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ホテルも展開、貸会議室のティーケーピー(3479)

企業分析
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シェアリングエコノミー。研修センターや福利厚生施設を自社で保有するより、貸会議室や外部施設を利用した方がコスパ良いです。

新しい考えの浸透により、貸会議室需要は高まると思います。また、国内の人口減少によりオフィス需要が減少し、「オフィスを多様な用途に貸し出す」というビジネスも増えると思い、調べました。

貸会議室大手。
遊休不動産の一括借り上げ、小分け活用で成長。
貸オフィス、ホテルも展開

(四季報)

沿革

2005年 東京都港区浜松町に設立、ポータルサイト「TKP貸会議室ネット」の運営を開始

2013年 「TKPホテル&リゾート」ブランドの立ち上げ、宿泊型研修施設「レクトーレ」ブランドを提供開始

2014年 当社運営のアパホテル第1号店として、アパホテル「TKP札幌駅前」開設

2017年 株式上場

2020年 婚礼施設を運営するエスクリとの業務・資本提携を開始

2023年 コンサルの識学との資本業務提携を開始、日本及び台湾におけるリージャス事業を売却、インテリア卸大手のリリカラを持分法適用会社化

2024年 APAMANの一部株式取得

事業内容

遊休不動産を活用して付加価値を加え、総合的な空間サービスを提供することでその価値を再生する空間再生流通事業を主軸に展開

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
20.254,3436,3254,7611,74350.40
21.243,138-2,497-2,321-3,503-93.20
22.244,685-883-1,585-3,211-79.10
23.250,5043,5753,062-4,936-118.30
24.236,5454,6074,5176,975166.80

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金321(40%)
有形固定資産244(31%)
投資有価証券51(6%)
敷金及び保証金66(8%)

負債

有利子負債329(41%)

純資産

自己資本比率50%
配当性向―
利益剰余金184(23%)

損益計算

売上高
営業利益率12.6%
経常利益率12.4%
当期純利益率19.1%

前期減損損失29億円、前期事業整理損32億円
日本リージャスHDに対するのれんの減損、株式譲渡による損失です

前期債権放棄損3億円

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費2812
固定資産 に対する支出1314

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得
配当金の支払

株価 個人的な購入価額

1,194円(2024.12.25)

時価総額50,597百万円(15:30)

配当利回り(会社予想)0.00%(15:30)

1株配当(会社予想)0.00円(2025/02)

PER(会社予想)(連)9.09倍(15:30)

PBR(実績)(連)1.16倍(15:30)

EPS(会社予想)(連)131.41(2025/02)

BPS(実績)(連)1,027.45(2025/02)

ROE(実績)(連)19.21%(2024/02)

自己資本比率(実績)(連)50.2%(2024/02)

直近5期の平均EPS:▲15円(21年2月期、22年2月期を除くと33円)

進捗:2Q(44%)

需要・顧客構造(▲20%):

貸会議室は企業向けの研修や採用活動で使われることが多いと思います。また、TKPの宿泊施設も会議室完備など法人利用が多いと思います。企業にとっては変動費であり、景気が悪化すると真っ先に利用が削減されてしまい業績の変動は大きそうです。

TKP決算説明資料25年2月期(2Q)

競争環境(+10%):

貸会議室といえば、TKPというイメージがあるくらいブランド力は高そうです。しかし、参入障壁が低く、競争環境は厳しそうです。

ビジネスモデルの有望性(+10%):

社会全体で自社オフィスから利用目的の貸会議室にシフトしていくことで成長できると思います。ただ、シェアオフィスを運営していたリージャス事業は、大赤字の末、事業売却をしています。ウィワークスもしかり、シェアオフィスの考え方が社会に定着するまで、もう少し時間を要すると思います。

株主優待(+20%):

持株数に応じて株主優待券がもらえます。熱海や伊豆の旅館の優待券で魅力的ですが、西日本在住で近くに使える宿泊施設が少ないのが残念です。ベイサイドホテルアジュール竹芝は東京に行ったときに泊まってみても良いなぁと感じました。10,000円の株主優待券が4,000円で売却されていたので、それなりに価値はありそうです。

100株以上10,000円券 1枚
500株以上10,000円券 3枚
1,000株以上10,000円券 5枚
2,000株以上10,000円券 10枚
4,000株以上10,000円券 20枚

個人的な好み(+10%):

自己資本比率が5割程度あり、業種の割に財務が盤石です。リリカラやエスクリなど関連する企業を調べてみて、購入可否を判断しようと思います。創業者で大株主で社長の河野氏が絶大な権力を握っており、この人次第という会社だと感じます。

個人的な目標株価

PER33×14倍=461
PBR1,027×0.7倍=719
プレミアム590×0.8×1.1×1.1×1.2×1.1=754

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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