日本ヒューム、アジアパイルなどコンクリート構造物の会社を調べて、寡占となっており、業界的に安定しているとわかりました。
急な株価の高騰は期待できなそうですが、長期で保有し、配当利回りを取っていくという戦略はありだと感じ、調べてみました。
太平洋セメント系。
四季報
官需8割以上。
ボックスカルバート(矩形コンクリ管)主力。
耐震工法得意
沿革
1923年 名古屋市に操業
1961年 株式上場
1989年 兵庫県西脇市に兵庫工場設置
2016年 福島県郡山市に福島事務所開設
事業内容
コンクリート関連事業
(セメント二次製品部門)
セメント二次製品(ヒューム管、ボックスカルバート、コネクトホール、共同溝、電線共同溝、テールアルメ、ホームガレージ、耐震性防火水槽、雨水貯溜槽等)の製造及び販売
(工事部門)
コンクリート製品の敷設工事等
(その他部門)
工事用資材及びコンクリート製品に装着する資材等の仕入及び販売
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
単18.3 | 11,019 | 607 | 635 | 411 | 31.3 | 12 |
単19.3 | 10,256 | 442 | 485 | 311 | 23.7 | 12 |
単20.3 | 9,802 | 568 | 589 | 381 | 29.0 | 13 |
単21.3 | 8,417 | 508 | 574 | 410 | 31.2 | 13 |
単22.3 | 6,467 | 365 | 480 | 309 | 23.6 | 13 |
財務諸表
資産
現金預金47億円(34%)
有形固定資産24億円(18%)
投資有価証券9億円(6%)
関係会社株式10億円(7%)
負債
有利子負債7億円(5%)
純資産
自己資本比率75%
配当性向55%
利益剰余金79億円(58%)
損益計算
売上高
営業利益率5.7%
経常利益率7.4%
当期純利益率4.8%
キャッシュフロー
投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 214 | 209 |
固定資産 に対する支出 | 225 | 193 |
株価 個人的な購入価額
700円(2022.8.19)
配当利回り(会社予想)1.86%(08/19)
1株配当(会社予想)13.00(2023/03)
PER(会社予想)(単)29.69倍(08/19)
PBR(実績)(単)0.92倍(08/19)
EPS(会社予想)(単)23.58(2023/03)
BPS(実績)(単)764.79(—-/–)
直近5期の平均EPS:28円
進捗:29%
需要・顧客構造(+5%):
官公庁の公共事業に大きく依存しており、景気に業績が大きく左右されることはなさそうです。
競争環境(+10%):
この業界は、アジアパイル・三谷セキサン・日本コンクリート・トーヨーアサノが競合で、寡占状態であり、市場環境は厳しくなく、安定した収益を稼げそうです。
ビジネスモデルの有望性(▲25%):
内需に依存しており、市場の縮小が気になります。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲10%):
自己資本比率7割超、資産に対する現金保有比率34%と超キャッシュリッチな会社です。一方、買収防衛策を有しているので、物言う株主からの圧力は期待できなさそうです。また、上昇するカタリストがなさそうなので、あまり購入したくありません。
個人的な目標株価
PER28×14倍=392
PBR765×0.7倍=536
プレミアム464×1.05×1.1×0.75×0.9=362
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
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以上
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