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東都水産(8038)

企業分析
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最近美味しい海鮮食べたい気持ちが強く、株主優待で魚介系の優待が欲しいです。

優待品・財務・業績を考えると、愛媛の養殖業を営むヨンキュウが選択肢にあります。

ヨンキュウは東都水産の株を15%有しています。東都水産の株価が下落すると、ヨンキュウのその他有価証券評価差額金が減少し、簿価の50%より下落すると評価減を出さなければいければいけません。東都水産の状況がヨンキュウの財務に影響するので、調べました。

水産荷受け大手。
冷蔵倉庫や不動産賃貸も併営。
カナダに子会社。
麻生グループが20年にTOB

四季報

沿革

1948年 鮮魚及び加工水産物の荷受機関として業務開始

1955年 株式上場

1966年 東京大田魚市場に資本参加

1968年 埼玉県水産魚市場設立

2019年 魚力と資本業務提携契約を締結

2020年 麻生グループとの間で資本業務提携契約を締結

事業内容

水産物卸売事業当社のほか、子会社㈱埼玉県魚市場、千葉魚類㈱が携わっており、互いに商品の一部を売買
冷蔵倉庫及びその関連事業子会社㈱埼玉県魚市場、釧路東水冷凍㈱、豊海東都水産冷蔵㈱が冷蔵倉庫事業に携わっており、当社グループの水産物卸売会社の商品の一部について保管役務の提供をしております。また釧路東水冷凍㈱、AERO TRADING CO.,LTD.が水産物の製造加工に携わっており、その製品の一部は当社グループの水産物卸売会社へ販売
不動産賃貸事業当社のほか、子会社㈱埼玉県魚市場及びSUNNY VIEW ENTERPRISE LTD.が不動産の賃貸、水産物卸売市場の開設に携わっており、当社グループの会社にその一部を賃貸

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
20.3117,8571,3441,5351,359350.365
21.3103,1471,4391,7391,523387.280
22.381,1131,8502,0211,597406.8100
23.396,3612,8723,1412,698687.7135
24.3104,8022,9233,5732,488634.1150

セグメント

有価証券報告書24年3月期

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金97(24%)
有形固定資産75(19%)
漁業権48(12%)
投資有価証券33(8%)

負債

有利子負債48(12%)

純資産

自己資本比率67%
配当性向24%
利益剰余金203(19%)

損益計算

売上高
営業利益率2.8%
経常利益率3.4%
当期純利益率2.4%

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費5
固定資産 に対する支出1318

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得00
配当金の支払44

株価 個人的な購入価額

5,720円(2025.1.10)

時価総額23,029百万円(01/10)
配当利回り(会社予想)2.62%(01/10)
1株配当(会社予想)150.00円(2025/03)
PER(会社予想)(連)10.69倍(01/10)
PBR(実績)(連)0.80倍(01/10)

EPS(会社予想)(連)535.06(2025/03)
BPS(実績)(連)7,185.38(2025/03)
ROE(実績)(連)9.90%(2024/03)

直近5期の平均EPS:493円

進捗:49%(2Q)

需要・顧客構造(▲5%):

鮮魚は飲食店やスーパーに販売され、一般消費者が購入するので、景気によって、販売量が左右されなさそうです。しかし、物価が上昇しており、肉よりも相対的に高い魚介類の消費量が減少することを懸念しています。

競争環境(▲20%):

水産卸売業は、OUGホールディングス(大阪市中央卸売市場)、大都魚類、大水、中央魚類、マルイチ産商、築地魚市場、横浜丸魚など数多くの企業がいます。ECの進展により、卸を通さず、直接漁業者・養殖業者から仕入れる商流も増えており、競争環境は厳しそうです。

ビジネスモデルの有望性(▲10%):

卸売市場を経由する取扱数量が減少しており、大型量販店等への市場外流通の取引が増加しています。内需は縮小しており、先行きは厳しそうです。

株主優待(+10%):

持株数に応じて、優待ポイントがもらえるのは魅力的です。

100株以上2年未満: 3,500ポイント   2年以上継続*: 3,850ポイント
200株以上2年未満: 7,000ポイント   2年以上継続*: 7,700ポイント
300株以上2年未満:11,000ポイント   2年以上継続*:12,100ポイント
400株以上2年未満:15,000ポイント   2年以上継続*:16,500ポイント
500株以上2年未満:20,000ポイント   2年以上継続*:22,000ポイント

個人的な好み(▲10%):

自己資本比率が高く、実質無借金経営なのが魅力的です。20年に麻生グループが東都水産の株を4割取得しています。

有価証券報告書24年3月期

安定株主比率が高く、株価上昇のカタリストに欠けているので、あまり購入したくありません。

個人的な目標株価

PER493×14倍=6,902
PBR7,185×0.7倍=5,030
プレミアム5,966×0.95×0.8×0.9×1.1×0.9=4,040

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※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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