキュウは投資額の半分近くを鰻養殖に投じており、鰻養殖に熱を入れています。
背景には、全国的なふるさと納税の受入額の増加があると思います。ふるさと納税受入額は10年前の2015年は1,653億円だったのものが、2023年には1兆1,175億円と市場が7倍近くに拡大しています。
ふるさと納税頼みの事業拡大に不安を感じています。私はふるさと納税の制度を懐疑的に見ています。ふるさと納税は、寄付事務手数料・返礼品のコストをかけて他市町村に納税額を移転し、高額納税者がより得する制度となっています。住民税は、地元の地域のために使われるべきもので、寄付額の上限規制や返礼比率の引き下げが必要だと考えています。
2025年10月から寄付者に対するポイント付与が禁止になりました。本来あるべき姿に戻って良いのですが、ふるさと納税の過熱感は落ち着くとみています。ヨンキュウも第三養殖場建設の後は、量を追求するのではなく、鰻の完全養殖など養殖技術の深化に力を入れてほしいです。
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以上
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