ヤフーファイナンスのパーク24の関連銘柄として出てきました。
PBR5倍超と非常に割高です。何があるのか気になり、調べてみました。
介護・医療業界向け人材紹介サービスで最大手。
四季報
介護事業者に対し経営支援も。海外へ積極展開
沿革
2003年 東京都町田市において設立、ケアマネジャー向け人材紹介「ケア人材バンク(キャリア分野)」を運営開始
2008年 株式上場
2019年 アイルランドの医療従事者紹介会社を子会社化
2022年 ドイツの看護師人材紹介会社と看護師資格取得支援会社を子会社化
事業内容
医療・介護・ヘルスケア・シニアライフを高齢社会における事業領域とし、価値提供先である従事者・事業者・エンドユーザをつなぐプラットフォームを情報インフラと定義して、様々なサービスを提供
事業部門 | 主な事業内容 |
キャリア分野 | 介護職向け求人情報・人材紹介・資格取得スクール、看護師向け人材紹介、コメディカル向け人材紹介等 |
介護事業者分野 | 介護事業者向け経営支援プラットフォーム |
海外分野 | メディカルプラットフォーム事業、グローバルキャリア事業等 |
事業開発分野 | 健康保険組合向け遠隔保健指導サービス、企業向けリモート産業保健サービス、リフォーム事業者情報提供サービス、葬儀社紹介サービス等 |
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連21.3 | 35,960 | 5,470 | 6,653 | 4,800 | 55.1 | 9.5 |
連22.3 | 38,899 | 6,318 | 7,726 | 5,408 | 62.1 | 10.5 |
連23.3 | 45,667 | 7,279 | 8,759 | 6,406 | 73.5 | 15 |
財務諸表
資産
現金預金651億円(26%)
のれん100億円(15%)
商標権111億円(17%)
負債
有利子負債83億円(13%)
純資産
自己資本比率58%
配当性向20.4%
利益剰余金332億円(51%)
損益計算
売上高
営業利益率15.9%
経常利益率19.2%
当期純利益率14.0%
キャッシュフロー
投資額(億円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 16 | 20 |
固定資産 に対する支出 | 20 | 29 |
株価 個人的な購入価額
2,801円(2023.12.4)
時価総額245,260百万円(15:00)
配当利回り(会社予想)—(–:–)
1株配当(会社予想)—(2024/03)
PER(会社予想)(連)34.33倍(15:00)
PBR(実績)(連)5.65倍(15:00)
EPS(会社予想)(連)81.58(2024/03)
BPS(実績)(連)495.73(2023/03)
直近5期の平均EPS:58円
進捗:59%(2Q)
需要・顧客構造(+20%):
医療、介護、ヘルスケア、シニアライフの人材派遣をメインとしており、景気に左右されず、安定した業績を維持できそうです。
競争環境(▲20%):
人材紹介サービスの参入障壁は低く、既存のプレーヤーと新規の参入により、市場環境は厳しそうです。
ビジネスモデルの有望性(+20%):
日本は急速な少子高齢化が進んでおり、65歳以上の高齢者人口は2022年10月時点で3,624万人に達し、既に25%を超える高齢化率は、高齢者人口が3,900万人を超えピークに近づく2040年には35%を上回る見通しです。エス・エム・エスの事業領域が拡大していくので、成長が期待できます。
一方、海外の会社を買収し、海外事業を強化していますが、国内事業とのシナジーが見出せず、成長の足かせになる気がします。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲10%):
自己資本比率が高く、キャッシュリッチな所が魅力的です。しかし、人材紹介ビジネスに良い感情を抱いておらず、積極的には購入したくありません。
個人的な目標株価
PER58×14倍=812
PBR496×0.7倍=347
プレミアム580×1.2×0.8×1.2×0.9=601
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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