2024年6月。滋賀高島市の石田川で渓流釣りをしました。梅雨の時期で水量も多く、ウグイとアブラハヤの活性が高く、たまにアマゴが釣れました。漁協が解散してしまい、遊漁券が不要な渓谷ですが、アマゴ・イワナがだいぶ少なくなっていると思います。ウグイ・アブラハヤだけの渓谷になる可能性が高いです。この記事を読んで石田川に入る人は、アマゴを5匹釣ったら1匹だけキープ、ウグイ・アブラハヤは全キープでお願いします。(←冗談です)
石田川とは
滋賀の琵琶湖の西側に流れ着く川です。
流域には函館山スキー場やビラデスト今津オートキャンプ場などがあります。
上流には淡水湖(処女湖)という人工的なため池があります。
河口付近では、小鮎が登ってきます。渓流釣り後に小鮎釣りにも行ったので、あとで紹介します。
本流域での渓流釣り
国道303号線から入り石田川ダムの横に道路があります。山深い所で、途中の道路には落石があったり、折れた木が横たわっていたりしました。車止められるスペースに駐車し、渓流釣りスタートです。
渓谷と道路が近いので、アプローチしやすい川です。
流れの早い所にもハヤがおり、頻繁に釣れました。
石田川ダムの少し上流に巨大な砂防ダムがあり、平らな場所が続きます。浅い所にはウグイ・ハヤが多くいました。この区間を抜けると、良渓谷になりますが、
良淵いえど、やはりメインはウグイ・ハヤです。淡水湖で生息しているから、川の中にはタニシが多く生息し、巨大なカメも川沿いにいました。渓流らしからぬ様相です。
たまにアマゴが釣れます。
ウグイ・ハヤ5に対し、アマゴ1ぐらいの密度でアマゴが生息していました。アマゴに情が湧いてしまい、全匹リリースしてしまいました。
河内谷
石田川は処女湖の東側と河内谷の北側に渓谷が分岐しています。河内谷は、標高900m程の山から流れ出る深い谷です。道路が並走しているので、難易度は高くありません。
中型の砂防ダムが続き、護岸が固められている所が多くありました。護岸沿いにアマゴが多く、居付いていました。
チビアマゴが来てくれました。登りづらい砂防ダムにロープが設置されていました。漁協がないのに、釣り人に優しい川だと思います。チョウモドキという寄生虫がアマゴについていることが多かったです。琵琶湖水系では、葛川・神崎川で見たことがあります。アマゴにとって痒そうで厄介な存在なので、皮膚から取ってあげてリリースしました。
最上流まで、結構距離があります。1日で下流から釣り上がることができず、途中でリタイアしました。最後イワナも出てきました。ウグイ・ハヤメインの渓谷になっているので、本流で生息しているとは考えずらく、どこかの支流で細々と種を維持しているのでしょう。
淡海湖(処女湖)
石田川上流には処女湖という大正時代に整備された人口池があります。農業用水の供給を目的としており、建設にはかなりの労力を要したようです。
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/4040489.pdf大正の時代に1.2kmの導水管を通すのは大変だったと思います。
険しい渓谷
水量もあり、険しい渓谷があったので登りました。
入り口は高低差があり砂防ダムが連続していましたが、
お腹の膨れ上がったアブラハヤが釣れました。ただ、イワナも生息しているようで、
ちび岩魚も出てきてくれました。砂防ダム地帯も終わり、良淵の連続となりました。
ちょっとしたゴルジュにぶつかりました。左右ともに巻くことができません。水量が無ければ、淵を直進し、流水の所をよじ登るのですが、増水していて少し怖いです。改めて写真を見ると登れそうな気がしてなりません。6月、梅雨の季節は寒くて躊躇ってしまったので、真夏の季節なら登れる気がします。
こういう皆が諦める上には、イワナの楽園があるのだと思います。夢の広がる渓谷だと思います。一方、人が行かないことで、イワナが安心して生息できるので、登らないことがイワナ思いなのかもしれません。葛藤しながらも、いつか制覇したい場所の1つになりました。
石田川の小鮎釣り
石田川の渓流での釣果がイマイチで1匹もキープできなかったので、石田川河口で小鮎を釣ることにしました。
河口に梁が設置してあるので、梁工作物の50mより上流で釣りスタート。驚くことに小鮎釣りをしている人は1人もいません。小鮎釣りでは、小鮎の居る所釣り人あり、という格言があり、釣り人がいないことは小鮎が少ないということです。
案の定、ハヤしか釣れませんでした。
石田川釣り動画
第1話
第2話
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