学研の図鑑って面白いですね。娘の成長とともに学研の図鑑を買い、子ども以上に自分が読み入っています。
学研は、書籍以外に塾などもあり、子育て世帯の我が家では愛着があります。民間で保育事業を運営しているJPホールディングスを持分法化し、保育にもかかわっています。
上場しており、株価も割安で、株主優待もあり、購入にあたり調べてみました。
学習参考書や児童書でトップ。
四季報
買収で塾、教室を全国展開。
高齢者・介護支援住宅、保育園も拡大
沿革
1947年 東京都品川区に設立
1982年 株式上場
2004年 現:学研ココファン(高齢者住宅事業)を設立
2008年 秀文社(現:学研スタディエ)を買収
2013年 イング及び全国医療教育推進協会を買収、全教研を買収
2017年 市進ホールディングスの株式を追加取得し、持分法適用会社化
2018年 メディカル・ケア・サービスを買収
2021年 JPホールディングスの株式を取得し、持分適用会社化
事業内容
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連18.9* | 107,030 | 3,652 | 4,002 | 3,058 | 81.9 | 17.5 |
連19.9* | 140,559 | 4,523 | 4,755 | 1,940 | 52.2 | 18.8 |
連20.9* | 143,564 | 5,075 | 5,273 | 2,321 | 62.7 | 20 |
連21.9 | 150,288 | 6,239 | 6,126 | 2,617 | 64.6 | 22 |
連22.9 | 156,032 | 6,427 | 6,929 | 3,440 | 78.7 | 24 |
セグメント
財務諸表
資産
現金預金225億円(18%)
有形固定資産183億円(15%)
のれん62億円(5%)
投資有価証券231億円(19%)
負債
有利子負債414億円(33%)
純資産
自己資本比率39.2%
配当性向30.5%
利益剰余金153億円(12%)
損益計算
売上高
営業利益率4.1%
経常利益率4.4%
当期純利益率2.2%
キャッシュフロー
投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 1,988 | 2,140 |
固定資産 に対する支出 | 4,722 | 2,958 |
株価 個人的な購入価額
877円(2023.2.24)
配当利回り(会社予想)2.85%(02/24)
1株配当(会社予想)25.00(2023/09)
PER(会社予想)(連)10.71倍(02/24)
PBR(実績)(連)0.80倍(02/24)
EPS(会社予想)(連)81.86(2023/09)
BPS(実績)(連)1,102.01(2022/09)
直近5期の平均EPS:67円
進捗:
需要・顧客構造(+10%):
教育分野と医療福祉分野の2本柱であり、売上規模・利益率ともに同じくらいです。どちらも事業が安定していますが、特に医療福祉分野は、年金暮らしの高齢者が顧客で、景気に左右されず、安定した業績を維持できそうです。
競争環境(-%):
教育分野、特に学習塾は個人経営を含め、競合他社が多く、市場環境は厳しそうです。一方、医療福祉分野は、競争環境は厳しくなさそうです。
ビジネスモデルの有望性(+10%):
少子化により、教育分野の漸減を予想しています。一方、医療福祉分野は高齢者の増加により、成長を期待しています。運営している認知症グループホームでも、学研の教育分野で培ったノウハウを生かし、満足度の高い施設運営ができると感じています。
株主優待(+20%):
100株以上保有で学研モールクーポンがもらえます。100株以上長期保有で年間4,000円のポイントがもらえるので、学研の図書を普段使いで購入している自分にとっては非常に魅力的です。ラクマでポイントの4割程度で売却されていたので、100株で最低限1,600円の価値があると思います。
個人的な好み(+20%):
学研の教材に親近感を持っており、非常に好きです。調べる前のイメージとは違い、教育以外の事業を持っており、少子化の悪影響を受けないような気がしました。財務が良好なのも魅力的です。
私は、景気に左右されるメーカー株を多く保有しており、学研株を保有することで、事業ポートフォリオの安定性にもつながると思います。最低限100株、1株あたり優待利回りは悪化しますが区切りの良い400株購入したいと思いました。
個人的な目標株価
PER67×14倍=938
PBR1,102×0.7倍=771
プレミアム855×1.1×1.1×1.2×1.2=1,490
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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